一度きりの大泉の話(萩尾望都)感想スレ@NEXT (56レス)
1-

17: 2021/06/13(日)10:25 ID:V06xd0cr(1) AAS
この件って何を言っても最後は>>4に戻ってくる気がする
18: 2021/06/20(日)12:06 ID:mdbdIh40(1/2) AAS
それにつきる

「読者の方も歳を取り、人生経験を乗り越えて成長し、
こういう個人的な話を聞いても、おそらく大人として落ち着いて聞いてくださる」
(だから、私にはあの頃のまま凍土に記憶を封じて歳を取っている事を許してくれるでしょう。
私には乗り越えないまま、成長しないまま執筆を続ける事を許してくれるでしょう。)

つまり要約すれば
読者は成長したはずなので、自分は成長してないことをゆるしてもらうために、この本を刊行しました
後出しジャンケンによって全てを自分に都合よく終わらせることをおゆるしください。
という現象

いくら申し訳ありませんごめんなさいと言葉を費やして見せても
省1
19
(1): 2021/06/20(日)12:09 ID:mdbdIh40(2/2) AAS
他人にはフェアであることを求め、読者には寛容を求め、しかし自分には欺瞞をゆるす

──大人の(老境にある人の)書いたものとは思えない、という感想を抱かれるのはその辺りだろう
20
(1): 2021/06/20(日)18:37 ID:whDF5a+A(1) AAS
個人的にとても不可解だったのは、
『私は嫉妬という感情についてよくわからない』(※ママ)と何度も繰り返される自己主張と、
『私が人を傷つけるときは、覚悟を決めて意識的に傷つける』(※要約)という高い自己認識との乖離かな。

描きたい漫画をなかなか描かせてもらえない状況に相手がずっと傷ついていたことを気づけない、
相手が自分に嫉妬していることに気づけない鈍感なタイプの人間に、
「意識的に覚悟を決めて人を傷つける」みたいな高度な客観的行為ができるものかな?
嫉妬は人間にとって大きな感情であると同時に、重要で複雑な心理だよね。
それを理解できない無知で無感覚な人間が、非常に繊細な心理的悪意を自意識しつつ実行することは果たして可能なのだろうか。
もしできるのであれば、「私は嫉妬を知らない」という発言は信用ならないし、
もしできていないならば、「私が人を傷つけるときは、意識的に傷つけている」という発言は虚しいものになるよ。
21: 20 2021/06/26(土)17:08 ID:5+W6aYe7(1) AAS
一応補足
二段目後半「非常に繊細な心理的悪意」とは「意識的に誰かを傷つける」ことを指す
22: 2021/06/26(土)19:42 ID:lx7ZFFRx(1) AAS
> 描きたい漫画をなかなか描かせてもらえない状況に相手がずっと傷ついていたこと

ここを見落としている大泉本読者が多い
むろん著者H氏も含めて
23
(1): 2021/06/27(日)04:03 ID:SfRANGez(1) AAS
描かせてもらえなくてずっと傷ついてる相手の心をさらに痛めつけるような「描けばいいと思うよ?なんで描かないの?」という無神経な言葉を投げかけたのは
覚悟を決めて、意識的に相手を傷つけようとしてやったことなのかな?
そうではないと思いたいし、おそらくそうではないだろう
そして何十年経ってもその時の相手の傷(とそれに塩を塗り込んだこと)に気づいて思い遣ることはしていない
24: 2021/06/27(日)11:14 ID:qYImez+Z(1) AAS
何十年も経つうちに様々な経験をし
内的成長をし、視野も広がって、
あの時は彼女も辛かったんだろうな…と相手の心情を慮ったり
あんなに世に出したがっていた物語をずっと描かせてもらえなかった苦しみはどれほどだったろう…と
相手側の事情も汲み取れるようになるのが、大人になるということだよね

そんなふうに相手をきちんと見つめられる大人としての成長の側面は
著述中には一切見えてこない
かわりに
すみません・知りません・関係ありません、みたいな
まるで部屋に閉じこもる幼児的な拒絶と保身の言葉が多く出てくる
省3
25
(2): 2021/06/27(日)13:15 ID:GphI4H/s(1) AAS
別に幼稚でも逃げても隠れても本人が楽ならそれもありだと思う
ただ「大泉サロンと自分とは無関係」をメディアや世間に表明する手段として
この本を出版した事はむしろ萩尾さん側にとって悪手だったと思えてならない
26
(1): 2021/06/27(日)13:57 ID:wulcSOhI(1) AAS
>>25
いかにご本人が無関係を主張していても
客観的には
“少女漫画界において将来異色な活躍を示す作家たちが
大泉にある竹宮氏の長屋を訪れては大なり小なり交流した事実”に関する
当事者による1級資料であることに変わりはないからね
27
(1): 2021/06/27(日)14:55 ID:xI+DLF2G(1) AAS
大泉時代に関するメディアからのしつこいコンタクトを断る目的なら他にもっと適切な方法があったのでは
代理人(弁護士や担当編集者など)を通して各出版社やメディアに「取材お断り」と通達すれば済むはず
基本的に彼らはビジネスパーソンとして接触してくるわけだから代理人と事を構えたくはないだろう
個人的に話を持ちかけて来る相手に対しては防波堤の役割をすべくマネージャーがいるわけだし

ホント、なぜわざわざこんな微妙な内容の著述をものしたのかわからん
まあ印税は入るだろうが
28: 2021/06/27(日)19:22 ID:fG7Od4ZD(1) AAS
往々にして事象は合わせ鏡のようなもの
自分が傷つけられたら大騒ぎしたりいつまでも根に持ったりヒステリー起こしたりする人ほど
自分が他人を傷つけたことには無邪気だったり無自覚だったり無関心だったりするケースには時々遭遇する
29
(1): 2021/06/30(水)17:37 ID:EXwGDpvo(1/2) AAS
>>23
萩尾氏竹宮氏どちらにも大して思い入れのない自分から見てると
それが一番不思議なんだよね
描きたいのに(親に)漫画を描かせてもらえなくて苦しかった時代、
描いた作品を(編集部に持って行くたびボツにされて)世に出せなくて苦しかった時代、
どちらのつらさも経験している萩尾氏は
今までの数十年間のいつかある日に、ふと、竹宮氏のそれも理解してあげられなかったのだろうか

ましてそのつらさから抜け出すきっかけ(漫画を描いて発表できる状況)を提供してくれたのは、
つまり手を差し伸べてくれたのはまさにその竹宮氏なわけだし
30: 2021/06/30(水)18:05 ID:EXwGDpvo(2/2) AAS
ある日どこかでふっと
ああ私も傷ついたけどあの人も傷ついていたんだなあ、と気づくだけで
あの時は私も悪かったなあ、と哀しむだけで、たったそれだけのことで
年寄りになってこんな後出しジャンケンか泥試合みたいなことはしなくて済んだだろうに
31
(1): 2021/07/03(土)04:28 ID:Uu7gGlo3(1) AAS
>>29
1,竹宮氏が手をさしのべてなかったら萩尾氏は東京でプロ漫画家として活躍できたかどうかも怪しく
竹宮増山萩尾三名での大泉生活がなければ風と木もトーマも生まれてなかった
2,そして増山氏という当時としてはすばらしく芸術的なキュレーションのできる目利きがいなければ
萩尾氏も竹宮氏も『悲しみの天使』その他多くのネタ元に出会うこともなかった

この状況と条件下でものを創れば
お互い似るのはやむをえず
パクったパクられたと思い思われるのも無理はない
せめてどこかでそう彼我を客観視できればよかったのにな

盗用した云々のトラブルは同じもの見て創作すればよくあること(二次創作はそのいい例)
省2
32: 2021/07/03(土)13:03 ID:LS7G+/GX(1) AAS
>>31
> ありがちな一般事象の特別視を数十年間自分に課しさらに今後もまだそれを続けたがっている

ありがちと言えば
何か(理不尽なこととか)言われて不快でも怒りで頭がいっぱいになってその時は黙ってしまう、とか
何か(心外なこととか)言われて頭が真っ白になってその時は何も言い返したりできない、なんて
誰でもよくあることだよね
べつに著者自身が特別なわけでもない

問題なのはその後の行動をどうするか
子どものケンカじゃないなら尚更
33
(1): 2021/07/03(土)16:01 ID:Q9hqEm65(1) AAS
「何か言われて不快でも黙ったまま、後になってから作品の中で反論する」
作品を個人的関係者に対する不快感の解消に使うって、つまらない

そんな描かれ方をする漫画が可哀想
作中では対応できない相手も可哀想
漫画をそんな用い方する作者も可哀想
34: 2021/07/03(土)17:13 ID:5ht7R84a(1) AAS
>>25-27
本当に何度も繰り返しになるがこれほど突っ込みどころの多い内容で何故に出版許可したのだ
意図がわからん
35: 2021/07/03(土)17:35 ID:+ToHcMIW(1) AAS
著者自身にとっては
>>33
>後になってから作品の中で反論

する意図があって不快をスッキリさせたかったんだと思うけど
これだと悪手と言われても仕方ないからやはり著者の身近な人が
もしくはマネージャーさんか企画担当氏が
もう少し冷静に内容を吟味できるようになるまで出版は保留にしようと提案すべきだったかも
36: 2021/07/04(日)13:35 ID:RX0cfam5(1) AAS
作家をトラブルから遠ざける役目を担うマネージャーが、なぜこんな内容のまま書籍化をすすめたのかという疑問について
これはかなり穿った見方と思うから読み飛ばしてくれていいんだが、
マネージャー氏の後書きによると(20代の著者は)「ただの1コマの疑問でも、自分の漫画を100%否定されたんだと受け取りかねない人だった」とのことなので、もしかしたら本書の執筆中においても多少その傾向が顕れていたのかもしれない。
本書は漫画じゃないけど「一度きり」という「覚悟を決めて」書かれた一冊だから、実年齢には関係なく相当の思い入れがあったはず。
もし少しでも疑問やアドバイスを投げかけて、先生に「記述を全否定された」と受け取られたら大変なことになる…と判断して、あえて黙って好きなようにさせてあげたのではないだろうか。
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