【ポタ赤】ポータブル赤道儀【星野撮影】 (18レス)
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1: 変態◆yLj.p27lNGZZ 2015/03/15(日)23:22 ID:2Ck(1/4) AAS
小型にまとめられた星野撮影用赤道儀について語るスレ
自作の話題も歓迎です。
道具は使ってナンボ、他を否定するより自分で使って楽しみましょう。

前スレ
【ポタ赤】ポータブル赤道儀13台目【星野撮影】
2chスレ:sky

スカイメモRS ポータブル自動追尾赤道儀:株式会社 ケンコー・トキナー
外部リンク[html]:www.kenko-tokina.co.jp
スカイパトロール(TG-SP)/スカイポート(TG-SD):株式会社 高橋製作所
外部リンク[htm]:www.mmjp.or.jp
省25
2: 2015/03/15(日)23:32 ID:2Ck(2/4) AAS
微動装置込みだと下手なポタ赤より軽い ビクセン AP
外部リンク[htm]:vixen.co.jp
外部リンク[htm]:vixen.co.jp

色々かなぐり捨てた ケンコー スカイメモS
外部リンク[html]:www.kenko-tokina.co.jp
外部リンク[html]:prtimes.jp
(※Sky-Watcher の OEM
外部リンク[html]:www.skywatcherusa.com
3: 変態◆yLj.p27lNGZZ 2015/03/15(日)23:34 ID:2Ck(3/4) AAS
他にも色々あると思いますが、補ってください。
4: 変態◆yLj.p27lNGZZ 2015/03/15(日)23:44 ID:2Ck(4/4) AAS
ところでポータブル風防、その後。
なんとなく、方向性は定まってきました。
色々暫定措置のままなので、見た目はかなりアレですが。

洗濯ばさみで留めてるくびれの部分を大きくすると、背が低くなります。(=低空撮影時対策)
画像リンク[jpg]:2ch-dc.net
洗濯ばさみはあまりにアレなので、大きめの三角クリップに置き換える予定。
荷造り紐もどうにかしたい所。
何より、裂いた部分の補修をしとかないと、このままでは何れバラバラにw

中は割と広々。
画像リンク[jpg]:2ch-dc.net
省5
5: 変態◆yLj.p27lNGZZ 2015/03/17(火)22:26 ID:qt0(1) AAS
PanHead EQ の製造元から、新製品。
特徴はP-Motionが超高精度。公称±4〜5秒角。
微動雲台付。
積載重量は10kg。赤経体の重量は4.2kg。
電源はDC4〜12V。USB電源OK。
備品類はSWATとコンパチ。

外部リンク[html]:skybird.at.webry.info
6
(1): 2015/03/20(金)23:08 ID:0ao(1) AAS
こんなところにいたとは。
時々覗かせてもらいます。
7: 変態◆yLj.p27lNGZZ 2015/03/29(日)23:28 ID:QDv(1) AAS
>>6
どもー

金曜に出張で関東に行くチャンスがあったもので、帰りに PanHead EQ の調整や改造をはじめとしてとてもお世話になっている、(株)輝星の中の人を訪問してきた。
同社の最新赤道儀 JILVA-170 について沢山質問した。
この赤道儀は、社長の長年の夢を実現することが最大の目的だったらしい。

一番気になっていたのは、この赤道儀のコンセプト。
私は望遠レンズを使うなら即座にオートガイド使用を前提にするタチなのだけれど、何故に「ポタ赤」を巨大化させてまで P-motion の向上に拘ったのか?

氏は藤井旭氏らをはじめとする数々のアマチュア向け天体写真の先人と共に、
「アマチュア天体写真」の黎明期(20世紀半ばの、本当に古い古い時代)から21世紀当初までアマチュア天文界を盛り上げてきた人物。
天文活動を通じて、アマチュア天体写真の裾野を広げる方便として、天文台で使っている大型のドイツ式赤道儀のミニチュアを「本格的な天体写真儀」として広めてきた。
省16
8: 変態◆yLj.p27lNGZZ 2015/03/29(日)23:56 ID:NHa(1) AAS
現時点での具体的な追尾精度目標は、f=200mm〜300mm程度を2〜3分追尾し、全体を鑑賞できる距離から眺めて、星像が点像と言える写真が高確率に撮れるもの。
そのために必要な重量増は許容する。
価格を抑えるため、部品は入手性が良いものを工夫して使う。

つまり、コンセプトとしては高精度な P-motion 振幅とコストのバランスが最優先事項。次が重量。
氏の古の「ポタ赤」は30kgもあったそうで、おかげでとある天体写真のメッカにて、立っていられない程の暴風下、みんな撤退した中でただ一人、夜明けまで撮影を続けられたそうな。

そんな氏からすれば、JILVA-170 の 「4kg強」は十二分に軽い、むしろ軽すぎて風に持って行かれるのが心配、という感覚。
(実は 「4kg強」 は極軸微動装置の重量約1kgを含んでおり、赤道儀本体は SWAT-350 より数百グラム重い程度)

確かに、P-motion ±4〜5秒角 で 搭載重量 10kg を実現できるのは普通、中型以上の規模の赤道儀。
それらは赤道儀だけで20〜30kg 以上の重さがあっても当たり前。
その赤経体部分だけを抜き取ったとしても、10kg 以上はあると思われ。
省2
9
(1): 変態◆yLj.p27lNGZZ 2015/03/31(火)07:35 ID:ct9(1/2) AAS
「しかしいくら P-motion が高精度でも、極望が外付けでは精度が出ず、台無しでは?」

という疑問をぶつけてみた。
JILVA には内蔵極望は無さそうだし、私自身、TOAST 極望とポラリエ極望の2つの外付け極望を使った極軸設定のいい加減さに辟易し、極望の使用を諦めて、PHD2 を使ったドリフト法での設定に転向しているから。
PHD2を使うなら、当然そのままオートガイドするに決まってる。
JILVA にもオートガイド端子はあるようだけど、ここまで聞いたコンセプトからすれば、オートガイドを必要としない運用ができないと JILVA の価値が成り立たないと思う。

社長によれば、多くのユーザーは「極望の対物レンズの光軸が赤経軸に平行であれば良い」と考えているが、これは当たらずとも遠からずであり、正解とは言えないそうな。

極望で重要なことは以下2点。

@極望の対物レンズの焦点に、星導入パターンの中心が位置していること
A極望の対物レンズの中心と、星導入パターンの中心を結ぶ線が、赤経軸と平行であること
省15
10: 変態◆yLj.p27lNGZZ 2015/03/31(火)07:36 ID:ct9(2/2) AAS
>>9
こうしてAが実現できているのに、極望で極軸を正確に合わないということは、そもそも?が正しく調整できていない、ということ。
@がちゃんと出来ている極望を安定して供給できるようにすることは課題として認識しており、今も八方手を尽くしているところだそうな。

@の影響がどれほど大きいのか今一つピンと来ないでいると、社長宅の2階で実地教習していただくことになった。
極望ステーを地面に固定し、ステーの先に極望の@調整基準面を当てる。
@の調整が正しく行われていれば、極望をステーに当てた状態で回転させても、パターン中央の十字線と景色の位置関係が変わらない筈。

で、持参した自分のポラリエ極望でこれをやると…パターンの十字線に対して、景色(遠くの電柱の碍子)が滅茶苦茶大きな円描いてるがな!w
極望視野の1/4近い長さの直径で、パターン中央の十字線に対して景色が円運動している。
歳差補正やら経度補正やら、やるだけ無駄、なレベル。ダメだこりゃ。・゚・(ノД`)・゚・。

更に、対物レンズが納まっている筒を横から指で押してみると、円運動の直径が大きくなったり小さくなったり。
省12
11: 変態◆yLj.p27lNGZZ 2015/04/19(日)00:54 ID:O9R(1/2) AAS
私がお借りしているJILVA-170、ウォームギヤが未研磨状態の展示用でしたが、悪天候が続いている間に研磨治具が完成したので、研磨を実施していただきました。
その後2週間以上にわたって私の家にて26倍速高速回転を継続し、エージングを行いました。

というわけで手元の JILVA-170、製品と同等の工程が全て完了したため、(株)輝星さんから晴れてP-motion 計測結果の公開許可を頂けました。

f=600mmの望遠鏡(タカハシ FS-60Q) に QHY-5L-II を取り付け、PHD2にて1コマあたりの露出を6秒にしてシンチレーションの影響を平均化して取った結果です。
画像リンク[png]:2ch-dc.net

±3.5〜4秒強、といったところです。ウォームギヤ由来のモーションは1周期5分です。
振幅の角度に関しては、隣に KOWA PROMINAR500+エクステンダー(f=850mm F9.6) + Nikon V1 を並べ、撮影開始から撮影終了までの恒星位置ズレ量を写真に撮り、
PHD2ログ上の移動量と写真上の移動量からゲインを求めて、PHD2ログ上の角度の補正を行っています。
(PHD2ログ上の角度をそのまま信じると、もっと小さな値になっています。
12: 変態◆yLj.p27lNGZZ 2015/04/19(日)01:09 ID:O9R(2/2) AAS
P-motion が優秀なことは判りましたが、実写ではどうか。

JILVA の性格からすれば、オートガイダーを載せて、PHD2 でドリフトアライメントを用いるような極軸設定は(如何に精密に合わせられるとはいえ)、合わないと思います。
サクッと「精度の良い」外付け極望で、北極星を使って一発調整。ノータッチガイドで追尾し、どれぐらいの星像が得られるか、が JILVA の本懐だと思います。

「オートガイド」というフィードバック制御を行わないわけですから、必ずスレは発生します。
そのズレ量が、使用者が許容できる範囲内であれば、JILVA の「お気楽セッティング」による星の撮影は成功したことになります。

ズレの許容量を決めるのは、使用者の鑑賞法です。
「ピクセル等倍で見て星が点になること」が許容値の人には、JILVA での望遠撮影は向きません。
JILVA に限らず、どんな大型据付赤道儀で撮っても、ノータッチガイドで追尾する以上、そういう人は満足できないと思います。

「A○に印刷して、○m離れて見る」
「1920x1200 に縮小して、デスクトップの背景にして見る」
省12
13: 変態◆yLj.p27lNGZZ 2015/05/17(日)11:56 ID:mjF(1/3) AAS
ちっちゃくて軽いポタ赤は携帯には便利ですが、写野を向けにくい空域があったり、構図を自由に決められないケースが多々あったりすると、使う意欲が減退してしまいます。

私にとってはゼンマイ式ポタ赤 MusicBox EQがソレでした。

積載重量がある程度大きい SWATシリーズや JILVA-170、PanHead EQ では、片持ちフォーク+K-ASTEC レボルビング装置で自在に構図を決めることができます。
しかし MusicBox EQ は赤経軸がかなり脆弱なので、自由雲台部に重量を掛けすぎると追尾が安定しません。
K-ASTEC レボルビング装置を載せる余裕が無いのです。

自由雲台のみで使ってみたこともありますが、やはり天頂よりやや北側、カシオペアやアンドロメダ界隈を撮ろうとすると、どうにも構図の自由が効かなくなります。
チルトできる余裕度が無いのです。
14: 変態◆yLj.p27lNGZZ 2015/05/17(日)11:56 ID:mjF(2/3) AAS
そんなわけで長らくお呼びが掛からなかった MusicBox EQ ですが、この度極めて自由度の高い雲台 NOVOFLEX Magicball mini を入手したことで、前述の欠点が解消できることが判りました。

赤経軸周りのバランスを取るため、短めのアルカスイス規格のプレート1枚と、3つの小型軽量パン軸クランプ(SUNWAYFOTO DDH-02i) を組み合わせました。
プレート+パン軸クランプx3+MagicBall mini の重量は 616g。K-ASTECレボルビング装置単体並の重量で、自由雲台の機能と、赤経軸周りのバランスを取る機能を含んでいます。

使い方はまず、MagicBall とその上に固定した1個のパン軸クランプをフリーにして、カメラを被写体として選んだ空域に向けます。
構図を決め、クランプを固定します。
次に、ポタ赤の赤経体に取り付けたパン軸クランプ(赤経体にターンテーブルが付いているポタ赤では省略可能)と、アルカスイス規格プレートを介して反対側の端にある Magicball の足元に取り付けたパン軸クランプを緩めます。
プレートの向きと赤経軸―カメラ間距離を調整することで、赤経軸周りのバランスを調整します。

言葉での説明には限界があるので、動画をご覧ください。
「写野を決めてから」「赤経軸周りのバランス調整をする」ことをやってきます。
外部リンク:vimeo.com
省1
15: 変態◆yLj.p27lNGZZ 2015/05/17(日)12:00 ID:mjF(3/3) AAS
FUJIFILM X-E2 に FUJINON XF56mmF1.2R を付けて、このシステムで撮ってみました。
F2.8 まで絞り、ISO1600 にて露出28秒です。
1600万画素、フルサイズ換算 84mm 相当の中望遠です。

画像リンク[jpg]:simhuq.sytes.net

何度もゼンマイを巻き直して60枚ほど連写してみましたが、どんどん雲が厚くなってしまいました。
最初の9分間ぐらいで撮れた15枚をコンポジットしてみました。
MusicBox EQ はゼンマイを1度回巻き直し、追尾再開時には赤経の位置を目視で大体合わせ直しています。
北極星の見えない、自宅の南向きベランダからの撮影ですので、極軸は背面液晶を拡大し、ドリフト法でざっくりと合わせています。

画像リンク[jpg]:simhuq.sytes.net

光害は酷いし、ガスや雲の流れは消しようが無いほど酷いしで、フラットも取っておらずすみません。
省1
16
(1): 変態◆yLj.p27lNGZZ 2016/02/28(日)21:18 ID:evt(1/3) AAS
SS-one mini 見学記

「デジタル星野写真撮影記」のほんまかさんのお店を訪問し、SS-one mini を見学させていただきました。

ほんまかさんは、ご自分の星野撮影において感じておられる課題を認識し、今すぐ手に入る技術で解決できそうなところから、どんどん手を付けていっておられました。
自分のやりたいことを、非常にアグレッシブに実現していくタイプの方だと思いました。

CP+ で見た「スカイメモ T wifi 内蔵」の話をすると、SS-one の少し大ぶりのコントロールボックスについてもボタン類を削除し、コントローラーとオートガイダーの小型一体化を推し進める決断をなさいました。

SS-one mini は非常に小型でした。
添付の1枚目の写真は、私の BORG 55FL+ x0.8レデューサーを2軸SS-one mini に載せた状態です。付いているカメラボディは Nikon Df です。
とてもコンパクトな SS-one mini は、同じくコンパクトな BORG 55FLとベストマッチングでした。
画像リンク[jpg]:2ch-dc.net
省15
17: 変態◆yLj.p27lNGZZ 2016/02/28(日)21:19 ID:evt(2/3) AAS
AA省
18: 変態◆yLj.p27lNGZZ 2016/02/28(日)21:20 ID:evt(3/3) AAS
>>16 写真の赤経体中央に生えているちっこいのは、開発中の電子極望だそうです。これはオートガイダーに繋ぎ、オートガイダーに電子極望の処理も担わせるそうです。

ほんまかさんは既に接眼部に取り付ける形式の電子極望を開発しておられますが、QHY の PoleMaster の話が広まった途端、ほんまかさんの電子極望はまたたく間に売れていったそうです。
PoleMaster と比べると、CPUが内蔵されており、タッチパネルで操作できるため、パソコンが要りません。これは PoleMaster に対する大きなアドバンテージです。

既に売り切った SS-one においては、開発時にはまだ電子極望というアイディアを具現化していなかったため、内蔵極望ありきの赤経体の設計となり大ぶりになった、とのこと。
SS-one mini は最初から電子極望の使用を念頭に入れてたため、レイアウトの自由度が大幅に上がったそうです。

1軸コントローラが完成したら、私も SWAT-350 用赤緯軸として SS-one mini + 1軸コントローラ + オートガイダー + ASI120MM + 小型電子極望のセットを購入してみようと思います。
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