[過去ログ] びわこ京阪奈線スレッド Part2 (179レス)
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166: 2006/04/29(土)18:19 ID:GGN7GYJ+(1/5) AAS
「運行管理の委託」は止めた方がよいとも思っていない。昔から「丸ごと乗入れ」が定着している神戸高速鉄道や、最近、「丸ごと乗
入れ 」により在来線最高の150 km/h運転を行っている北越急行の運行実態を見る限り、信楽と 同じ事故が起きるとはとても考え
られない。そして、「丸ごと乗入れ」を取り止めたときの利用者や関係鉄道が受ける損失も少なくない。このような問題が起きるの
は、法令が実態に則したものになっていないからである。さらには裁量により、いかようにも解される法令条文が罷り通っているこ
との問題を筆者は指摘したいのである。
 今後、上級審でJRが「JRは当局の詳細なご指導を得てSKR線内へ乗入れいたのだ から、法に抵触する可能性ある『運行の
管理に近い業務』や、これと表裏一体をなす『安全対策』など出来る訳がない」と主張し、これを発端として、裁判の過程で明らか
になっ た行政指導と法律との整合性などが議論された場合にはどうなるのであろうか。
5.同類の問題
 SKRの「丸ごと乗入れ」を通じ、法律が鉄道事業の実態と乖離している姿が明らかになった。しかし、これ以外にも、実質的に他
省11
167: 2006/04/29(土)18:20 ID:GGN7GYJ+(2/5) AAS
断を下している。同じような事例は相互乗入れの境界にある共同使用駅全てに当てはまる。これらの駅では、駅を管理する一方
の鉄道が双方の列車の運行に関与しなければならない。JR東日本と営団との共同使用駅である中野 、西船橋及び綾瀬のよう
に信号取扱を含めて一方の鉄道が管理している例や、営団、東武 及び東急の共同使用駅である北千住や中目黒のように双方
の職員が同じ信号扱所に同居し 、共同で信号を取り扱う駅もある。しかし、後者の場合でも、もちろん、信号扱所を含めての駅全
体を指揮・管理する駅長は一人である。
 共同使用駅についての今回の裁判所の判断に筆者は同意できないのではあるが、判決に従えば、このような共同使用駅で一
方の鉄道は、信号取扱を通じて相手方の運行に関与していることになる。
6.おわりに
 裁判で、JRは現行法制の下ではSKRの運行に関与出来る訳がないと主張したが、そ の主張は受け入れられず、法の番人は
法律よりも実態を重んずる判断を行った。運行管理の委託を原則禁止している現行の条文は、全面的な運行管理の委託を想定
省11
168: 2006/04/29(土)18:21 ID:GGN7GYJ+(3/5) AAS
経過 信楽高原鉄道は、JR西日本草津線の貴生川駅から分岐し、信楽駅に至る全長14.7kmの非電化単線の盲腸線である(図1)。
 5月14日、JRから直通乗入れの下り臨時快速列車501D「世界陶芸祭しがらき号」は、世界陶芸祭に訪れる乗車率約2.5倍の超
満員(716名)の乗客らを乗せて定刻より5分遅れの9時30分に始発の京都駅を出発した。草津線などの運行管理する亀山CTCセン
ター(三重県亀山市)では、下り501D列車が遅れていることを知り、9時44分頃、遠隔操作で「方向優先てこ」を作動させた。方向優
先てこは、下り列車が遅れた場合に使用され、小野谷信号場の上り信号を赤にし続け、上りの高原鉄道を停車させておくことがで
き、予定通り小野谷信号場での交換(行き違い)が可能となる。停車時間などの短縮で、やや遅れを回復した下り501D列車は、10
時18分、貴生川を2分遅れで発車した。
 一方、上り534D列車は、信楽駅の出発信号機が赤信号から出発指示に変わらず、定刻に出発できずに待っていた。しかし、10
時24分、小野谷信号場との連絡もないまま、手信号に切り替え、10分遅れで列車を出発させた。
 ところが、信楽駅からの上り列車の誤出発を検知して、小野谷信号場の下り列車用の信号を赤にすべき装置は作用せず、小野
省10
169: 2006/04/29(土)18:22 ID:GGN7GYJ+(4/5) AAS
式」(通常使用する信号システム)から「代用閉塞方式」(手信号)に切り替える際、安全を確保する措置(小野谷信号場との連絡)
を行なわず、534D列車を信楽駅から出発させた。
そして、上り列車の誤出発検知が、事故当時正常に作動しなかった(なぜ、作動しなかったか、については、「何らかの理由により
信号回路が一時的に異常接続状態にあったものと推測されるが、断定できない」(運輸省鉄道局の事故原因調査結果報告)とし
て、依然として不明である)。
また、JR西日本・信楽高原とも、信号保安システムの変更(方向優先てこの設置など)を、法令に基づく必要な手続きを経ずに実
施しており、これが事故の背景にある。
対処 警察はただちに調査を開始し、また、運輸省は調査委員会を設置し、事故原因についての調査を開始した。そして、事故後
1年7ヶ月後に運輸省鉄道局から事故調査結果として12ページの報告書が公表された。しかし、犯罪性の有無を調べる警察の捜
査が優先され、事故の本当の要因に踏み込んだものでないとの指摘もある。
省10
170: 2006/04/29(土)18:23 ID:GGN7GYJ+(5/5) AAS
信楽高原鉄道は、JR西日本草津線の貴生川駅から分岐し、信楽駅に至る全長14.7kmの非電化単線の盲腸線である。かっては
交換設備がなく、自社の車両が貴生川・信楽間を往復するだけの運転であった。
信楽での世界陶芸祭に対応し、JR西日本からの直通列車を走らせることになり、小野谷信号場を新設した。小野谷信号場の新
設により、列車の運転間隔は1時間から30分となり、輸送容量は倍増していた。
よもやま話 「常用閉塞方式」が故障したときに、安全を確保せぬまま「代用閉塞方式」(手信号)に切り替えて列車を発車させたた
め、正面衝突が発生した。結局「安全確保の手続きを省略しても、誤出発を検知する装置があるから、対抗列車への信号は赤に
なってくれるだろう」「JR列車は待っていてくれるだろう」というぬるい判断が事故を生んだ。
情報源 畑村洋太郎編著、実際の設計研究会著:続々・実際の設計、日刊工業新聞社(1996)
■はじめに
 本格的な高齢社会が到来する中、高齢者や障害者など、だれもが自立した日常生活や社会生活を送れるように、社会環境を整
省12
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