ここだけファンタジー世界汎用スレPart33 (1000レス)
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925
(1): ラース@復讐者 2013/06/14(金)17:13 ID:T6mITRzQ(4/9) AAS
>>924
ぐずりと、人と変わらぬ脆さを持った肉の身体は杭の貫通を許す
食道に傷でも入ったか、口の端から血が溢れ―――

「…首を落とさぬ、心臓を貫かぬ“傲慢”よ」

―――微動だに、せず。
辺りの気温が更に上がる。殺気は最早明確すぎる殺意へと変貌する

「覚えておけ小僧――これはな」

一足で、5mは有ろうかと言う距離を一気に跳び込む
一流の剣士は一足で3m跳び込むと言われるが…傷付いた“怒り”はそれ以上を優に跳び越える
省4
926
(1): クルーキー@闘争者 2013/06/14(金)17:32 ID:g/jqSNng(4/9) AAS
>>925
「先手を譲ってくれたんだもの。だから…。
 ・その慢心に対してはしっかりペナルティを貰うよ。
 ・勝負事の機微を知っている人はここで終わらせないよ。
 …だよ☆」
 そのラースの余裕に「あは☆」と笑う。

「もっと本気を出せる相手だったなんて。出し惜しみしないでよ。
 でないと君の起こした業火ででも僕が不完全燃焼さ。
 …って暑いね。」
 さっきの杭の正体に繋がるのかは判らないがクルーキーの像が薄まっていく。
省6
927
(1): ラース@復讐者 2013/06/14(金)17:55 ID:T6mITRzQ(5/9) AAS
>>926
「当然…千年以上磨き続けた剣の腕を嘗められては困る」

まだ、終わりはしない…此処で終わってくれる程簡単な相手なら良かったが
チリリと―――焼ける様な痛みと引き換えに、杭に貫かれた穴の表面が塞がる。とは言え完全では無いのは自分でも分かっているが

大剣を振り切ると、すぐさま振り上げる様にして上段の構えをとった
鋏が開かれると、一歩下がって―――それでも完全に鋏からは逃れられず。先端部が胴体に辺り

―――ミシリ
2枚の刃の擦れ合わない先端部。それを自らの身で受け止める
鋏。それは刃そのものの切れ味でなく“せん断力”を応用した道具である。
故に刃の擦れ合わぬ箇所を使えばどうしても自分の力で刃を押し込む必要があり…幼い身体で、大人1人の肉に刃を押し込むのは容易ではない
省4
928
(1): クルーキー@闘争者 2013/06/14(金)18:11 ID:g/jqSNng(5/9) AAS
>>927
「一千年?!あはははは剣どころか人生の大先輩じゃないか。
 本気を出せない無礼は許してね♪…僕はそういう風にできているんだ。」

 それにしても不自然だ。
 例えば不動明王火界呪。致命傷を避けられる程の手練であっても火傷くらいは負うはず。
 いや、魔術やら属性やらで火傷を避けられても着衣の欠損くらいはありそうなはず。
 目の前の人間の少年のような悪魔には傷の痕跡が着衣にすらなかった。

「許せないな。僕より強いやつ…悪魔であっても竜であっても…"神"であってもッ!
 復讐者なんて仇よりちょっと強けりゃいいだけじゃん。
 僕は最強じゃないといけないんだよ!!」
省8
929
(1): ラース@復讐者 2013/06/14(金)18:42 ID:T6mITRzQ(6/9) AAS
>>928
「我とて大罪は使えぬ…お互い様よなァ!」

不動明王火界呪
それがラースを傷付けないなんて・・・いつ言ったろうか
常に身の内で燃え続ける怒りの火種。それは常に…ラースに痛みを齎していて
服はほら、ズボンしかないし…燃えたら色んな意味で拙い。

「つまり、だぁ…貴様に復讐する我は、今の貴様より強く無くてはならんのだろう?」

だから、押し勝つと
文字通り烈火の如く攻めて攻めて攻めて。怒りの一片でも晴らした果てに往こう

「ギミック付の鋏か…されど、遊びが多い
省5
930
(1): クルーキー@闘争者 2013/06/14(金)18:55 ID:g/jqSNng(6/9) AAS
>>929
「馬鹿な、だって僕は僕は相手が強ければ強いだけッ、
 その分だけ自分の力を開放できる…そういう存在なんだ!
 いくら年の功を重ねていても悪魔にはロジックがある。
 僕は相手と常に対等に勝負ができるはずなのに…はッ!」

 そう、より強固な悪魔程、強固なルールに縛られている事が多い。
 目の前にいるのは復讐の業火。お互いになんというペテンだ。
 ラースは自分のための復讐という大義名分を掲げて、
 闘争し尽くせる自分クルーキーを迎え討ったのだ。
 
省5
931
(1): ラース@復讐者 2013/06/14(金)19:09 ID:T6mITRzQ(7/9) AAS
>>930
「……我自身は強くないとも
 身体能力であれば、なァ」

ボロボロになる程強くなる何て矛盾
それを孕むのにはそこそこ無茶をする必要がある
と言うか強くなる前にやられる場合も勿論有る…筈なのに、それでも生きて居る。長い時間を。

「…汝の言う強さと言うものは分からんが
 我は多少、汝より己の身体の使い方を知っているだけの事。」
「1000年、それだけの時間を剣を振る事にしか宛てなかった我等、塵芥に等しいとも」

それが強さと言われても、あまり実感は無い
省7
932
(1): クルーキー@闘争者 2013/06/14(金)19:17 ID:g/jqSNng(7/9) AAS
>>931
「僕は…君がいつもいる時計台の上に一跳びで行けるんだ。
 僕は悪魔だ、悪魔や天使の翼を引きちぎる事ができる。
 僕は悪魔だ、竜が強力であれば鱗を一枚ずつ引き抜ける。
 僕は悪魔だ、人間なんて師団単位で串刺せるんだ。
 僕は悪魔だ…僕は悪魔だ…僕は…悪魔…だ…うう。」

 両手両膝を地面につき涙をこぼし始める。

「僕は…悪魔なんだ…。脆弱な鬼や人亜人、妖精の類じゃない。
 教えろラース!!おっぱいというのはそんなに強いのか!!」
933
(1): ラース@復讐者 2013/06/14(金)19:27 ID:T6mITRzQ(8/9) AAS
>>932
「この大たわけめがぁぁぁぁ!!」

思わず、彼の言葉に反応して彼の頬目掛けて右拳を振るってしまう
嗚呼、何を言っているのかと。何をほざいているのかと。

「“おっぱい”とはァ、強さで表せぬもの」
「“おっぱい”とはァ、悪魔なぞ…いや魔神すら霞む“偉大なもの”」

「優しく触れねば崩れ、慈しまねば離れていく恋人に等しい―――!」

寧ろ恋人に揉ませて貰うものではないのか。
そんなツッコミ、独身野郎に届く筈も無く。彼の言葉はどんどん熱を帯びていく
省4
934
(1): クルーキー@闘争者 2013/06/14(金)19:38 ID:g/jqSNng(8/9) AAS
>>933
 拳を受けて吹き飛ばされる。
 流石悪魔のパンチだ、自然に優しくない。
「ガアァッハ!く…!思い出したぞ!
 おっぱいとは生き物のメスの胸の脂肪のこぶ!!」
 殴られたあと体勢を整えて吐血を腕で拭う。
「強さで表せない者、この闘争者には…価値などない!!
 ラース!貴様に受けた屈辱へあえて"復讐"しようじゃないか。」

「貧乳をステータスにしてやる!無乳が支配する世界で絶望しろ!
 バストはトリプルAカップを頂点とする悪夢の時代を築いていやる。
省5
935: ラース@復讐者 2013/06/14(金)19:50 ID:T6mITRzQ(9/9) AAS
>>934
「く、ははははは。面白い!やってみるがいいわ小僧!だが我は予言してやる!」

ゆらりとラースの身体の輪郭がボヤけだす
嗚呼別れの時・・・今だけは勝ち逃げさせて貰うし、それに

「貴様も!おっぱいに触れたその瞬間から!
必ずやおっぱいの虜になっているであろうとなぁ!」

盛大な笑い声と共に彼は陽炎の如く消えていき
嗚呼今回も、これからも勝たせて貰うと宣言したのだった
936: クルーキー@闘争者 2013/06/14(金)19:55 ID:g/jqSNng(9/9) AAS
「ラアアアァァァァアアアス!!」

 クルーキーの声は森の中で空に虚しく消えていく。

「僕は!僕は!おっぱいなんか認めない。
 でないと僕はお前に勝てないんだ!!
 闘争と一瞬の勝利、それこそが僕の望むものだ!
 そのためならば世界の価値観すら変えてやるッ!!
 僕はラースを倒す!僕はラースを倒す!
 身も…心もだッ!!」

 少年の姿の悪魔は誓った。
 打倒、おっぱいを。
省1
937
(1): ナスカンディア@翼人 2013/06/15(土)01:40 ID:ShzWSxC.(1/6) AAS
湿った木々が軋む船内の中に、足音が一人分。
向かっているのは、ヤロスラヴァさんのお部屋、兼、病室。
でも、その足取りは重い。お見舞いをしなければ、とは思っているのだけれど、なにを話せば良いものか。
まさか、そんな弱い身体で長期間の航海ができるとでも? だなんて、言うわけにはいかないし。

「……はぁ」

迷っているうちに、そのお部屋の前までたどり着いた。
前に立ち、はぁ、と息を吐く。来てしまったのならば、しょうがないか。
なにか適当な雑談をして、さっさと帰ってしまおう。なにか、ヘンなことを言う前に。

軽く丸めた手を挙げて、木製のドアを叩く。
コンッと、一度だけ叩いて、躊躇し、うつむき、やめようかな、なんて小さく呟き。
省3
938
(1): ヤロスラヴァ@海賊魔術師 2013/06/15(土)01:47 ID:ifaLFhNI(1/6) AAS
>>937
「ナスカンディアさん、ですか?」
その願望とは裏腹に、部屋の主の声が返ってきた。
返ってきてしまったというべきか。

「どうぞ、あいていますよ」
部屋に招き入れられる。さて、どう応対すればいいのやら。
彼女なりにがんばってはいる。いるのだが、ナスカンディアの目からはどうにも不足気味。
そしてこの虚弱な体である。

とりあえず部屋に入ると、なにやらノートのようなものをとっている。
少し見ると、書かれているのは彼女に教えた船体の壁の修理法。
省1
939
(1): ナスカンディア@翼人 2013/06/15(土)02:04 ID:ShzWSxC.(2/6) AAS
>>938

この時間、いないわけがないか。でもこうして挨拶した手前、そのまま帰るわけにはいかない。
お邪魔します、とドアノブを捻って、室内へと。

「……あれ?」

入って早速、手記に何かを書いている姿が見えて、素っ頓狂な声を漏らしてしまう。
歩み寄り、ひょこり、とそれを覗き込む。書かれているのは、修理方法。
確かに少し前に、手取り足取り教えた物だけれど。

「頑張ってますね」
省7
940
(1): ヤロスラヴァ@海賊魔術師 2013/06/15(土)02:10 ID:ifaLFhNI(2/6) AAS
>>939
「忘れることがないように、書き留めているんです。
 しっかりと船員として、役にたつようになりたいですから」
まじめ、ひたむき。まさに彼女はその言葉に当てはまるだろう。
すべてを書き留め、学習を怠らない。すべては少しでも役に立つため。
もともと水と親和性も高かったので、少しくらいなら風も読めるようになってきた。

「あ、ご、ごめんなさい。
 これでいいと思って書いていたのですが……」
癖でペンが走ったか、それとも記述を間違えたか。
他に間違いはないだろうかと、ナスカンディアにチェックを入れてもらう。
省5
941
(1): ナスカンディア@翼人 2013/06/15(土)02:17 ID:ShzWSxC.(3/6) AAS
>>940

「そうですか」

まずは手記のチェック。間違っていたところは、ササッと修正を書き加える。
といっても、それほど修正する部分は多くはない。
むしろ、思った以上に少ないぐらい。教えた身としては、嬉しいのだけれど。

その為に、ヤロスラヴァさんのお話は一度は聞き流してしまう。
書かれていた全てのチェックを終えて、よしっ、と一人で納得して。

「……しかし、ホントに治るのですか?」
省7
942
(1): ヤロスラヴァ@海賊魔術師 2013/06/15(土)02:23 ID:ifaLFhNI(3/6) AAS
>>941
「あ、ありがとうございます。
 どうしてもわからないところや、聞きそびれてしまった部分もありますから」
とはいえ、ナスカンディアの想像より遥かに少ない添削の数。
縄の時もそうだが、飲み込みも早いようだ。

「お医者様は、治ると言ってくれました。
 ただ、魔力の抵抗が予想されるので、途中は苦しくなるときもあると」
意思を持つ魔力。もちろんそんなものはないはずだ。
ただ、彼女の話では明確に彼女の制御を魔力が拒んでいるようにも聞こえる。

「わぁ……ぜひ行ってみたいです。私、ずっと里にいたので外の世界をほとんど知らないんです。
省5
943
(1): ナスカンディア@翼人 2013/06/15(土)02:37 ID:ShzWSxC.(4/6) AAS
>>942

「もちろんです!」

旅は好きだし、この海賊の誰よりも色んな場所を飛び回ってきた自信がある。
今はこうして船に乗ってるけれど、ホントは空が私の縄張りなのだから。
華国とか、誰も行ったことがないんじゃないかな。私は行ったことがある。楽しかった。

「例えば、そうですね……」

腕を組んで、少しばかり考え込み。
省9
944
(1): ヤロスラヴァ@海賊魔術師 2013/06/15(土)02:43 ID:ifaLFhNI(4/6) AAS
>>943
「山の上に炎がたぎっているのですか……
 私は水のあるところばかり見ていましたから、そう言うものも新鮮でいいかもしれませんね」
水の化身が火口を探検する。
アンバランスきわまるが、それがいいのかもしれない。

「海蛇ならこの前の依頼で見ましたね。
 すごく大きくて、まともに相手はしたくないですね」
そうして、おしゃべりが弾む。
おしゃべりの間に、ナスカンディアがまじめな顔になった。
内容は、はじめて会った時のこと。
省8
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