ちぃたぬ「どん兵衛しゃん、ちょうだいやん！」 [転載禁止]©2ch.net

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2: すぐ名無し、すごく名無し [sage] 2015/07/15(水) 13:44:44.77 ID:4l+naKe0

俺はコンビニの店員から貰ったわり箸を割り、ちぃたぬに見せつけるようにうどんを食べ始めた。

ちぃたぬ「やーん……ちぃちゃんぽんぽんしゃんちゅいたやん、ちょっとだけちょうだいやん」

俺「あーうめえ！やっぱ公園で食うおうどんさんは最高だわー」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

ちぃたぬ「おあげしゃんだけでもええからちょうだいやん……」

俺「やなこった。俺はこのおあげさんが食べたくてこのうどんを買ってきたんだからな」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

ちぃたぬ「……せめておちゅゆしゃんだけでものませてやん」

俺「このおうどんさんはおつゆも絶品だからなぁ、俺がぜーんぶ飲み干してやる。お前になんか一滴もくれてやるもんか」ｺﾞｸｺﾞｸ

これ以上時間が経ってはせっかくのうどんがふやけてしまうので俺は流し込むように一気に完食した

ちぃたぬ「いじわゅいじわゅいじわゅ！」

ちぃたぬ「おいちいものはひとりじゅめしたらだめだって、まましゃぁがいってたやん！」

ちぃたぬが半べそをかきながら俺に抗議してくる

俺「まあ待て、お前にはおうどんさんよりももっと良い御馳走を用意してあるんだ」

ちぃたぬ「やーん！ちょうだいちょうだいやん！」

今度は目をキラキラと輝かせながら上目遣いでこちらを見つめてくる。何て単純な生き物なんだろうか

俺は背負っていたリュックからゴミ袋を取り出し、さらにその中から小さなビニール袋をひとつ取り出した

中にはコンビニに行く前に道端で拾った犬の糞が入っている。俺はそれをビニール袋から空っぽになったおうどんさんの容器に移し替えてやった

俺「あとはこれに焼肉のタレをかけてっと………」

俺「はいお待ち！ちぃたぬの大好きな焼肉さんの完成だよ！！」

ちぃたぬ「やーん！やきにきゅしゃんやん！ちぃちゃぁやきにきゅしゃんだいちゅき！」

ちぃたぬ「いただきまーちゅ！おいちぃ！おいちぃやん！」ﾑﾁｬﾑﾁｬ

……『のんたぬは焼肉のタレさえかけてやればどんな物でも焼肉さんだと思い込んで食べる』ってネットに書いてあるのを見た時はまさかと思ったけど

本当に何でも食べるんだな。しかもそのタレは賞味期限が切れてから二年も経つゴミ同然の残り物だぞ……？

ちぃたぬ「ﾑﾁｬﾑﾁｬ」ﾎﾟﾃｪﾎﾟﾃｪ

勢いのない尻尾が上下に大きく振られる
きっと尻尾を振る行為は興奮している証なのだろう

http://hanabi.5ch.net/test/read.cgi/nissin/1436935372/2