【This is my world !】過疎板に立てるワイの小説スレ (23レス)
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1: 20/01/24(金)14:40 ID:PT9(1/21) AAS
よろしくニキでやんす^_^
4: 20/01/24(金)15:10 ID:PT9(4/21) AAS
【登場人物】
・Joshua Talerico (ジョシュア・タレリコ)
19歳の内気な青年。母子家庭に育つ。
無趣味で友達0の孤独な陰キャ。
・Nadia Tolstaya (ナディア・トルスタヤ)
ルーマニア出身の17歳。美少女ながらその性格は非常に猟奇的で、暴力を振るうことで快楽を得る。
5: 20/01/24(金)15:56 ID:PT9(5/21) AAS
「ジョシュア、もう起きてる?」
ドアの外から母さんが俺を呼ぶ。
「何?」「私の分のピザ頼んでおいてくれない?今日遅くなるから」「…分かったよ」「ペパロニがいいな。よろしくね」そう言って母さんは階段を降りていく。その足音を聞きながら、今日は学校を休もうかと考える。
6: 20/01/24(金)16:04 ID:PT9(6/21) AAS
確か来週レポートを提出しなきゃいけないんだ。
図書室の資料を読まなければ書けそうにない。
仕方ないな、今日は行くか。
俺は重い腰を上げベッドから立ち上がる。
着替えと朝食などを適当に済ませ家を出る。
…最近は外に出るのも面倒になってきた。
7: 20/01/24(金)16:13 ID:PT9(7/21) AAS
バスに乗ると眠気が襲ってきて、俺はうたた寝を始めた。昨日は夜遅くまで勉強していたから。
目を覚ますと、学校の2ブロック前だった。
寝過ごすところだった、危ない危ない。
そして学校の前に到着したバスを降り、力の入らない足で歩いていく。
8: 20/01/24(金)16:18 ID:PT9(8/21) AAS
授業中は本当に眠くて、早く終わらないかと家に帰るのが待ち遠しかった。帰っても何もする事はないのに。…そういえば母さんのピザを注文するんだった。家に帰った時には忘れているだろう。
そして長い学校での一日が終わり、やっと解放された。こんなつまらない場所からは早く離れたい。
9: 20/01/24(金)16:34 ID:PT9(9/21) AAS
帰りのバスの中で思い出した。
レポートがまだ終わっていない!
でも今更戻るのは面倒すぎる。来週には間に合いそうだしまあいいか。
家の近くのバス停で降り、小さな公園を通って帰る。落ち葉でオレンジ色に染まった地面が綺麗だった。
10: 20/01/24(金)16:38 ID:PT9(10/21) AAS
公園のベンチに女の子が座っていた。
珍しい。いつもはほとんど誰も居ないのに。
俯いて携帯をいじっている。綺麗だけど、不思議な雰囲気の女の子だ。…どこかで見覚えがある。同じ高校かもしれない。
俺はわざとゆっくり歩いて時間を稼ぎ、彼女を観察する。
11: 20/01/24(金)17:17 ID:PT9(11/21) AAS
ふと彼女が顔を上げたので、目が合ってしまった。
突然の事に驚き、思わず立ち止まってしまった。…気まずい。
すると彼女はニコッと微笑んで、手を振ってくれた。
俺より少し年下に見えた。携帯をしまい、俺に手招きをする。
12: 20/01/24(金)17:23 ID:PT9(12/21) AAS
フレンドリーな人なんだろうか。
俺は少しきまり悪かったけどベンチへ歩いた。
「座って」促されるままにベンチに腰掛ける。
「この辺りに住んでるの?」と彼女が聞く。
「うん…歩いてすぐそこ」「そうなんだ、私最近引っ越してきたばかりなの」「そうなんだ」
ということは見覚えがあったのは俺の勘違いかもしれない。
13: 20/01/24(金)17:52 ID:PT9(13/21) AAS
「どこの高校行ってるの?」「アニーライト高校」「そうなんだ。なんか会ったことある気がしてたけど気のせいかな」そう言って笑った。
すると彼女は突然俺の目を覗き込んだ。「いや気のせいじゃないかも。私も会ったことある気がする」「え、本当に」綺麗なアンバーの瞳にドキドキする。
14: 20/01/24(金)18:56 ID:PT9(14/21) AAS
10代になってからまともに女の子と話したことが無い割には頑張ってるよ俺。
「でも高校違うし、どこで会ったんだろうね」
「私も分かんないけど…アハハ!あなたはどこの高校?」「ガーフィールド…知ってる?」「うん、聞いたことはあるよ」
15: 20/01/24(金)19:23 ID:PT9(15/21) AAS
「アニーライト高校って楽しいの?」と聞くと、彼女は少し俯いた。
「私はつまんないと思う。だから最近行ってない。抜けて来た。サボってるんだ。入ったばっかなのに」
彼女は目を伏せて独り言のように呟いた。
「そっか…」つまらない学校生活にはすごく共感できる。俺も不登校になろうかな。
16: 20/01/24(金)20:24 ID:PT9(16/21) AAS
「親にはバレないの?俺もサボりたいけど母さんに知られたら…」
「一人で住んでるからバレないよ」「親は…?」「ルーマニアに住んでる。一人でここに来たの」
少し驚いた。一人暮らしなんだ。
「家近いんだけど来る?」
「…え?」その唐突な提案に耳を疑った。
17: 20/01/24(金)20:28 ID:PT9(17/21) AAS
「えっと、それは流石に早すぎない?あの…段階が」
初めて会って数分も経ってない、お互いに名前すら知らない他人同然の関係なのに?
「ルーマニアでは初めて会った人でも家に招くのが普通だよ?」彼女はそう言って笑うが、それは明らかな嘘である。この子には警戒心がないのか?
18: 20/01/24(金)20:31 ID:PT9(18/21) AAS
こうなるとこっちが警戒してしまう。
なんで初対面の人間を家に呼びたがるんだ?
この子はもしかして何かのトラブルに巻き込まれていて、俺に助けを求めてるのか?
それとも殺人マニアで、殺した人間の死体をコレクションしてるとか?
馬鹿みたいな妄想が治まらない。
19: 20/01/24(金)20:36 ID:PT9(19/21) AAS
「…何を怖がってるの?」彼女はそう言って異常なまでに楽しそうな笑顔になった。
背筋が凍りつくように怖い。でも逃げられない気がした。素直に従わなければ俺はどうなってしまうのか。
恐怖で固まっていると、彼女は俺の耳元で囁いた。
「女の子の家に入れる最後のチャンスかもよ?」
20: 20/01/24(金)20:39 ID:PT9(20/21) AAS
この子はシリアルキラーなどではなく、単なるビッチなのかも知れない、と思い直した。
仮にそういう目的で俺を招いているのなら喜んで着いていく。綺麗な女の子とできる機会なんてこれから一生、自分には無いと思うから。
馬鹿な俺は一か八か賭けてみることにした。
21: 20/01/24(金)20:40 ID:PT9(21/21) AAS
「…何を怖がってるの?」彼女はそう言って異常なまでに楽しそうな笑顔になった。
22: 20/07/09(木)04:21 ID:Vph(1) AAS
どうもでやんす
23: 20/07/09(木)04:21 ID:kD2(1) AAS
矢部
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