【出世&復活】電波人間タックル PART-5 (769レス)
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226: 第30話 ◆4esfMXj44o 2011/04/09(土)11:55 ID:sjkDox0S(1/3) AAS
電波人間タックル「さようならタックル! 最後の活躍!!」
8 >>171
8−2 杖(Tackle)
「オヤメ、何ヲスルノ」
「よぉし…… ウルトラサイクロン!」
「ェアーッ!」
長い断末魔と共に、弾き飛ばされ、宙高く燃え尽きるケイト。耳を劈く爆音とともに、
創痍のタックルの身に、過大な電波エネルギーの反動が還ってくる。
とても受け止めきれない……
(げぼっ……)
〔ウルトラサイクロンとは、タックルに残された最後の攻撃手段であった。〕
〔相手と共に、自分の命も捨てる。〕
〔文字どおり捨て身の攻撃、ウルトラサイクロンをタックルは使ったのだ。〕
(……ぁぅ)
稍あって意識を取り戻しつつあるタックル。
魔女の呪いの残滓なのか、二の腕、胸に幾重にも、両足首にも蔦が緊く巻きついていた。
地面に大の字で磔られていた。いつもならば、手枷足枷くらい断つことができる筈だが、
激しい闘いに消耗し、限界に達した電波人間に、左様な力は残されていなかった。蔦の
束縛が不断に胸を擦る。腕も脚も使えない。下肢の尋常にない異物感に支配され、火照
った身体が動かない。何処と無く不自然で、云い様のない不快と違和が満ちていた。
とても痛い……耐え難い程に……
不吉な予感、胸騒ぎが疼いて止まない。
(ま、まさか……)
未だ朦朧とする意識に克ち、一縷の望みを託し、視線を落としていく。
(はっ)
不吉な予感が、最凶に当たっていた。驚愕に暫く凍てつき、事実として受け止められな
かった。身体に密着したインナーが腰骨まで摺り上げられ、股間に鋭く食い込んでいた。
だが、それだけではない。
(入ってる……)
伸縮素材の赤いインナー諸共、隘路に異物が減り込んでいた。動揺、羞恥の混濁に、
一気の紅潮が止まらない。縺れた意識が戻り、これまで感じたことのない股間の衝動が
凄まじい嫌悪感と共にタックルを襲う。
(いやあっ!)
悍ましいことに、魔女の杖の柄の先端が、インナー越しに貫き刺さっていたのだ。
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