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LCHFケトジェニック・カーボサイクリング実践者専用スレreturns [無断転載禁止]©2ch.net (927レス)
LCHFケトジェニック・カーボサイクリング実践者専用スレreturns [無断転載禁止]©2ch.net http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/
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14: 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2016/04/01(金) 18:59:36.28 ID:Srpinn16 (続き) Social eating is one consideration for many, espcially if you are being hosted or visiting another country. Social eating(社会的な食事)はやはり大事で、あなたが招かれる側であったり、外国を訪れるようなときには特にそうです。 Also, if I'm hosting dinner I wouldn't want to make others conform to my self imposed eating habits. 私がディナーのホスト側に立つときも、お招きする方々を私の食の流儀に合わせて貰おうなどとは更々考えていません。 I suggest self experimentation to find out what is best for you given your personal goals, activity levels or health situation. 人それぞれの状況の中での私的な目標や、活動レベルや、健康度に応じた最善の方法を、各々が自己実験しながら見つけていくことが大事なのかなと思います。 My observation is that most benefit from some form of carb restriction in one way or another. 最大の利益を上げる糖質制限のやり方はひとつに限らない、というのが私の見立てです。 If someone is "ketoadapted" it may be best to throw in some carb pre or intra workout. this is a common trend ケトン体質の人がワークアウト前や最中に幾らかの糖質を摂るのが最適かもしれないし、最近はそういう傾向になってきています。 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/14
15: 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2016/04/01(金) 18:59:36.39 ID:Srpinn16 (続き) 同21日、ドミニク先生の追加コメント --- Is there a difference in benefits or long term health between the classical KD (4:1 ratio) vs a more moderate low carb approach that is 2:1, 1:1, modified Atkins, Paleo, etc.? We have not answered yet. 古典的なケトン食(4:1 ratio)と、もっと緩い2:1, 1:1, 修正アトキンスやパレオのようなlow carbとで、有益さの度合いや長期的な健康影響への違いはどれほどあるのか? 私たちはまだその答えを手にしていない。 I chose a more moderate approach to ketosis, although I will occasionally spike levels by further restricting carbs and protein and/or adding ketone supplementation. 今の私はケトーシスに対してより穏当なアプローチを選択していますが、ときどき糖質と蛋白質の制限量を厳しく絞ったり、ケトンサプリを摂って血中ケトン爆上げもしようと思っています。 People need to find what works for them by assessing how they feel and objectively checking important biomarkers in the bloodwork 個人的な体感と、血液検査の客観的な数値でチェックしながら、身体の中で実際何が起こっているのかを知る必要があります。 (from Dr. Dominic D'Agostino's FB) http://ameblo.jp/manuka2010/entry-11800288343.html http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/15
16: 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2016/04/01(金) 18:59:36.53 ID:Srpinn16 ・・・ということで、以上をまとめますと 導入期できっちりとketo-adaptationを完遂できることが前提になりますが 適応できて以降は、がん治療後経過観察中などの特別な目的がない限りは 血糖値が70台を下回っていくような高濃度ケトーシスを維持する必要は無し。 平時は0.5mM/L前後のセミケトジェニックで過ごし、 トレーニングにあわせて適量の糖質を摂るのは全然アリ、というのが昨今の趨勢。 (preworkから摂るのがベストかどうかは、運動の種類や強度や目的や体質により異なる) しかしときどきはfastingやココナッツオイル大量摂取でリブートを行って 血中ケトン濃度をピーキーに爆上げる機会を定期的に持つことが、keto-adaptation維持に有用。 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/16
17: 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2016/04/01(金) 18:59:36.62 ID:Srpinn16 中性脂肪と脂肪酸の分子構造、MLCTの構造・吸収経路・代謝過程における際立った特性、 ケトジェニック導入期におこる生理的・生化学的・分子生物学的な変化を概説。 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/shapeup/1438747374/437-444 437 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/08/22(土) 13:03:18.05 ID:Wk1D80RK 別スレからの持ち帰り案件ですが、こちらにログを集めるのが適切かと思いましたので 「C12以下の中鎖脂肪酸を約6割含むMLCT(medium- and long-chain triglyceride, 中鎖長鎖混合トリグリセリド)」の特性について、不定期連載してゆきます。 (薬事法的なナニがアレなため、このような表現とさせて頂きます) 連載中では、上述の「C12以下の中鎖脂肪酸を約6割含む」脂肪酸構成の食用油脂のことを単に「MLCT」と表現し、他の脂肪酸構成比率のものについてはその都度詳述します。 毎回そこそこの長文になりますので、長文読みたくない方は【連載】をNG登録してください。 頂いたお題は以下 --- 疑問の本質は、貯め込んだ脂肪を放出するために 糖質を切るだけじゃ済まなくて、外部から熱量が高い油脂を 大量導入する必要性があるのかってこと。 燃えやすい油を入れることで、貯留脂肪の使用率が多少上がっても 外部から導入した油脂が増えた分を上回るほど使用率は上がるのかって。 基本的に体が消費するエネルギー量は大きく変わらないはずだから 減量のために脂質を補給するのは逆効果だろうってこと。 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/shapeup/1434088102/840 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/17
18: 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2016/04/01(金) 18:59:36.72 ID:Srpinn16 438 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/08/22(土) 13:04:06.89 ID:Wk1D80RK 【連載 00】用語の整理、「ケトン体質」と「ケトーシス」の区別 ケトーシスの種類は、大まかに分けてふたつ: ・Spontaneous (endogenous) ketogenesis 内因性(自発性)ケトーシス 体脂肪由来のケトン産生 ・MCFA-induced ketosis, exogenous ketosis 中鎖脂肪酸誘発性ケトーシス、食事性(外因性)ケトーシス 「ケトン体質」とは、(白澤先生の造語っぽいのだが) 脂肪酸代謝・ケトン代謝に慣れて、脳や筋肉がケトンを積極的に使うようになること。 「ケトーシス」は、ケトンがつくられて血中ケトン濃度が上がること。 「ケトン体質」になるには、糖質制限開始から2週間程度。 「ケトーシス」になるには、食事由来の糖質を断って2日以内。 ※ただし、脂肪酸β酸化系酵素群が適応的に誘導されていない人では、更に日数がかかる。 連載で扱う内容(暫定、順不同) ・ケトン体と短鎖脂肪酸 ・MLCTの分子構造 ・MLCTの消化管内から末梢循環への移行経路 ・脂肪酸β酸化亢進スイッチ(PPARs)の話 ・脳の食欲抑制と肝の糖新生抑制の話 ・開かずの箪笥預金の話 その他、思いついたら&リクエストがあれば随時追加します。 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/18
19: 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2016/04/01(金) 18:59:36.87 ID:Srpinn16 439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/08/22(土) 13:04:37.79 ID:Wk1D80RK 【連載 01】 ケトン体、短鎖脂肪酸、その細胞膜通過 ヒトの体内で産生される「ケトン体」と呼ばれる分子は、βヒドロキシ酪酸、アセト酢酸、アセトンの3種類があります。その中でも、ケトン基を持たない「βヒドロキシ酪酸」の様々な生理活性作用が注目されてきています。 ケトン体は、分子末端にカルボキシル基を1つ持ち、 モノカルボン酸トランスポーター(MCT, monocarboxylate transporter)を経由して イ ン ス リ ン 非 依 存 的 に 細胞膜を通過します。 MCTを経由して細胞膜を通過する物質は、ケトン体の他に、酢酸、乳酸、ピルビン酸などがあります。 酢酸は、肝臓でケトン産生と同時に産生され、脳を含めたほとんど全ての臓器で ブドウ糖の代替エネルギーとして代謝されます。 短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸)は、腸内細菌叢を構成する酪酸菌により 食物繊維やレジスタントスターチの発酵過程で生成されます。 これらの99%以上は大腸粘膜上皮細胞の生理機能維持とエネルギー供給源となります。 一部は門脈経由で肝臓へと達し、その90%以上が肝細胞に取込まれ代謝され、残りが末梢血中に向かいます。 末梢血中の微量の短鎖脂肪酸は、シグナル分子として振舞い、全身諸臓器におけるエネルギー源の維持や成長、脂肪合成に重要な役割を果たしています。 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/19
20: 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2016/04/01(金) 18:59:37.03 ID:Srpinn16 440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/08/22(土) 13:05:33.88 ID:Wk1D80RK 【連載 02】トリグリセリドの構造 トリグリセリド(トリアシルグリセロール)は E三 のような形をしています。 1分子のグリセロールの3カ所の結合部位に 炭素長の異なる脂肪酸が、ランダムに配向されています。 リパーゼで加水分解したところの模式図: グリセロール → E 三 ← 遊離脂肪酸(3本) 配向部位と結合本数によるバリエーション: E ̄ 1-モノアシルグリセロール (MAG) E一 2-モノアシルグリセロール E_ 3-モノアシルグリセロール E二 1,3- ジアシルグリセロール(DAG) このうち、トリグリセリド再構成の基質となるのは、2位に長鎖脂肪酸が結合した E一 2-モノアシルグリセロール のみです。 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/20
21: 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2016/04/01(金) 18:59:37.17 ID:Srpinn16 441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/08/22(土) 13:06:40.84 ID:Wk1D80RK 【連載 03】MLCTの消化と吸収 C8, C10, C12の中鎖脂肪酸は、唾液腺リパーゼと胃リパーゼで消化され、グリセリンとの結合が切れます。 遊離の中鎖脂肪酸の吸収は 胃 粘 膜 か ら 始まり、アルブミンと結合して門脈経由で肝臓に向かいます。 櫛の歯が抜けるように中鎖脂肪酸が抜けたジアシルグリセロールやモノアシルグリセロールは、 十二指腸に達し、膵リパーゼの消化を受けて胆汁酸とミセルを形成し、小腸上皮に吸収されます。 管腔側から基底膜側へと小腸上皮内を移動しながら、トリグリセリドへの再構成が行われますが 再構成の基質となる2-モノアシルグリセロールが不足するため、遊離長鎖脂肪酸の端数が発生します。 これらは細胞膜にあるFAT/CD36 (Fatty acid translocase)を介して門脈血中に放出され、 中鎖脂肪酸と同様、アルブミンと結合して親水性を得た状態で肝臓に向かいます。 LCT (long chain triglyceride) とMLCTが大きく異なるのは 多数の遊離の長鎖脂肪酸分子が門脈経由で末梢血に放出されるという点であり、 これが中枢神経系に作用し、自律神経系を介した食欲抑制と糖新生抑制に効いてきます(後述) http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/21
22: 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2016/04/01(金) 18:59:37.30 ID:Srpinn16 442 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/08/22(土) 13:07:16.50 ID:Wk1D80RK 【連載 04】脂肪酸β酸化の場(1) 肝細胞における脂肪酸β酸化酵素の誘導 筋肉の脂肪酸β酸化酵素活性は、運動に適応して合成されます。 運動していない人は酵素活性が弱く、血流によって遊離脂肪酸が供給されていても、十分に利用出来ません。 肝臓の脂肪酸β酸化酵素活性は、高脂肪食(長鎖脂肪酸)や特殊な脂質化合物(農薬などの毒物摂取)によって増強されます。 門脈血中を流れる遊離脂肪酸が、肝細胞の脂肪酸β酸化酵素系を活性化します。 門脈血中の遊離脂肪酸濃度を増加させるMLCTやDAG(エコナ)は 肝臓の脂肪酸β酸化系酵素を高効率で活性化誘導し、全身の脂肪酸代謝を活性化させます。 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/22
23: 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2016/04/01(金) 18:59:37.55 ID:Srpinn16 443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/08/22(土) 13:08:42.69 ID:Wk1D80RK 【連載 05】脂肪酸β酸化の場(2) ペルオキシソームとPPARsと食事由来脂質 細胞内で、脂肪酸β酸化を行う細胞小器官はふたつあります。ミトコンドリアとペルオキシソーム。 ミトコンドリアは元は別の生物で、独自のDNAを持っています。 原初の真核細胞が、ミトコンドリアと共生を始める前から持っていたのはペルオキシソーム。 糖質制限やケトジェニックダイエットで脂肪酸β酸化の主たる場となるのは、ペルオキシソームで、 ミトコンドリアはクエン酸回路を回したり、アセチルCoAをケトンや酢酸に変換したりと ミトコンドリアにしかできない仕事を優先して行います。 ペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPARs, Peroxisome proliferator-activated receptors)は、 門脈経由で肝臓に流入する食餌由来の遊離脂肪酸によって活性化され、ペルオキシソームの増殖を促します。 ヒトの肝臓に流入する遊離脂肪酸の80%以上は食餌由来です(一般的な長鎖脂肪酸からなる脂質を含む食餌を摂取した場合)。 ペルオキシソームでは、脂肪酸β酸化、コレステロールや胆汁酸の合成、アミノ酸やプリン体の代謝など、様々な反応が行われています。 脂質や糖質の代謝を促進するので、PPARを活性化する物質は高脂血症や糖尿病の治療薬として臨床利用されています。 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/23
24: 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2016/04/01(金) 18:59:37.81 ID:Srpinn16 444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/08/22(土) 13:09:59.68 ID:Wk1D80RK 【連載 06】PPARαとPPARγの活性化調節、高脂質食と低脂質食 PPARsは、物質代謝やエネルギー産生に関与しています。 特にPPARγは「脂質代謝のマスターレギュレーター」と言われ、脂肪合成や脂肪取り込みのみならず、 老化した脂肪細胞のアポトーシス、多能性幹細胞から新規脂肪細胞への分化調節など、 脂肪細胞の特徴をもたらす多くの遺伝子の転写制御を担うことが知られています。 摂食後はPPARγが作用して効率的に体内に脂肪を蓄え、空腹時はPPARαの作用により体脂肪がエネルギーに変換され消費されます。 PPARγとPPARαは、糖や蛋白の同化を進めるインスリン、異化を進めるグルカゴンのような関係です。 PPARαの作用は、食事由来の遊離脂肪酸によって活性化され、インスリンシグナルによって抑制されます。 low carb, mid protein, high fatのケトジェニックダイエットは、PPARα活性化をもたらし、体脂肪燃焼を促します。 脂質をカットしたlow carb, high protein, no fatでは、門脈に食餌由来の遊離脂肪酸が流れず、肝の脂肪酸β酸化系酵素群の誘導は、末梢血への遊離脂肪酸動員を待たなければなりません。 しかし、真の飢餓ではないので、末梢血に遊離脂肪酸は十分に動員されず、糖原性アミノ酸を原料とした糖新生ベースでの血糖供給が進みます。 食事で蛋白質の十分量の補給がなされなかった場合、筋異化による糖新生が進み、サルコペニアのリスクを招きます。 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/24
25: 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2016/04/01(金) 18:59:38.02 ID:Srpinn16 ここでいったん区切ったところ、「ケトーシス」「ケトジェニック」などの用語の混乱が続いたので 連載00の補足篇を投下しました。本スレ向けに一部改訂稿にて再掲。 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/shapeup/1438747374/631-636 632 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/08/27(木) 19:45:30.05 ID:tyTCtOjm 【 連載 00-i 】用語の整理(2-1) 「ketosis」と「ketogenesis」と「ケトン体質」の区別 ラテン語由来の接尾辞は、漢字の「へん」「かんむり」のような機能を持ちます。 1)-gen ある物質をつくりだすもの、ある現象を起こさせる因子につけられる接尾辞。 日本語表記では「原」をあてていますが、字義は「源」のほうがより近いです。 凡例: glyco-gen(グリコーゲン/グライコジェン 糖原) keto-gen(ケトゲン/ケトジェン ケト原) colla-gen(コラーゲン/カラジェン 膠原) aller-gen(アレルゲン/アラジェン 抗原) mito-gen(マイトジェン 有糸分裂促進因子) muta-gen(ミュータジェン 変異原性物質(発癌性物質になりうる)) carcino-gen(カルシノジェン 癌原物質、発癌性物質) 2) -genesis その分子を産生すること、細胞や組織構築が新しく生み出されることを表します。 凡例: glyco-genesis(グリコーゲン合成、ブドウ糖単分子の連結作業) gluco-neo-genesis(糖新生) keto-genesis(ケトン産生) neuro-genesis(神経新生) angio-genesis(血管新生) carcino-genesis(発癌) …では「グリコーゲン分解(ブドウ糖単分子の切り離し作業)」のことは? こちらは Glycogeno-lysis(「-lysis」=「溶かす」の接尾辞)と呼びます。 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/25
26: 名無しさん@お腹いっぱい。 [] 2016/04/01(金) 18:59:38.24 ID:Srpinn16 633 :名無しさん@お腹いっぱい。:2015/08/27(木) 19:46:27.86 ID:tyTCtOjm 【 連載 00-ii 】用語の整理(2-2) 「ketosis」と「ketogenesis」と「ケトン体質」の区別 3) -osis 理由がなんであれ、【 通常と異なる状態 abnormal condition 】を指します。 成長発達過程や環境因子や食事に影響され、生体に害をなさない適応反応の範疇とみなされる 生理的な変化 physiological condition と 生体の適応能力を超えた 病的な変化 pathological condition の両方を含みます。 ketosis ケトーシス には、 生理的ケトーシス、病的ケトーシス、食事性ケトーシスがあり、 食事性ケトーシスは生理的ケトーシスに含める立場が多く見られます。 (Laffel L. Diabetes Metab Res Rev 1999; 15: 412-426) 畜産酪農業界でも、食餌性ケトーシスは自発性(原発性)ケトーシスに分類されています。 生理的ケトーシスは、胎児期、妊婦、絶食時、糖質制限やケトン食の実践時などで生じます。 病的ケトーシスは、アセトン血性嘔吐症、アルコール摂取、薬物摂取、インスリン作用の欠落した糖尿病などで生じます。(引用元上掲 Laffel L, 1999) 中鎖脂肪酸を含むMLCTの遊離脂肪酸は、中鎖のみならず長鎖分画の一部も含めて 門脈経由で大量に肝臓に流入し、用量依存性に血中ケトン濃度増加をもたらします。 ヒト大腸内の酪酸菌による発酵を受けて産生された短鎖脂肪酸は 大腸粘膜から門脈経由で肝臓に達し、PPARαを活性化させることで 体脂肪からの遊離脂肪酸放出促進と、脂肪酸β酸化亢進をもたらします。 糖質制限下では、自前の体脂肪分解によるケトン産生 spontaneous ketogenesis を促します。 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/26
27: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2016/04/01(金) 19:01:58.28 ID:5k9oIbHW 【 連載 00-iii 】用語の整理(2-3) 「ketosis」と「ketogenesis」と「ケトン体質」の区別(改訂第2稿) ketosis(血中ケトン濃度上昇)は、 ketogenesis(肝臓におけるケトン産生)の結果ですが 諸臓器のケトン利用能力やケトン消費状況を加味していない言葉です。 血中にケトンが溢れているのに、諸臓器がケトンをエネルギー源として利用できない状況があります。 糖質制限の導入初期と、多くの「病的ケトーシス」が、それにあたります。 糖尿病以外の病的ケトーシス(ケトアシドーシス)の具体的な例としては、 モノカルボン酸トランスポーター1 (MCT1) 遺伝子の突然変異によるものが挙げられます。 ケトンが細胞膜を通過するゲートが閉まっているため、細胞はケトンを取り込むことができません。 http://mtpro.medical-tribune.co.jp/mtpronews/doctoreye/dr141201.html 全文閲覧には会員登録が必要。要点の抜粋はpt.5スレの過去ログ参照 http://wc2014.2ch.net/test/read.cgi/shapeup/1424816477/454-455 ケトジェニックの導入期は、MCTsの数を増やすところから始めなければなりません。 MCTsの設計図(DNA)を読み出して、アミノ酸を並べて、部品を組み立てて 完成品のMCTsが細胞膜面にたくさん並ぶようになるにつれて 血中ケトンをどんどん細胞内に取り込み、エネルギー需要に応じて使えるようになります。 白澤卓二氏の言う「ケトン体質」は、修正アトキンス派の "keto-adaptation" に相当し、 持続的なketogenesis (内因性spontaneous/endogenous か 食事性exogeneous かは問わない)と 血中βヒドロキシ酪酸濃度3-4mM/Lのmoderate ketosis水準維持をtriggerとして 細胞膜通過ゲートであるモノカルボン酸トランスポーター1(MCT1)が細胞膜面にびっしりと並び、 【 諸臓器がケトンをエネルギー源として利用できるようになった状態 】を指しています。 LCHFケトン食開始からこの状態が整うまでに、2週間程度かかると言われています。 糖枯渇下における脂質摂取でPPARαが活性化し、続いてMCT1の発現誘導が促されるので http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18375207 速やかなketo-adaptationには、積極的に脂質を食べることが極めて重要であるわけです。 (この項いったん終わり) http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/27
28: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2016/04/01(金) 19:07:00.45 ID:5k9oIbHW 某削除ツールに誤判定されて強制dat落ちしたスレの重要情報を復元しました。 テンプレ置き場はこちら http://guide.ozma.beer/LCHF-CarbCyc-Practice http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/28
29: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2016/04/01(金) 19:30:57.37 ID:5k9oIbHW 前スレで中座していた就寝前のraw honey + MCTオイルの件を補足しておく。 ダイヤモンドオンラインの記事で誤訳が疑われる部分のblogソース。 The Bulletproof Perspective on “Safe Starches” https://www.bulletproofexec.com/the-bulletproof-perspective-on-safe-starches/ Bulletproof Starch - It’s all about the timing My starch recommendations are more fully explained in the upcoming Bulletproof Diet v 3.0 in the next few weeks, but my approach to starch and even fructose differs significantly from these other experts. I believe that having starch constantly present on a daily basis is a bad idea because it will feed bacteria in your gut, and even if you take probiotics, your gut biome is almost hopelessly jacked compared to the way it should be. The things we’ve done to the planet’s bacterial ecosystem by using antibiotics and fungicides have come back to haunt our gut bacteria. I also fully comprehend the cognitive and biological benefits of ketosis and eating starch on a daily basis doesn’t lend itself to being in this important fat burning metabolic state. That’s why I recommend you eat a moderate amount of starch, about 100-150 g, every 3 to 7 days. I recommend you eat it in the evening before bed because it will improve your sleep quality by creating glycogen which your brain will use. This will effectively cycle your body in and out of ketosis, avoid overfeeding gut bacteria you don’t want, and provide raw materials for forming tears and mucus. I also recommend that, on zero starch days, you consume up to 1 tablespoon of raw honey before bed along with MCT oil. Raw honey forms liver glycogen preferentially compared to other forms of sugar, and liver glycogen fuels the brain better than muscle glycogen. Some people don’t need to do this, but if your sleep quality improves, it’s an easy biohack that doesn’t take you out of ketosis thanks to the wonderful powers of MCT oil. http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/29
30: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2016/04/01(金) 19:33:10.80 ID:5k9oIbHW >>29 >I also recommend that, on zero starch days, you consume up to 1 tablespoon of raw honey before bed along with MCT oil. これ↑ね、めちゃくちゃトリッキーな使い方してんのよ。 蜂蜜のフルクトースは置いとけないから強制的に糖新生に回され、 糖新生の裏方では、中鎖脂肪酸も強制的にβ酸化されてケトンを血中に放出。 果糖から糖新生でつくられたブドウ糖は、血糖として放出されずに 肝グリコーゲンとして蓄積されるか、多糖類粘液産生の基質として (つまり血糖維持以外の用途に)使われる。 肝グリの空きがじゅうぶんある "zero starch days" 限定の推奨であることに注意。 晩飯にカーボ食って肝グリ満タンなところに被せたら、果糖は中性脂肪に直行してしまう。 たかだか1tbsp、気にするほどのこともない?毎晩チリツモったら馬鹿にならないような。 訳本お持ちの方、"zero starch days" 限定推奨と読めていたでしょうか? http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/30
31: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2016/04/01(金) 19:41:11.26 ID:5k9oIbHW ジョコヴィッチが練習中にフルクトースドリンクで補給しているというのも、同経路を狙っている。 肝から活発にグルコース放出されている最中のフルクトース補給であるからこその効果。 グルコースを直接摂取するよりも、血糖供給速度が緩やかになるので 肝筋グリコーゲンを温存し、インスリン追加分泌を最小限に抑え、集中力を途切れさせない。 http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/31
32: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2016/04/01(金) 19:51:03.60 ID:SGLJc7So 復活お待ちしておりました http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/32
33: 名無しさん@お腹いっぱい。 [sage] 2016/04/01(金) 20:00:50.96 ID:5k9oIbHW たいへんおまたせいたしました(`・ω・´) bulletproofスレもCBLスレもなかなか活況ですので、そちらに出されたactiveな疑問を ソースを紐解きながら具体的な to do に結びつけられるまで掘り下げられればと存じます http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/shapeup/1459504774/33
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