[過去ログ] 【腐女子カプ厨】巨雑6439【なんでもあり】 [無断転載禁止]©2ch.net (505レス)
前次1-
抽出解除 レス栞

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
42: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)16:11:53.84 d AAS
 リヴァイは片手で器用に煙草を取り出すと、一本口に咥えるとキンッといい音を立てる金属製のオイルライターで火をつける。煙草吸うんだ、と単純な感想が頭に浮かんだ。
                  
「…、吸い終わるまで待ってやる」

 その間に女に連絡しろと言うことなのだろう。リヴァイは、エレンのこれからの約束がセフレに会いに行ってセックスをするだけの大した物ではないことだと気が付いているのだ。
 試しに腕を引いてみてもビクともしない。力であってもこの男には勝てそうにない。エレンは諦めてスマートフォンを取り出すと、女に電話をかける。目の前で電話をさせるのだから性質が悪い。
 相手が電話に出る間、リヴァイは余裕で紫煙を吹かす。様になっているのが少し腹立たしい。
 エレンは煙草を吸わない。女が煙草を吸った後はキスしたくないと言ったからだ。まぁ、エレンも特に吸いたいとは思わないし、だからと言って喫煙者を責めるようなことも言わない。単に興味がないのだ。

「…もしもし。悪い、今日は行けねぇわ。…うん、また今度」

 電話越しの会話はたったのそれだけだ。相手もその辺は割りきっているから文句を言われることもない。そう、この程度の約束なのだ。
 エレンが溜息をつきながらスマートフォンをスーツのポケットにしまうと、リヴァイはちょうど足で煙草を踏み消していた。
省3
244: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)20:44:07.84 d AAS
***
                                        
「リヴァイさんはいいよね。完璧で、女にも困ってなくて、後腐れなく暇つぶしにセックスしてくれる男の子も飼ってて、お金も持ってて、かっこいい」
「エレン」
「ほんと、リヴァイさんはずるい」
 だらだらとこんなことをいってエレンはリヴァイに何を求めているのだろう。
 自分が足りないものは自分で補うしかないのに、心をガス欠にしたエレンは、自分を傷つけることで他人に傷つけられるのを避けている。
 リヴァイが一度、エレンを「放蕩息子」と言った時、彼は酷く傷ついた顔をしながら、うんと頷いた。
 駅前の通りでタクシーを掴まえて、彼を後部座席に放り込んだ。
 よたよたと崩れ落ちるように無様に横たわった動物を一瞥すると、タクシーに自宅の住所を告げた。
省13
330: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:00:52.84 d AAS
 エレンは構わずベルトとボトムを寛げ、腰から引き下げた。
しかし、リヴァイの身体がすぐ上にあるせいで、うまく脱げない。
 足から引き抜くには少し難しいし、脱がなければ汚れてしまう。
 せっかく勢いに任せて羞恥心を置いてけぼりにしようと思ったのに、とんだ誤算だ。
 ちらりとリヴァイを見上げ、恐る恐るねだった。

「脱ぎにくいので……できれば、少し手伝ってもらってもいいですか?」

 リヴァイは驚いているのか、まじまじとエレンを見つめた。

「全裸でやるつもりか?」    
「その方が、いいかと」

 ところで、エレンはあまり服を持っていない。
省12
406: (アウアウ Sa6f-G+K4) 2016/04/06(水)21:16:13.84 a AAS
>>402
ぺちぺちぺち
458: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:29:04.84 d AAS
「でも君だって同じようなものだろう?本命がいるのに俺を利用するなんて」
 うっかり片思いの相手がいることを話さなければよかった。
 それにこんなやつと同類なんて思われたくはない。舌打ちを一つして顰め面を浮かべたが、エレンは言葉で否定をすることが出来なかった。
「悪い男だと思うか?」
 上目遣いで彼を見上げる。自分よりも体格がいい男はこうされることが好きだというのはエレンの経験上分かっていることだ。
 彼もそうだった。甘えているのだと勘違いをして気を良くしている。顔を近づけられてもエレンは拒まなかった。
 瞼を閉じて彼からの口づけを受ける。舌を差し込んだ後、すぐに引っ込めて唇を開けば男の舌が口内にねじ込まれた。音を立てて舌を絡ませながらエレンは男の首に腕を回す。
 体勢を変えて自分の身体の上に跨ってきた男の単純さにキスをしながら呆れてしまった。
「いや?むしろ魅力的だね、君のような男は」
 キスを終えて男はエレンの顔の間近で厭らしく笑った。色っぽさなんて感じない。
省12
460: (スプッ Sd9f-G+K4) 2016/04/06(水)21:29:42.84 d AAS
「ファーランさん、いつもご苦労様」
「いえいえ! また何かあればご連絡ください」
顔なじみの美人受付嬢に労いの言葉をかけられ、笑顔で有名企業のオフィスを出た。
オフィス向けプリンターや複合機のメーカーの修理担当として、様々なオフィスに呼ばれるのが俺の仕事だ。
たまに変な客にあたったり、客の都合で深夜残業になったりすることもある。
それでも、平均的な給料がもらえて、週休2日。上司や同僚も気の良い奴が多い。
手先が器用で笑顔が爽やか(と自分では思っている)俺には、ぴったりの仕事だと思う。
「もしもし、主任ですか? 今、ESネットさんの修理終わりました。この後は……えぇ、はい。明日は直行で壁外出版さんの定期点検で……本当ですか? じゃあお言葉に甘えて! お疲れ様です!」
オフィスビルの入り口から少し逸れた場所で上司に終了の報告をすると、明日は得意先に直行と言うこともあり、機材を乗せた社用車でそのまま直帰して良いというお許しを得た。
まだ夕方の5時。車を家に置いて飲みに行くか……。
省20
前次1-
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ AAサムネイル

ぬこの手 ぬこTOP 0.346s