【勉強会】The QABALISTIC TAROT【+雑談】Part4 (196レス)
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164: 2015/05/09(土)08:39 ID:CKw(1) AAS
「セフィロトの図案たち」の章の続きです。
--- ここから --- (Robert Wang, 『The QABALISTIC TAROT』First paper edition, 1987, pp. 69) ---
His King is the very essence of the energy underlying earthly growth.
彼の「王」は、地上の成長の根底にある精力のまさしくその本質である。
--- ここまで ---
ウェイト版の「五芒貨の王」は、素人目に見ても、とても良く「地の火」というものが
表現できているということですよね。
つまり、「地の精霊ノームたちの王」とか「大地の妖精ドワーフたちの王」というような、
割とどっしりした感じで、自然の恵みに囲まれ、大地にしっかりと足が着いた姿は、
この地上と地下の世界を統べる王の姿としては、割と良く出来ていると思います。
ちなみに、ウェイト版の「王」で、鎧を着用しているのが明確なのは、この「五芒貨の王」
だけであり、それも普段はガウンの下に隠していて、軽々しく他人には見せないように、
きちんと配慮しています。
そして、地下から湧き出す魔物が、この地上にこっそりと出現しようとする時には、その
守備的な鎧のパワーと、その圧倒的な重量感と、内に隠された「火」の魔力で、戦わずして
邪悪な魔物を地下世界に押し戻すという、陰に隠れた活躍をしているということです。
我々の住むアッシャー界を統べるにふさわしい、頼りがいがあって、それなりに実力もある、
どっしりした人物ですよね。
それに比べると、他のウェイト版の「王」たちは、ちょっと頼りない感じもします。
要するに、ウェイト氏は、アッシャー界=リアル世界を重要視しているということであり、
その点では、マサース氏やクロウリー氏とは、ちょっとだけ世界観が異なります。
このため、リアル重視の占いでは、理論重視のゴールデン・ドーン版やトート版よりは、
ウェイト版の方が適しているということでもあります。
まあ、リアルに恵まれない人であれば、理論重視で占いをやってもいいと思うのですが、
占いを商売にするのであれば、ワタシとしてはウェイト版を、お勧めするのでした。
とはいえ、きちんとタロットのことを理解して占いをやっているようなプロのタロット
占い師って、ほとんど会ったことは無いんですけどね。(苦笑)
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