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: 2003/09/11(木)23:36
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396: [] 演出 小松隆ディレクターインタビュー 凝縮した3年間、その人生の濃さをこころに託してみたかった 失われつつある日本の「人情・心意気」を浅草に見いだした 少し前まで、日本のどこにでも転がっていた人情や心意気を感じられる町が、 一種フィクションとなってしまうのが現代です。職人や大衆芸能といった人の 濃さが残る。やはり人情を描ける町は、浅草だと思いました。 実際、職人さんたちを取材してみると、彼らは自分の仕事をしながら、地域の ことも考えているんですよね。そこで、何代も続く地域性を自然と身につけ、 家業も大切に受け継いでいる。そうした親の背を見て、これからの浅草がどう あるべきかを、次代を担う若者たちが考えているんです。 こういう浅草が背景なら、困難すら追い風にして、地域に生きる鰻屋の十代目、 現代っ子のこころを、自然に生み出せると思いました。 自分の足元を見つめたこころの目覚めと成長 そして、これから・・・ 夢に向かって突き進んでいくのが、純然たる連続テレビ小説のヒロインだとす れば、こころは父との別離以外、鰻屋の娘として不自由なく育ち、客室乗務員 という夢も実現してしまっている。祖母・いづみの江戸っ子らしい気質を受け 継ぎ、後先考えずに突っ走る「普通の女の子」だったんです。 そんなこころが、人々との出会いを通じて、少しずつ大人になっていく。その 「心」の目覚めを描きたかった。自分の血に流れる、女将という生き方に気づ いていったのも、こころの目覚めのひとつです。 人生への視点を大きく変えるには、皆さんからの反響が大きかった優作との別 れが、こころにとって必要なできごとでした。 僕たちとしては、最愛の人の死をどう乗り越えていくか、視聴者の皆さんにも、 彼女の力を信じてあげてほしかったんです。そして優作のことを、大切に心に とどめて日々を送り、こころははじめて、さまざまなことに足をとめ、人生を 選択していくようになったんです。 血のつながりを超えて、人間同士がどうつきあっていくか、という問題も、こ ころを大きく成長させた要因です。こころと倖・優太、さらに子どもたちの実 の母カンナ。すべて含めた家族関係が、浅草の人々とのつながりの濃さによっ て、自然と一つに融合されていったと思います。 匠との恋愛も、以前のこころなら正直に突っ走ったでしょうね。でも、大人と してはそうはいかない。最終的に匠とは、家族をはじめとする浅草の仲間たち が後押ししてくれ、これから素直に愛情をはぐくんでいくでしょう。 女将として浅草にいきていくこころという女性 夢だった客室乗務員を辞めてまで、彼女は鰻屋を継いでいきますが、それは浅 草で家業のある家に育った子として、祖母で八代目のいづみ、九代目を務める 母・美佐子の背を見てきたこころの、自然の目覚めであり、地に足がついた人 生の選択です。 昔のこころは勢い腕をまくり、生きてきた。それが心意気の真意である「人を 思いやる心」を周囲の人に気づかされながら、まぎれもない浅草の「きよ川」 十代目女将に成長していくことでしょう。そんな姿を視聴者の方には、余韻と して思い描いてほしいですね。 そして、僕としては、<こころ>を通じて生まれた数え切れない出会いに、心か ら感謝したい思いです。 小松隆 こまつたかし 1950年生まれ。新潟県出身。’74年NHK入局。これまでに手がけたド ラマは、<翔ぶ男><定年ゴジラ>、大河ドラマ<信長>、金曜時代劇<新・腕におぼ えあり>など多数。連続テレビ小説は<澪つくし><純ちゃんの応援歌><春よ、来 い>などを担当しており、<こころ>で10作目を数える。 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/movie/2195/1041863995/396
演出 小松隆ディレクターインタビュー 凝縮した3年間その人生の濃さをこころに託してみたかった 失われつつある日本の人情心意気を浅草に見いだした 少し前まで日本のどこにでも転がっていた人情や心意気を感じられる町が 一種フィクションとなってしまうのが現代です職人や大衆芸能といった人の 濃さが残るやはり人情を描ける町は浅草だと思いました 実際職人さんたちを取材してみると彼らは自分の仕事をしながら地域の ことも考えているんですよねそこで何代も続く地域性を自然と身につけ 家業も大切に受け継いでいるそうした親の背を見てこれからの浅草がどう あるべきかを次代を担う若者たちが考えているんです こういう浅草が背景なら困難すら追い風にして地域に生きる鰻屋の十代目 現代っ子のこころを自然に生み出せると思いました 自分の足元を見つめたこころの目覚めと成長 そしてこれから 夢に向かって突き進んでいくのが純然たる連続テレビ小説のヒロインだとす ればこころは父との別離以外鰻屋の娘として不自由なく育ち客室乗務員 という夢も実現してしまっている祖母いづみの江戸っ子らしい気質を受け 継ぎ後先考えずに突っ走る普通の女の子だったんです そんなこころが人との出会いを通じて少しずつ大人になっていくその 心の目覚めを描きたかった自分の血に流れる女将という生き方に気づ いていったのもこころの目覚めのひとつです 人生への視点を大きく変えるには皆さんからの反響が大きかった優作との別 れがこころにとって必要なできごとでした 僕たちとしては最愛の人の死をどう乗り越えていくか視聴者の皆さんにも 彼女の力を信じてあげてほしかったんですそして優作のことを大切に心に とどめて日を送りこころははじめてさまざまなことに足をとめ人生を 選択していくようになったんです 血のつながりを超えて人間同士がどうつきあっていくかという問題もこ ころを大きく成長させた要因ですこころと倖優太さらに子どもたちの実 の母カンナすべて含めた家族関係が浅草の人とのつながりの濃さによっ て自然と一つに融合されていったと思います 匠との恋愛も以前のこころなら正直に突っ走ったでしょうねでも大人と してはそうはいかない最終的に匠とは家族をはじめとする浅草の仲間たち が後押ししてくれこれから素直に愛情をはぐくんでいくでしょう 女将として浅草にいきていくこころという女性 夢だった客室乗務員を辞めてまで彼女は鰻屋を継いでいきますがそれは浅 草で家業のある家に育った子として祖母で八代目のいづみ九代目を務める 母美佐子の背を見てきたこころの自然の目覚めであり地に足がついた人 生の選択です 昔のこころは勢い腕をまくり生きてきたそれが心意気の真意である人を 思いやる心を周囲の人に気づかされながらまぎれもない浅草のきよ川 十代目女将に成長していくことでしょうそんな姿を視聴者の方には余韻と して思い描いてほしいですね そして僕としてはこころを通じて生まれた数え切れない出会いに心か ら感謝したい思いです 小松隆 こまつたかし 1950年生まれ新潟県出身74年入局これまでに手がけたド ラマはぶ男定年ゴジラ大河ドラマ信長金曜時代劇新腕におぼ えありなど多数連続テレビ小説はつくし純ちゃんの応援歌春よ来 いなどを担当しておりこころで10作目を数える
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