INFPとドストエフスキー「地下室の手記」の主人公 (33レス)
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1: INFP神 ◆QylMEw5V3Y 2020/06/04(木)03:58 AAS
似てるの?
2: 2020/06/04(木)03:59 AAS
タイプ判定「精度」というと
いかにもタイプ判定に客観的な妥当性があるような受け取られかたをしがちですが
受検者が自己像をどう捉えているかについての測定を前提とした検査内容では
あくまでも「自己認知について」あたりかどうかという意味においてでしかありません

自己認知を測るテストである以上
あたってるかどうか決めるのは本人だけなのですから当然です
この検査方式はエニアグラムやエゴグラム、YGなどの一般的な性格検査にも共通しています
しかし、これらの性格検査は生来的に不変な性格を測っているとは一言もいっていません

つまり
俺は高精度の性格検査でこの判定が出たから本物だぜ!と威張っても
省14
3: 2020/06/04(木)04:00 AAS
【優良誤認に関する注意事項】*

ユング16類型をMBTIと呼ぶのをやめましょう**
MBTIは「性格検査」の一方式、また当該性格検査に関する商品及びサービスのことであって16類型そのもののことではありません
類似商品サービスでもないものまでMBTIと呼ぶことは普通名称化の範疇を逸脱した誤用です

現在MBTIの採用している判定方式は、
受検者本人がMBTIの提供する問診(質問紙での自己認知チェックリスト)を受けて当のタイプと認識したら、無条件で生来タイプとしての正解とみなす
というだけの仕組みです。世界規格などといった宣伝文句で売り出していますが、この仕組み自体に学問的な根拠は何もありません*

しかも未受検の段階では「わからない」のであって、もとよりタイプ判定は他人がするものではなく本人が選択するものという前提があります

少なくとも現行のMBTIは自己認知(自分が自分のことをどう思っているか)を生来タイプとみなすツールなので
MBTIを支持しない立場で他人のタイプ判定をしてるなら類型論側
省11
4: INFP神 ◆QylMEw5V3Y 2020/06/04(木)20:27 AAS
どうなの?
5: INFP神 ◆QylMEw5V3Y 2020/06/04(木)22:31 AAS
おーい
6: 2020/06/05(金)00:43 AAS
ドストエフスキー作品の主人公MBTIリスト

地下室の手記:INFP
罪と罰:INTJ
白痴:INFJ
悪霊:INTJ or INFJ
カラマーゾフの兄弟:INFP or INFJ
7: INFP神 ◆QylMEw5V3Y 2020/06/05(金)05:30 AAS
ほう
8: 2020/06/05(金)13:01 AAS
ドストエフスキーはNiとFiでできている
9
(1): 2020/06/05(金)16:53 AAS
スタヴローギンのどこにFe要素があるんだい
10: 2020/06/05(金)21:41 AAS
>>9
意図せず周りを心酔させてしまうところ

そんで信奉者が勝手に暴走し、全てに絶望して終了してしまうところ

陵辱行為の末、少女の死を目の当たりにし、独りで泣きながら夢を見てるところ

超然としたカリスマに見えるけど実際は感傷的なロマンチスト
11: 2020/06/05(金)21:46 AAS
ああ、一回しか悪霊読み通せてないけど 
スタヴローギンは結局何がしたかったのかよくわからなかったな
12
(1): 2020/06/05(金)22:43 AAS
スタヴローギンは特に何がしたかった訳でもないと思う。金があって頭も良いエリートというだけ

変革期の西ヨーロッパやアメリカに行き、先走った頭脳で新時代思想に洗脳されてしまった可哀想なロシア人

しかし帰国後、結局カリスマに祭り上げられ、狂った信者がカルト化して全部ぶち壊しになった。
それまでのイケイケな表面的な万能感は
内面的な無力感に飲み込まれてしまった。

表向きは全てにおいて有能で前途有望だった若者だが、その本質は誠実さを欠いた思想のもとでの虚無。
ドストエフスキー作品史上最も哀しい位置づけのキャラクターといえる。
13: 2020/06/05(金)22:44 AAS
あとは自業自得ではあるが、少女の件のトラウマが深過ぎて精神異常をきたし始めている、という設定。
ドストエフスキー自身は、このスタヴローギンを通して、西洋先進国のニヒリズムに染まることがいかに危険かを警告している。
特に才気走った若者がこういうのにハマりやすいのも見抜いていた。(当時の社会主義サークルに集まる若者に多いタイプだったよう)

後世から見ると、スタヴローギンの信者みたいなのが集まって無慈悲な革命を展開させたことを思えば、悪霊は予言の書だったともいえる。
14: 2020/06/05(金)22:57 AAS
>>12
なるほど。スタヴローギンの中身がなかなか見えない理由がよくわかりました。
最小はスタヴローギンが首謀者で、ピョートルが群がる中間管理職的な位置にあるのかなと思いましたが、実際にはそうではなく、良くも悪くもスタヴローギンはめだたず、ピョートルがめだっていた印象です。
今未成年を読んでいるのですが、ヴェルシーロフとスタヴローギンは似てますね。
サイコ度はスタヴローギンの方が高いですが

悪霊についてまた読み直してみます。
まさかこの板でドストエフスキーについて話せるとは思いませんでした。
15
(1): 2020/06/05(金)22:59 AAS
ある程度中身を理解してるつもりの罪と罰について
ラスコーリニコフはだれが見てもINTJだとおもうのですが、パトスに負けて殺人行為を
行いますよね。
これはいかに理性的な人物でも強力なパトスfiにはあかがえないことをドストエフスキーは
書きたかったのでしょうか?

同様のことはロゴージンによるナスターシャの殺人にも言えると思いますが
16
(1): 2020/06/05(金)23:23 AAS
>>15
ラスコーリニコフは超人思想(Ni)をもとに用意周到に計画を立てる(Te)陰キャなので、やはりINTJだと思う。

衝動的パトスを抑えられないのは、ドストエフスキー自身の性格の反映ともいえるが、
INTJの第3機能がFi、というのがポイントかもしれない。
第3機能は扱いが難しく、不健全時やループ時にはおかしな形で出てきてしまうことがある。
ラスコーリニコフはINTJ不健全の代表格といえるかもしれない。

あとは娼婦の女子と接して魂の救済の可能性を感じ、シベリア送りになってもその子のために更生しようと決意するあたり、ロマンチックなFiを感じる。
ここまで第3機能が出てくるINTJもなかなかだけど。
17
(1): 2020/06/05(金)23:32 AAS
>>16
これはエビデンスがなくはっきりとしたことが言えませんが
文学のつくりを見る限り、NTJキャラというのはINFJ,ISFJにどこか精神的に
依存してると思うんですよね。
ラスコーリニコフはニヒリズム的な空虚をソーニャの自己犠牲的精神に埋められた。
ジュリアンソレルはマチルドではなく、レナール夫人をもとめた、ロゴージンはナスターシャを
求めた。それはTeに基づくものではなく、Fiによるものでそれを抑えきれなかった。

心理機能と離れますが
ラスコーリニコフの超人思想って何が問題だったのでしょうか。
今でも何が間違いなのかよくわからないんですよね
省1
18
(1): 2020/06/06(土)00:06 AAS
>>17
Fiに基づく行動をとるINTJ、ドストエフスキーが1番思い入れのあるタイプかもしれないですね。

ナポレオンはENTJなので、思想(Ni)はあくまで補助。自分が世界をリード・征服してやるという野心と行動力が本質となってる(Te)
そのため外的世界で成功しやすいし、その大義のために理念を使っていた節もある。
成り上がり実力主義根性

ラスコーリニコフは良くも悪くも陰キャの極み。メインはNi(思想)。そこに異常に固執するので、他の点で権力を握るノウハウに乏しく、現実社会で広く成功を収めるにはナポレオンのようなパワーがない。

以上は結果論に過ぎないのですが、
ドストエフスキー自身の信条のせいでラスコーリニコフの考えは誤りとなってる所が大きい。
彼は正教会に基づく大地信仰主義なので、最初から神に代わるのが好きな超人思想を認めるつもりがない。
全ての人間には先天的に良心=神の声を聴く力があり、それには抗えないという考えがある。
省3
19: 2020/06/06(土)00:12 AAS
長くなったのでまとめると、

ドストエフスキーはロシア正教の伝統の信奉者である頑固なおじいちゃん。
西から最先端思想をばら撒いてくるナポレオンのことも嫌いだったと思う。

そして近頃の若者が群がるニヒリズムや超人思想は伝統やコミュニティを破壊し、皆んなを不幸にするという直観から、ラスコーリニコフの思想を失敗としている。
(理論的には正当でも倫理が、神が赦さないってやつ)
20: 2020/06/06(土)00:18 AAS
ドストエフスキー自身も宗教的なロマンチストで、評論家的に理論武装できるタイプではないから、そこでラスコーリニコフ論破キャラを確立できなかったのは彼の弱点ではあると思う。

逮捕につなげる探偵キャラは用意できたけど。
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