[過去ログ] INFPとドストエフスキー「地下室の手記」の主人公 (33レス)
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(1): 2020/06/06(土)00:06 AAS
>>17
Fiに基づく行動をとるINTJ、ドストエフスキーが1番思い入れのあるタイプかもしれないですね。

ナポレオンはENTJなので、思想(Ni)はあくまで補助。自分が世界をリード・征服してやるという野心と行動力が本質となってる(Te)
そのため外的世界で成功しやすいし、その大義のために理念を使っていた節もある。
成り上がり実力主義根性

ラスコーリニコフは良くも悪くも陰キャの極み。メインはNi(思想)。そこに異常に固執するので、他の点で権力を握るノウハウに乏しく、現実社会で広く成功を収めるにはナポレオンのようなパワーがない。

以上は結果論に過ぎないのですが、
ドストエフスキー自身の信条のせいでラスコーリニコフの考えは誤りとなってる所が大きい。
彼は正教会に基づく大地信仰主義なので、最初から神に代わるのが好きな超人思想を認めるつもりがない。
全ての人間には先天的に良心=神の声を聴く力があり、それには抗えないという考えがある。
作品中では、人の道から逸脱したキャラには内的葛藤と虚無からくる発狂が待っている、という設定が多い。

ラスコーリニコフの思想は全面的に間違っているとも言い難いが、
ドストエフスキー本人のこうした信仰の観点から、ニヒリズムの末路は自分で自分を苦しめ、破滅する以外にはないのだ、という教えを結論とするしかなかったのではないかと思う。
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