[過去ログ] ばあちゃるカプ妄想総合スレ part8 [無断転載禁止] [無断転載禁止]©bbspink.com (925レス)
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864: [ ] 2020/02/22(土)12:30 ID:???0 AAS
戦闘が始まって、数刻。
立つ人影は、十三。
クロとばあちゃるはそれらの影に見下ろされ、満身創痍の全身が叫ぶ激痛の中で二人より添っていた。
「終わっちゃったね」
少女は言う。そこには奇妙に明るさがあった。
男はそれに笑いかける。
「終わっちゃいましたね」
そう言って、クロの、まだ無事な左手を握りしめた。
「……言い残すことある?」
二人の前に立つシロが、銃口を突き付けながら問う。
省10
865
(1): [ ] 2020/02/22(土)12:31 ID:???0 AAS
――「『少女兵器大戦史』 あとがき」より抜粋。

私は、彼女達のその後を知っている。
しかし、大戦終結から今までの過程を述べるには、あまりに空白が少なすぎる。
真面目に、もう一冊、本ができてしまうくらいの内容であるからだ。
最後に。
私がこの文体を使っているのは、おそらく彼の影響であると思う。
ばあちゃる。
巨悪の片腕。最悪の謀反人。
世間での評価は散々だし、私もそう思う。彼は“謀反マン”である。
一方で、彼の残した日記が、私たちに、道を指し示したことは事実であるし、不本意ながら多少の感謝もしている。
省8
866: 2020/02/22(土)12:45 ID:epav31J30(1/2) AAS
>>865
最高

そうして、電脳世界に黒髪の少女が現れるんですね
「馬、遊びにきたわよ?」って
867: [ ] 2020/02/22(土)12:56 ID:???0 AAS
『ヤマトイオリ搾乳プレイ』

僕を死刑にしてください(予防線)

乳は張っていた。
あまりにその乳は豊かすぎた。
だから、出る母乳も膨大であった。

ばあちゃる学園に密生するキノコは多種多様である。
結論から言えば、イオリが食べてしまったキノコの効能は母乳が噴き出す事であったし、ばあちゃるはその対処をしなければならなかった。

つまり。
彼が学園長室でイオリの乳首を彼女の膝枕の上で咥えこんでいたとしても、何の不思議もないのである。
省10
868: 2020/02/22(土)12:58 ID:???0 AAS
すげぇ好き……あー、これのアフターどんな感じになるだろうか…。

この世界線の馬とクロが普通に馬とアイドル部が学園で活動してる世界線に現れたり、
今のアイドル部がクロの下僕でアイドル部のことは若干苦手に思ってる馬に出会って騒ぎが怒ったりしてほしい…
869: [ ] 2020/02/22(土)13:33 ID:???0 AAS
>>693

書くか。

男は亀甲縛りでベッドの上に横たわる。
男の名は、ばあちゃる。
かつてはフットボールで鍛えた体の、割れた腹筋に汗が滴る。冷や汗である。
俺ちゃる民は凶悪であった。
その凶棒は天を衝くがごとくである。
彼は菊座を丹念にローションで塗りたくる。
男は“処女”を奪われそうになっていた。

(約4,000文字省略)
省9
870: 2020/02/22(土)13:59 ID:???0 AAS
結局逆転してる…
871: [ ] 2020/02/22(土)14:35 ID:???0 AAS
月×馬 01
続きはあなた方に任せました。

竹林に月光が漏れる。
その様子を、月は茫洋と眺めていた。
“月”とは、“つき”。
吉(つき)の事である。つきがある、という願いの名であった。
単なる“つき”は、戸惑うしかない。

つきに学はなかった。
両親ともに無学である。その元で好きに育った。学など、得ようはずもない。
だから、彼女が都で過ごした最初の二年余りは、学問の特訓であった。
省7
872: [ ] 2020/02/22(土)14:36 ID:???0 AAS
月×馬 02

つきは二年ちょっとで初等教育を終えた。
初等教育という言葉は平安時代にはないが、基本的な読み書き算術、それと世事が分かれば、おおよそよろしいのだ。
目を見張るべきは、そのスピード。
初等教育は、六年が基準である。
それを、たったの二年で終わらせたのである。
才女、であった。
だが、彼女は自分自身を取り巻く環境に嫌気がさしつつあった。
廊下で、こんなことを散々いやらしく言われれば、やる気も萎えるというものである。
「波斯(ペルシャ)の遺児よね、あの子」
省15
873: 2020/02/22(土)16:32 ID:epav31J30(2/2) AAS
なんてことだ…ssがこんなに…!
これでは趣は止まらない…加速する…!
874: [ ] 2020/02/22(土)18:51 ID:???0 AAS
思いついたから書いた。
後悔はしていない。

『RICO』

バッファローは空を征く。
平均時速、マッハ1。
当然、元のバッファローにはそんな性能はない。
雲間を切り、空気がはるかに薄い中を銀翼が煌めく。堂々とした翼は空の王者であった。
最高速度以上に敵味方を感嘆せしめるのは、その最低時速である。
時速、“150”キロ。
昨今の高速戦闘において、ほとんど止まったように見えるそれは、容易く敵の背後をとれるのである。
省8
875
(1): 2020/02/22(土)21:53 ID:???0 AAS
ばあちゃるはとある家で頭を抱えていた。
その原因は目の前のソファで眠りこけている一人の女性、輝夜月だ。

ばあちゃるは今日も残業で疲れて帰る途中、ふと寄った居酒屋で彼女と出会った。
普段から彼女への好意を隠していないばあちゃるだったが、
彼女が楽しそうに飲んでいるのを邪魔しないように…とマスクもなしで静かに飲んでいたが、
何故か彼女は自分のことに気づき、隣で並んで一杯やることになった。

しかし、何故か上機嫌な月の酒に付き合ううちに、
かぱかぱと飲んでいた月はひどく酔っぱらい、そのまま放置するのも危険なのでばあちゃるが家まで送ることになったのだ。

…だが、酔った彼女に案内されてついた家の玄関まで送ったら帰ろうとした矢先、
彼女が盛大に吐いてしまい、お互いに服が汚れてしまった。
省19
876
(1): 2020/02/22(土)22:49 ID:???0 AAS
>>861〜866で思いついてしまったので勝手に後日談っぽいの許してクレメンス

あの戦争から、一体どれだけの時が過ぎたのだろう。
世界中に災禍をまき散らし、数えきれない程の生命を死に追いやった私には、死さえも生ぬるい罰のようだった。
私の肉体がシロたち兵姫によって破壊されても、魂だけは今もなお滅ぼされず、このどこともしれない次元に幽閉されている。
聞こえてくるのは、怨嗟が滲む怒声、苦痛に塗れた悲鳴、狂気に満ちた哄笑。灼熱地獄のように熱くなったかと思えば、永久凍土のごとく凍てつく寒さを覚える。
常人には三十秒と耐えられないような場所でも、私はかつてと変わらない精神状態で存在を保ち続けていた。
そもそも、こんなところは出ようと思えば何時だって出れるのだ。
そうしないのは理由があった。
私は一人で死んだのではない。私の傍には、常にある下僕がいた。
元々は戦場で出くわした取るに足らない敵方で、何の因果か私に仕えるようになった。
省32
877: 2020/02/22(土)23:30 ID:T5IwfpbR0(1) AAS
感動の再会がとんでもない場面で草生えますわ
878: 2020/02/23(日)00:50 ID:hjLNz73K0(1) AAS
>>875
エビフライは尻尾まで食う派なんで。
勝手に続き。

ボロン、と大蛇が姿を現した。
「わあっ……」
思わず月から驚きが漏れる。禍々しくも愛おしい、欲望の権化。
スンスンと匂いを嗅ぐと、アンモニアと汗の匂いの他に、かすかな性臭を感じる。
――ルナを介抱しながら、ばあちゃるが欲情していた証拠であった。
頂点に口付けを一つ落とした。
ビクリと、持ち主共々反応するのを、月はニヤリと笑みを浮かべた。
省22
879: 2020/02/23(日)08:28 ID:???0 AAS
すき…
880: 2020/02/23(日)11:40 ID:cGyfZ1nJ0(1) AAS
>>876
どストライクだったので、勝手に書いた
反省はしている

 46,933,834回という短い世界探索を超え、自らの下僕こと馬のもとへたどり着いたクロ

「馬、遊びにーーなによこれ?」

だが、そこは馬が来ていた服のオークションが行われていた!

「あっ、クロちゃん、久しぶりっすねー!」
「…ねぇ、普通縛られた状態で再会することってある?」
省23
881: [ ] 2020/02/23(日)14:15 ID:???0 AAS
『RICO』02
空に歌が聞こえた。
敵味方問わず、無防備にも“広域”回線で、猫は歌った。
歌は、あまりにも優しかった。不毛な戦闘に嫌気がさしていた両軍の兵士が、望郷の念を抱くほどに。
自軍の兵士が言った。「俺、故郷に婚約者がいるんだ」と。
敵軍の兵士が言った。「そろそろ、かみさんのパインサラダが食いたい」と。
紛れもなくそれは、死亡フラグであった。
だが、彼らは死なない。
彼女は“RICO”と同じような二つ名を持っていた。
『泥棒猫』である。
省16
882: [ ] 2020/02/23(日)15:00 ID:???0 AAS
『RICO』03
鋼鉄の塊が、そこにはあった。
鉄人形というにはあまりに精巧で、まるで意志を持つかの如く戦場を動き回る様を、敵軍は畏怖を込めてこう呼んだ。
『紫の死神』と。
死神の主は、甲板でバイオリンを奏でていた。
悲し気な、鎮魂歌が海間に漂うのを、その背後にいた部下が静かに聞き入っていた。
死神が、鎮魂歌を奏でるのである。これ以上の皮肉はないだろう。それを指摘する人間はこの場にはいなかった。
日は沈みゆき、橙の空が彼らの頭上に掛かっていた。
水面は静かに死神の最後の一音を待つかのように穏やかに揺れている。
「モビウス」
省24
883: [ ] 2020/02/23(日)15:33 ID:???0 AAS
『RICO』04
ヤマトイオリは大罪人である。
なぜならば、敵兵数万を容易く天上に送る位置にいて、一切の砲撃を放棄したからである。
「何で殺すの?」
その時、イオリは下士官にそう訊いたという。
「敵ならば」
下士官は無表情に答えた。
「では、今私が敵にまわれば、あなたは一切の恨み言もなく逝けますか」
下士官は、彼女が本気であることを悟っていた。だから、率直に意見を述べた。
「逝けません」
省13
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