第2回東方最萌トーナメント 17本目 (1000レス)
第2回東方最萌トーナメント 17本目 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/20311/1107401480/
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15: Silent Selene(4/5) [] 「・・・・でも」 「?」 「輝夜さんの罪はあの時、許されたんでしょう?そうしたら、なんで使者を殺す必要が・・・・?」 永琳さんはそう言うと、少し悲しげに目を伏せた。 「そのはずだったんだけど・・・・実際は、違ったの。月のみんなは・・・・姫を一旦許しておいて、亡き者 にする計画だったのよ」 「え・・・・なんで、そんな・・・・」 「姫が戻ってこられては、都合の悪い連中がいた。これで、いいかしら」 「え・・・・はい」 本当は全然納得できなかったけど、頷くしかない。だって・・・・永琳さんの表情が、これまでに見た ことがないくらい悲しそうになってたから。 「正直言ってね、姫に味方したことは、私は後悔してないわ。だって、姫はこれまでに何回も私を助 けてくれて・・・・少しでもご恩をお返ししないと、私には耐えられないもの」 でもね、と、言葉をつないで、 「そのために何人も月人を殺して・・・・罪を重ねてしまったことには、それでよかったのか・・・・わから なくて・・・・」 ぽろ、と、永琳さんの目から何かが零れた。・・・・え?泣いてらっしゃるの?私には一瞬、何かわか らなかった。普段あんなにも強そうな永琳さんが、急に泣くなんて・・・・。 「でも、それでもよかったんじゃないの」 「っ!え、パチュリー様!?起きてらしたんですか・・・・!!」 「ちょっと前からね」 「よかった・・・・!」 思わず抱きついてしまう私を、パチュリー様は払おうともしない。それだけで、私は嬉しくなる。 「ちょっと、って、一体いつからなの?」 「そうね、あなたが繁みの中に入っちゃったってあたりからかしら?」 「ほとんど全部じゃないの・・・・」 永琳さんは呆れた 「だって二人とも、私のベッドのそばで話してるから。イヤでも聞こえちゃうわよ。それに・・・・盗み 聞きしてた人もいるようだし」 http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/game/20311/1107401480/15
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