FFDQかっこいい男コンテスト 〜ドラゴンクエスト9部門〜 (6レス)
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2: 2009/08/22(土)02:09 AAS
では最初で恐縮ですが、主人公×ルーフィンで書いてみました。

・性描写あり。
・べクセリアのイベントをネタバレしています。

 その日、帰宅した僕はいつもどおり書斎で封印の祠について調べていた。エリザが亡くなってから夜になると人寂しくなる。義父母は同居をしないか、と勧めてくれてはいるが、僕はエリザと暮らしたこの家を離れるつもりは無かった。
夜遅くまで研究をしているから迷惑を掛けそうだったし、第一、エリザがまだ、この家に居てくれているような気がしてならなかったからだ。

 資料に没頭しているところへふいにノックがして我に返った。そういえば、昼間、エリザの実家で町の人たちに古文を教えている時に以前、封印の祠へ護衛としてついていってくれた旅人が訪れてくれたのだ。
彼らとゆっくり話ができなくて夜に来てくれるよう頼んだのだった。彼らは世界中を旅をしているらしいから、きっと面白い話を聞かせてくれるだろう。
 それに夜の人恋しさも紛れる。

「ナインさんですか?開いてますよ、どうぞ。」

 僕は資料を片付けながら外へと声を掛ける。扉が開き、青い羽根帽子がまず目に入って僕は目を丸くした。凛々しい魔法戦士の姿でナインさんは現れたのだ。

「昼間お会いした時はバトルマスターの姿だったような気がしたのですが、その姿もお似合いですね。」

 何故わざわざ転職したのか不明だったが、明日にでも魔法戦士の力が必要なクエストに挑戦するのかも知れない。以前、護衛してもらった時よりも魅力を増した気がして、僕は思わず目を細めて彼を見た。
やはり、彼には人を魅了する力があるのだろう。

「お話というのはなんですか。できれば例の帝国の話を聞きたいのですが。」

 お茶でも入れよう、と僕が彼のそばを通り抜けようとしたとき、不意に手首を掴まれた。

「ルーフィンさん、髪が生乾きですけど、もうお風呂は済まされたのですよね?」
「え?ええ…。」

 なんでそんなことを聞くのか面食らっていると、彼は書斎の奥に目線を投げて「本当にやっちゃいますよ?」と呟いた。

 まるで誰か居るかのように話すので思わず振り向こうとしたとき、彼にいきなり引き寄せられ、唇を奪われた。
口内を味わうようにゆっくりと蹂躙され、思わず腕を突っ張って逃げようとしたが、彼に両腕ともつかまれ、ビクともしなかった。
久しぶりのキスである上、相手に好きなようにされたのは初めてだ。僕の抗議は全てうめくだけで意味を成さない。
 ようやく解放されたときには膝が震えて逆に相手にすがるように立っていた。
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