ＪＫの黒タイツ脚撮りって盗撮なの？

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260: 概論 ◆Ailk4eyFzI  [] 2008/02/01(金) 13:54:19 ID:0sG7g4Cb

盗撮問題について説明します。まず、無断撮影と盗撮は違います。無断
撮影と盗撮の定義の違いは、迷惑防止条例に基づき、以下の様に定義づ
けれます。

無断撮影　＝　許可なく撮影すること
　　　盗撮　＝　通常衣服で隠されている下着又は身体を撮影すること

・前項第二号の罪を犯した者が、人の通常衣服で隠されている下着又は身体を
　撮影した者であるときは、一年以下の懲役又は百万円以下の罰金に処する。
　http://www.gender.go.jp/danjo-kaigi/boryoku/houkoku/hbo04j-1-4.pdf

この定義には、理論的な根拠があります。盗撮の定義は、パブリシティ
権とプライバシー権の侵害によって、理論的に根拠づけることができる、
ということです。

Ａ　パブリシティ権の侵害
　　氏名・肖像から生じる経済的利益ないし価値を排他的に支配する権
　　利のこと。例えば、モデルは、自らの肖像を売ることで経済的利益
　　を得ているわけだから、それを無償で撮影することは、商品を盗ま
　　れているに等しい。ちなみに、肖像から経済的利益を得て商売をし
　　ているモデルに適用されるもので、一般人には適用されません。公
　　共の場で一切撮影されたくない人は、どこかの事務所に、自らをモ
　　デル登録することで防げばよいのです。

Ｂ　プライバシー権の侵害
　　プライバシー権は、幸福追求権に分類され、私生活をみだりに公開
　　されないという権利です。人は、みだりに私生活や私的領域に侵
　　入されたり、他人に知られたくない私生活上の事実や情報を公開さ
　　れない権利が保障されており、自己の容貌・姿態をその意に反して
　　撮影され、広く公表されない人格的利益を有する。殊に、自宅の室
　　内において、他人の視線から遮断され、社会的緊張から解放された
　　形で個人の自由な私生活を営むことは、人格的利益として何よりも
　　尊重されなければならず、居宅内における容貌・姿態を第三者が無
　　断で写真撮影し、広く公表することは、私生活への実質的な侵入で
　　あり、被撮影者に一層大きな精神的苦痛を与えるものであるから、
　　不法行為を構成する。そして、居室内においてガウン姿でくつろぐ
　　容貌・姿態の写真は、誰であっても公開を望まないものであり、こ
　　れが公開されると個人としての平穏な生活が一切維持できなくなる。
　　http://www4.atwiki.jp/hanrei/pages/255.html

自宅の中＝私的領域、自宅の外＝公的領域であり、自宅の中を撮影する
ことは、プライバシー権の侵害です。同様に、通常衣服で隠されている
下着又は身体＝私的領域、通常衣服で隠されていない下着又は身体＝公
的領域であり、通常衣服で隠されている下着又は身体を撮影することは、
プライバシー権の侵害です。

http://matsuri.5ch.net/test/read.cgi/photo/1191207944/260

261: 概論 ◆Ailk4eyFzI  [] 2008/02/01(金) 14:06:40 ID:0sG7g4Cb

公共の場で、他人に身体のどの部分を見せて、どの部分を見せないかは
その人の幸福追求の一環です。したがって、もし貴方が、脚を見られた
くなければ、脚を隠すための衣服を来て外出することができます。その
逆に、脚を見られてもよいと考えるのならば、公共の福祉に反しない範
囲で、脚を見せて外出することもできます。そうして自宅の外へ外出し、
公衆に公開された脚の部分は、非公開ではない部分、即ち、貴方がプラ
イバシーの部分ではないと認めた領域であり、この部分を撮影される事
は、プライバシー権の侵害に該当するものではありません。

しかし、これでも撮影に対する嫌悪感を抱く方はいると思います。この
嫌悪感は、仮に、カメラにネガやメモリーが実際に入っていなくても感
じられます。要するに、人は、カメラを自分に向けられる、という行為
自体に嫌悪感をおぼえるのです。例えば、貴方が電車内で席に座ってお
り、目の前の人が、携帯を貴方の方向にむけてボタンを操作している状
況があるとします。この時、貴方は多分「撮影されているのではないか」
という嫌悪感をおぼえるはずです。仮に、それがメールを打っていただ
けでもです。弾丸の入っていないピストルを人に向けて構えれば、弾丸
が入っていなくても、人々に不安を与えることは容易に想像がつきます。

パブリシティ権やプライバシー権の侵害ではないのに、撮影行為自体が
取り締まりの対象となるのは、この「カメラを向けられる」ということ
に対する嫌悪感です。仮に、この嫌悪感から人々を守ることができる論
理があるとすれば、それは肖像権に対する侵害です。身体に対しては適
用できないのですが、もし顔を撮られたとなれば肖像権の侵害になりま
す。身体は衣服で覆えるますが、顔は生活便宜上、隠しきれないわけで
すから、そこを本人が公開しているとは言いにくいはずです。

ちなみに、これが、>>83の「何人も、人に対し、公共の場所又は公共の
乗物において、人を著しくしゆう恥させてはならない」とする「卑わい
行為の禁止」に該当するかどうかといった議論は、別だと考えてもらい
たいです。なぜなら、羞恥心を感じさせたら即犯罪であるならば、何で
もかんでも被害者意識を持った人間が勝ちということになります。そん
な考えでは、健全な社会をつくることはできません。私は、あくまでプ
ライバシーの権としての肖像権から、これを基礎づける立場にあります。

以上の要件を守って撮影すれば、撮影することは悪いことではありませ
ん。これでも、「いや、撮影することは悪い事だ」と思うのであれば、
それは、以下の二つの間違いをおかしているからだと思います。

第一に「撮影すること＝インターネット上で撮影物を公開すること」だ
とする間違いです。例えば、>>209がそれです。プライバシー権には、
「他人に知られたくない私生活上の事実や情報を公開されない権利」
とあり、インターネット上に撮影物を公開することはプライバシー権
の侵害ですが、撮影自体はプライバシー権の侵害ではありません。

第二に「隠して撮ることはやましいことだ」という間違いです。>>207
を参考にすればわかるように、実際にカメラにネガやメモリーが入って
いなくても、「カメラを向けられる」という行為自体が、一種の嫌悪感
を人に抱かせるのであり「隠して撮る」ということは、むしろ道徳的で
す。これは、他者危害原則に立って考えてみればわかります。仮に、貴
方が超能力であったとして、他人の思考を覗きみることができたとしま
す。この時、貴方が他人の思考を覗きみて、その情報を第三者に漏らし
たしたら、それは現実危害を及ぼす可能性があるのだから、不道徳な行
為であったといえます。しかし、もし、貴方がそこで知り得た情報を漏
らしたり、またはその情報を知り得たことによって、貴方がその人に対
して態度を変えたり、表情や言動に出したりしなければ、何の害もあり
ません。

http://matsuri.5ch.net/test/read.cgi/photo/1191207944/261

263: 概論 ◆Ailk4eyFzI  [sage] 2008/02/01(金) 14:11:29 ID:0sG7g4Cb

トイレ内の隠し撮りは、まず建造物侵入罪に該当し、さらにプライバシー
権を侵害しているから悪なのであり、隠して撮ること自体が悪いのでは
ありません。隠して撮ること自体が悪いのであれば、隠して撮らなけれ
ば、トイレ内を撮影してよいという錯誤した論理になります。

次に、なぜ、こういった矛盾した論理が、盗撮問題に付随して流布され
ていたかを説明します。それは、この矛盾した論理を流布していたのが、
警察関係者だからです。どうして警察関係者が、矛盾した論理に陥らね
ばならなかったかというと、彼等はこれまで長い間、捜査や防犯といっ
た名目で盗撮をしてきたからです。もともと、盗撮に関する議論の発端
は、奈良県警田原本署の４０代の男性巡査部長が、けがをした小学生の
男児を搬送する救急車内で、付き添いの母親のスカートの中をデジタル
カメラで撮影したことから始まっています。この時、県警は「救急車内
は公共の場に当たらない」として立件しなかったのです。

盗撮行為をするには、いくつかの条件が必要になります。第一に、盗撮
機器を揃えられる立場にあること。第二に、盗撮行為によって費用対効
果が得られること。つまり、盗撮行為自体には時間と費用がかかるわけ
であり、そのために時間と費用をさける事が可能でなければなりません。
第三に、盗撮のために、広範囲の立入りが可能なことです。ある施設内
を盗撮するにしても、その施設に立入らねばなりません。第四に、盗撮
の対象となる人物の生活パターンや住所等を知り得ることができること
です。第五に、盗撮行為が発覚した時に、被害を最小限にとどめること
ができることです。この五つの条件を揃えているのが、警察です。

まとめますと、警察は、立場を利用して盗撮行為を歴史的にしてきてお
り、盗撮行為そのものを悪とする論調と、自ら職権を用いて行っている
ことに論理的整合性をつけられなくなった結果、隠し撮り云々のような
錯誤した論理を流布するにいたったのです。

もし、盗撮被害者の方がいれば助言しておきたいのですが、貴方自身が
盗撮に気づいたわけでもなく、また撮影物がインターネット上で無断で
公開されているわけでもないのに、いきなり警察があなたの自宅や電話
を通じて接触してきたことはありませんか。例えば、「警察です、向か
いに住む男は悪いやつだ、組員だ、過激派だ、オームだ、泥棒だ」等と
言い「何かあったら連絡を」と連絡先を教えてきて、「これは捜査情報
だから、外部に漏らすと法により処罰される」「口外して知れたら、あ
なたの命が狙われる、絶対言ってはいけない」と説得されたことはあり
ませんか。これは集団ストーカーという形で、警察が行っている犯罪で
す。そういう場合、警察だからといって、信用しないようにして下さい。
これを信用することは、その時点で、警察があなたの生活を合法的に調
べ上げ、さらに防犯と称して、貴方をつけねらうこと合法的に許してし
まうことでもあります。つけねらうことが可能だということは、貴方を
盗撮することが可能になるということです。貴方が警察に騙されて、携
帯で連絡をとりあうようなことがあれば、携帯の電波を通じて、貴方の
居場所をリアルタイムで把握されてしまいます。

http://matsuri.5ch.net/test/read.cgi/photo/1191207944/263

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