[過去ログ] 【コスパ】DALI OBERON/ZENSORシリーズ 13【未知】 (1002レス)
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771: 2019/10/23(水)23:08 ID:SnXPLO4d(1) AAS
>>769-770
もっと、カッとなるような熱量有る煽りしてくれない?
生ぬるいよ
772
(2): 2019/10/24(木)00:38 ID:tIkHSB98(1) AAS
ワッチョイがないと一々面倒だわ
>>1はタヒんでこい
zensorは値上がり前に買えた人は大体満足度高い
値上がり後ならよく聴く曲とドンピシャなら満足度高い
773
(1): 2019/10/24(木)10:41 ID:r4uewPG2(1/3) AAS
>>772
小説書いてやったから
黙って読んで、
感想言え

天才魔術師、泉の中で引き篭もる

とある国に、十代にして天才の名をほしいままにする魔法使いがおりました。
 その魔法使いは国王の覚えもめでたく、二十代になると国一番の魔術師として持て囃されました。
 けれどその天才魔術師は名門の出でもなければ貴族でもないので、王宮という伏魔殿に出入りした途端、政争というばっかばかしい争いに巻き込まれ、冤罪をかけられてしまいました。

 というのが俺、クヴェル=ヴァッサーラントの来歴だ。

 いや本当、自分で言うのもなんだけど、魔法の才能だけは本物だったんだよ。
省7
774
(1): 2019/10/24(木)10:48 ID:r4uewPG2(2/3) AAS
一部ノンフィクション作品
775
(1): 2019/10/24(木)11:03 ID:r4uewPG2(3/3) AAS
 気に入りのロッキングチェアの上で身を揺らしていると、ポチャン、と音が響いた。
 窓を開けて外を見れば、水の湧く白い砂の上に、靴が片方落ちている。

 ここは俺が隠棲するために選んだ泉の中。
 魔法で結界作って空気を供給し、泉の外からじゃここは見えないようにしてる。
 けど、こっちから上を見れば、泉を覗き込む間抜けの顔が見えて声が聞こえるようにしてあった。

「もう! 何やってんだよ。靴片っぽ落ちたじゃねぇか!」
「はぁ? いきなり青姦に縺れ込もうとするケダモノに靴なんているのかしら?」

 痴話喧嘩かよ!
 他所でやれ!
 いや、マジで。
省10
776
(1): 2019/10/24(木)12:21 ID:gq7SeYKA(1/2) AAS
>>773-775
如何にも素人が背伸びしてみました
っていう感じの初初しい駄文が逆に新鮮で少しだけ面白い
777: 2019/10/24(木)12:50 ID:klH3i1Qp(1/5) AAS
>>776
これでも文才有る方だと自負しているがのだが・・・

「ほら、取っておいで。私のワンちゃん」
「うぅ、でも、水は」
「あーら? 上手に持って来れたら、たくさん撫で回してあげようと思ったのに」
「な、撫で回す、だけ?」
「本当に欲しがりのケダモノ。駄目な子ね。そんな子はこうして足で」
「あひん!」

 プレイかよ!
 他所でやれ、他所でやってくれ!
省11
778
(1): 2019/10/24(木)12:56 ID:gq7SeYKA(2/2) AAS
「うわー! 聞きしに勝る陰気さ! なんだよ、その黒髪、水草か! 顔色悪いぜ、水につかりすぎだろ!」
「お前、余計なことしか言わねぇのか、この犬野郎!」

 確かに俺は自分で髪切るの下手で伸ばしっぱなしだけどな、髭伸ばしっぱなしにはしてねーんだよ。少しだけ気を使ってんだ。
 あと、顔色が悪いのは昔からだ。
 ついでに暗い色のローブ着てるのは、魔法使いとして着慣れてるからだよ。
 陰気とか言うな!

「え、ど、何処から聞いていたの!? お、お願い、このプレイのことは誰にも言わないで! あたし、村では一番の清楚でとおってるの!」
「無理しすぎだろ! 化けの皮が剥がれる前に、自分に合わないイメージ戦略はやめとけ! 破綻した時にダメージ食うのは自分だぞ!」

 なんだ、こいつら!?
 なんでこんなのに、俺の静かな隠遁生活邪魔されなくちゃいけないんだよ。
省9
779
(1): 2019/10/24(木)13:00 ID:sWirBoWE(1) AAS
>>778
駄文書いてスレ荒らしてんじゃねーぞクソ
780: 2019/10/24(木)13:05 ID:klH3i1Qp(2/5) AAS
>>779
「お前はこの森を出るまでに三回転ぶ。そして転んだ先は全てドクダミに頭から突っ込むことになるだろう!」
「地味!?」
「けど、地味に嫌な呪いよ!」
「はーははは! 三回顔から転ぶって、案外精神に来るんだからな!」

 よーく味わって猛省しやがれ!

「う、うわー! 呪われたー!」

 戦いて走り出す男に、女は慌てた。

「待って! そっちは来る時にドクダミが!」
省4
781: 2019/10/24(木)13:09 ID:klH3i1Qp(3/5) AAS
「ふ…………馬鹿な子。犬のくせにまともに走れもしないなんて」
「いや、本当にプレイは他所でやってくれ」
「あ、つい」

 ついってことは、今の素?
 本当になんで村一番の清楚なんて無理なキャラ付けしたんだよ。

 そんな二人は、結局泉の周りで三回こけて帰って行った。
 なんでだよ! 他所でやってくれ!

「ふぅー…………。年に一回はあーいう変なの来るな」

 食糧調達のため、ほどほどに人里に近い場所を選んだのがまずかったのか。
 綺麗な水があるせいか、人目をはばかりたい奴らが引き寄せられてくる。
省11
782: 2019/10/24(木)13:17 ID:klH3i1Qp(4/5) AAS
 生きた感情が、一番怖い。

 俺はロッキングチェアに戻ると、目を閉じて嫌な記憶を奥底に沈める。
 魔法を使うための初期技能、瞑想だ。
 感情に左右されるようじゃ、魔術師としては三流。
 だから俺も、あの冤罪劇では、見苦しく言い訳せず、速やかにあの国を後にした。

 ま、冤罪着せて来たのが王子だったし、それが国の決定だったんだろ。

 じくじくと胸の中に広がりそうになる感情を、瞑想で平らにならしていると、またも水を揺らす音がした。

「今度はなん…………?」
省8
783: 2019/10/24(木)13:18 ID:klH3i1Qp(5/5) AAS
「嘘だろ!?」

 慌てて結界を開き、水と共に招き入れる。
 下は砂とは言え、俺が踏み固めてしまっていた。

「やべ!」

 自分の考えのなさに舌打ちしても遅い。
 俺は慌てて子供二人の落下地点に飛び込んだ。

「ぐえ…………!」
「ぐっ!?」
「ぷは!」
省3
784: 2019/10/24(木)13:24 ID:PthJTN3Q(1/2) AAS
つまんねーよ
785: 2019/10/24(木)13:24 ID:PthJTN3Q(2/2) AAS
他でやればか
786: 2019/10/24(木)13:59 ID:XouMB5KW(1) AAS
異端魔術師、泉の精を詐称する

 泉に降って来た子供二人を抱えて、俺は動けなくなっていた。
 どっちも苦しげに身を丸めて咳き込んでる。
 たぶん、俺を敷いてることに気づいてない。そして地味に肘が俺の腹に刺さっていることも。
 こんな状態じゃ喋りかけても聞ける余裕ないだろうしな。

 俺は泉の水面を見上げて、覗き込む者がいないことを確認した。
 どうやら子供たちは二人だけで来て、二人して落ちたらしい。
 未だに、硬くお互いの手を握り合ったままだ。

 ずぶ濡れの二人は、同じ髪の色によく似た輪郭をしている。きっと兄妹なんだろう。
 じっとりと俺に染み込んでくる水。同時に、確かな体温も服の上から染み込んで来ていた。
省8
787: 2019/10/24(木)14:07 ID:FiAs1wMo(1/10) AAS
 兄は妹を守るように抱きかかえると、ようやく俺の上からどいてくれた。
 妹も同じ青い目をしており、怯えも露わに俺を見ている。
 そんな怖がるほど陰気かね?
 王宮にいる間は身嗜みにも気を付けていたけど、今は一人だし、髪も服もずるずるじゃ、幼女からすれば不審者か。

「勝手に人の住まいに侵入しておいて、誰とはとんだ不遜さだな。躾のなっていない子供は嫌いだ」

 ここは俺の家!
 そこはしっかり主張させてもらうぞ。

 と思ったら、兄のほうがすごい勢いで睨んで来た。
 幼さの残る顔は十幾つかと言った年齢。
 物事の分別がついていていい年齢だと思うが?
省13
788: 2019/10/24(木)14:14 ID:FiAs1wMo(2/10) AAS
 なんて考えたら、兄妹から削ぎ落されたように表情が消えた。
 あ…………これは、やばい。

「死のうとしたのに、なんでお前みたいなのがいるんだよ」

 あー! 自殺志願だったよ!
 若すぎる身空で何やってんだ!
 おい、本当にこいつらの親何処だよ!?

「馬鹿なことを言うな。俺が何処を住処にしようと関係ないだろう。その時の勢いで死ぬにしても場所選びが最悪だ。そんな奴はどうせ死ねない。さっさと家に帰って寝ろ」

 親元に帰れと言ったら、妹のほうの顔が無表情な中に悲壮感漂う空気を醸し出した。
 そんな妹を腕に抱いて、兄のほうは俺に敵意に満ちた目を向けてくる。
省10
789: 2019/10/24(木)14:16 ID:FiAs1wMo(3/10) AAS
 狩られるのは市井にいる権力者に与しない魔法使いたち。つまりは、権力者による魔法の囲い込みの一種だ。
 もちろん、魔法使いも馬鹿じゃない。俺みたいに隠棲する奴もいる。追っ手をかけられても逃げ切る奴もいる。
 ただ、この兄妹の母親は、子供二人を連れて逃げ切れなかったんだろう。
 そして残された魔女の子供二人。
 世を儚む理由、ばっちり揃ってんじゃねぇか。

「こんな世界、生きるなんて願い下げだ。魔女の子なんて言われて、見世物みたいに殺されるくらいなら、俺は、自分の死にざまくらい、自分で…………」
「無理だな」
「なんだと!? あんな残虐な人間たちの中でなんか!」
「少なくともお前らの母親は本物の魔女だ」
「お母さんは、いつも優しい普通のお母さんだったよ!」
省11
790: 2019/10/24(木)14:18 ID:FiAs1wMo(4/10) AAS
 そんなことを考えながら、俺は指を一つ鳴らして魔法を使った。
 兄妹を受け止めた時に濡れたローブが不快で、乾かしただけ。ついでに濡れ鼠二人も乾かした。手間は変わんねぇからな。

「ふ、服が…………? 今の、魔法か?」
「他に何があるんだ?」

 兄のほうが自分の体をまさぐると、妹は転がり落ちるように兄の腕から出て来た。

「どうして? 杖は、呪文は?」
「俺には必要ない」

 他の魔法使いならそういう触媒が必要になるけど、俺は天才だからな。
 昔からそういうのがいらない。頭の中で思い浮かべるだけでいい。
 妖精や精霊なんかの魔法の使い方だ。俺は自然と身に着けたけど、他の魔法使いたちはやろうとしたら何十年か研鑽を積まなきゃいけないらしかった。
省11
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