ニューピンリレー小説「さらば。忌まわしき記憶と共に」 (278レス)
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1: 転載ダメ(4段) 2021/10/17(日)10:27 ID:a/FUOQbV(1) AAS
「キムタクくん、やめなさい。考え直すんだ」

時空転送装置の中からオヂサンの声がする。この装置でキムタクとオヂサンは様々な世界を旅した。そして行く先々でキムタクは望まぬ肛門拡張を受けた。

「早くおじさんをここから出すんだ。行き先を入力せず装置を使えば、中の人間は時空の歪みに消える。前に説明したはずだよ?」

装置の外のキムタクは無言で電力を入れる。こんなことならもっと早くこうすれば良かった。
ーーいつかはおじさんにも情が通じ真人間になってくれるーー
そう思っていた時期が某にもありました。

「プリーズ…キムタクくん…。おじさんはもう二度と君を辱しめない。約束…大人の男は約束を守る…おじさんも三十路の立派な大人だ。…だから…お願い…」
省11
2: 2021/10/17(日)10:55 ID:ytkpA/+O(1) AAS
デザートイーグル・ジョーに忍び寄る魔の手
3: 2021/10/17(日)11:02 ID:htt8Y1ot(1) AAS
キムタクは公園内の遊歩道を反時計回りに歩いている
なぜ反時計回りかというと、その前は時計回りに歩いていたからだ
そしてその前は反時計回り、さらにその前は時計回りだ
もう一時間近く歩いている
長くベンチに座っていたのだが、夕方が近づくにつれ秋の冷え込みが身に染みて、じっとしているのが辛くなったのだ

ふと、視線を感じたキムタクは顔の向きは変えないまま、帽子のツバの際から視線だけを動かし周りを見回した
どうせまたベビーカーを押した自意識過剰な奥様方が通報でもしたのだろう
もはや恒例行事となりつつある職務質問の返答内容を脳内でシミュレーションしながら制服警官の姿を視認しようと目を動かす

しかし彼の方を見ていたのは警官ではなかった
4: 2021/10/17(日)12:29 ID:9NfWgKuy(1) AAS
「ピ、ピンクちゃん!?」

「そうだ!ウチだ!」

「どうして!?この流れだとおじさんの登場シーンのはず・・・」

「過去が改編されたんだよ!ちなみにお前がリタイア組の事実は変わってないっ!だから元凶の時空犯罪者を頃しに行くぞ!」

「そんな!俺はこの過去がいいんだ!」
省3
5: 2021/10/17(日)15:24 ID:H30S54+N(1) AAS
第一章

バビロンまで何マイル?
6: 2021/10/17(日)16:23 ID:eoRI5r8h(1) AAS
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省4
7: 2021/10/18(月)01:25 ID:kTcIZoxj(1) AAS
そんなCMがラジオから聴こえてくる─
どうやらこの時空ではまだニュース速報ピンクは健在のようだ
おじさんが来た頃にはとっくにニューピンはおろかBBSPNKは滅んでいたはず…
「ピンクちゃん、おじさんが来なかったからこの世界線ではニューピンが滅んでないの?」
ピンクちゃんは少しコクッと頷いてから、こう説明した。
「貴方がニューピンを少しばかり離れてる間に、一人のおじさんが暴走していったの。最初はただの下ネタだ、いつものセクハラだと皆気にもしていなかったけど」

「おじさんが暴走して嫌気が差した住民が逃げ出していったってことっちゃ?」
ハァ…と大きく溜息をするピンクちゃん
「違うわ」
「みんな貴方と同じように、掘られていったのよ」
8: 2021/10/18(月)07:10 ID:8Sn+hayg(1) AAS
それを聞いた瞬間に沸き立った苛立ちが果たして誰に向けてのものなのか、彼は考えないようにしようと意識的に話題を変えた
9: 2021/10/18(月)20:52 ID:wCr4uKgX(1) AAS
「ところでなんで君は某を助けてくれるんだ?なんのメリットもないように思うんだけど」
10: 2021/10/18(月)21:20 ID:fnPpIFl9(1) AAS
「キムタク、あんたは他人によって改変された世界を認識できる。もし時空犯罪者にウチやニューピンの存在が無かったことにされても、少なくとも今この会話を記憶することはできる。どうしてあんたなのかはわからないけど、あんたは選ばれーー」

ピンクちゃんの輪郭が歪む、世界が回る、回る回るまわるマワ。。。

次に気付いた時に某は薄暗い屋内にいた
パッと見どこかの納屋のように思えた
窓には板きれが乱雑に貼り付けられ、隙間から鋭い光が漏れている
(まるでホラー映画に出てくる獲物の監禁部屋みたいちゃな…)
そんな印象でぐるりと室内を見回すと、一番大事なことに気付く、

自分の腕が後ろ手に縛られている
11: 2021/10/19(火)02:26 ID:talvsktQ(1) AAS
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省4
12: 2021/10/19(火)02:50 ID:geJ28bOG(1) AAS
ラジオCMの声を聞きとりあえずは安堵した
時空の跳躍があったか無かったかはまだ判断できないがニューピンが存在することだけは確かなようだ
13: 2021/10/19(火)17:46 ID:ios/cxxa(1) AAS
殿!謀反でござる!
14: 2021/10/20(水)16:10 ID:N523BMfg(1) AAS
と、とりあえず叫んでみた
特に意味はない
発声練習だ
15: 2021/10/20(水)21:24 ID:CEFNFTF/(1) AAS
むむむ、今日は喉の調子があまりよくない様だ。
だが、その確認で今日のタスクは全て完了だ。

さぁ、後はもう寝るだけだ。
某はいつもの透け透けネグリジェに着替える事にした。
16: 2021/10/21(木)01:06 ID:NYgzJNRS(1) AAS
いや───某はネグリジェなんか着ない、来たことがない。
今どうして自分は一瞬でもそんなことを思ってしまったのだろう、まるで思考が誰かにハッキングされたような気がした。
そもそも、今某は手を縛られている。着替えることなど出来るはずがないのだ。
17: 2021/10/21(木)18:27 ID:Ekdl8DZQ(1) AAS
先に進まねぇ小説だなオイ
ガルシアは涙目のはっこちゃんからぶんどった黒いノートをそこら辺にポイした
18: 2021/10/21(木)20:29 ID:oJcZen3G(1) AAS
「だって、このスレ立てたのオジサンちゃろ?」

某は両手の平を天に向けて"やれやれ"といったしぐさをすると、
そのままニューピンの隅から離れ、みんなのいる雑談スレへと帰っていった
19: 2021/10/21(木)21:13 ID:0rmxWQqT(1) AAS
だがそこにはもう雑談スレは無かった
ただ一面の焼け野原だった
まだ燻り続ける煙が風にたなびいていた
「これが・・・これがお某のやり方か・・・オジサン・・・」
失望と絶望と憤怒の混じった薄く濁る目でかつてスレだった場所を見回しながらキムタクは抑揚なく呟く
20: 2021/10/21(木)21:56 ID:kIwTxM4h(1) AAS
ニチャァ…

背後からジメジメとした中年特有の臭気と気配を感じた
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