ばあちゃるカプ妄想総合スレ part13 (499レス)
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(2): 2021/07/05(月)23:06 ID:???0 AAS
流れをぶった切って投下。お許しください!

深夜。カーテンの隙間からわずかに月明かりが差し込む寝室では、肌と肌がぶつかる音、男の激しい息遣い、そして女の嬌声が響いていた。
寝台に仰向けに寝転ぶ女の名は燦鳥ノム。その名を知らぬものなどいない大手飲料メーカーと契約を結んだVTuberだ。
業界きっての清楚(真)と謳われる彼女は、今や膣内を往復する肉棒によってもたらされる快楽に耽っていた。
そしてノムに覆い被さっている男の名はばあちゃる。見目麗しい美少女たちが多く所属するプロダクションに籍を入れている彼は、
鋼の精神を持つという業界での評判とは真逆に、荒々しい欲求を眼下の女にぶつけている。
何てことはない、ただの男女の逢瀬だ。周囲に隠れて交際している二人がお互いに愛を確かめ合う夜の一時だ。
美しい音色を奏でるような歌声を持つノムが、愛する男以外には決して聞かせたことのない甘い声を漏らす度、
もっと聞かせろと言わんばかりにばあちゃるはより早く、より強く腰を前後に振る。それがノムの性感を刺激し、喘ぎ声が一層大きくなった。
「あっ、あんっ、そんなっ、はげしっ」
「じゃあっ、ここで止めるっすかっ」
「ひど、んんっ、酷いですわっ、もっと、もっとしてっ」
共に多忙の身である二人。スケジュールの合間を縫って設けた時間はいつも濃密で、しかし儚い。
それゆえノムは求める。短い逢瀬の中で目一杯愛してもらおうと、懸命に。
「ゃあ、ああっ! ばあ、ちゃる、ひゃんっ!」
ノムが自分を見下ろしているばあちゃるへと腕を伸ばす。情交の際、彼女はよく抱擁を、そしてキスをねだる。
ノムの意図を察知したばあちゃるが上半身を倒し、二人は全身を余すことなく密に接する。
男の情欲を焚きつけ燃え上がらせる嬌声を発するために開いていた彼女の唇がばあちゃるへと近づいていく。
そうして彼が目を閉じ、ノムを受け入れようと身構えたところで──
「あー……むっ!」
「っあ゛!? ノ、ノムノム……!?」
──その無防備な首筋に、ノムが容赦なく牙を突きたてた。
鋭い牙が皮膚を突き破る感触と焼けるような痛み、そして何かが体外へと出て行っているような感覚。言うまでもない。ばあちゃるの身体を流れる血液がノムに吸われているのだ。
「ノムノム、一体何を──っ!? ぐっ、うう!?」
突然のノムの奇行に思わず問いかけを投げようとしたばあちゃるの口が途中で止まる。彼の身に、これまでにない異変が訪れていた。
それは、全身を貫く圧倒的な性感。脳髄を焼き切ろうと襲いかかる快楽信号。
いつも散々ノムをよがり狂わせているお返しと言わんばかりに、ばあちゃるは今まで経験したことのないエクスタシーを味わわせられていた。
絶え間なく駆け巡る性的快感に僅かに残った理性が警告を発し、本能がそれを握り潰して絶頂に浸る。
興奮のあまり全身が力み、震える。そして解放感。それが自らが射精している感覚だと、ばあちゃるは最初気づかなかった。
まだ射精までには随分余裕があったはずなのに、ばあちゃるの剛直は既に限界まで大きくなり、酷く呆気なく吐精していた。
それも一回だけではない。ポンプのように何度も何度も、ノムの膣内へと遠慮なく精液を送り続ける。
ばあちゃるの熱を膣奥で受けて、依然として彼の首筋に嚙みついたままのノムが恍惚とした表情を浮かべる。
上では血液を吸われ、下では精液を搾り取られる。まるで生命力そのものを吸い取られているような話だというのに、只々性の快感しか覚えないのが、ばあちゃるには恐ろしかった。
やがて、ゆっくりとノムが牙を離す。ばあちゃるの首筋に出来た傷口から血が流れ始めるが、彼女が一舐めするだけで嘘のように止まった。
ノムの顔を見るばあちゃる。彼女の表情は愛する人を傷つけてしまった罪悪感と、それ以上に隠し切れない悦びで歪んでいた。
「ごめんなさい。抑えきれませんでしたわ」
「ノムノム、一体何を……?」
「吸血鬼、というものはご存じでしょうか?」
その言葉を待っていたかの如く、ばあちゃるの身体から力が抜け、ノムの裸体の上に倒れ伏す。全身に強烈な痛みが走り、指一本動かすことさえ叶わない。
書き換えられている。意識が遠のき始める中で、ばあちゃるは直感的にそう思った。
度々高負荷によってバグを引き起こしながらも千五百年もの間維持されてきた己の電脳肉体が、何か暴力的な法則によって変異しようとしている、と。
「大丈夫ですわ」ノムが笑う。「ばあちゃるさんなら立派な吸血鬼、ノーライフキングになれますわ」
月光に照らされ妖しい笑みを浮かべた彼女の言葉を最後に、ばあちゃるの意識は闇へと落ちていった。
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