[過去ログ] 『読みました』報告・海外編Part.4 (987レス)
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523: 2009/11/03(火)03:35 ID:sfzM1/c0(1) AAS
書斎さ〜ん。
>>521 さんが「>>520 さんにメアドを教えてやれ!」ってさ。
524: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w 2009/11/03(火)08:12 ID:kdgB1ql1(1) AAS
実は俺もかねてから「六番目の男」を読みたいと思うているのだが、
いまだ入手出来ず、そこで久々にフランク・グルーバーの「コルト拳銃の謎」を読んでみた。
西部の無法者ジェッシー・ジェームズが愛用したコルト拳銃をめぐる事件
を描いたいわゆる軽ハードボイルド・ミステリである。
ハードボイルドとユーモア・ミステリと聞くと、水と油的に思うていたが、
本作を読むと、書き方によっては見事にマッチングするのがわかる。
しかも、ハメット風の会話主体の物語進行で描写を徹底して刈り込んだ
スタイル、主人公(ジョニーとサムのセールスマンコンビっていうか、
日本風に言えば香具師風な営業)も、
報酬目当てに見ず知らずの女からこれも見ず知らずの男を殴ることを
省12
525: 2009/11/03(火)13:44 ID:Pm1rgAw8(1) AAS
さすが論考の切れ味は鋭いなあ。某三流ライターは百回熟読すること。
526: 2009/11/03(火)13:48 ID:v6rS59Zz(1) AAS
どこが鋭いのかは絶対に指摘しないw
527: 読後感 ◆VkkhTVc0Ug 2009/11/05(木)20:23 ID:mcws9aoF(1) AAS
「ミスター・ディアボロ」アントニー・レジューン(扶桑社)
夜のキャンパスで夕食を取っていたとある学会の面々。
話が現地に伝わる怪談に及んでいた時、中庭に謎の人影が。
シルクハットを被りマントをなびかせるその人物こそかつて
“悪魔の小道”で姿を消したという怪人ミスター・ディアボロであった。
怪人を追う面々を嘲笑うかのようにミスター・ディアボロは
またしても“悪魔の小道”で姿を消してしまう。そして同じ夜、
目撃者の一人が密室で殺された。現場に居合わせた外務官僚アリステアは
かつての上司アーサーに助力を乞い事件に立ち向かう。
最初ロースンかと思ったら、冒険ものスパイものの書き手が
省7
528: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w 2009/11/07(土)11:17 ID:IFZQfZz3(1) AAS
カーター・ディクスン「赤後家の殺人」を読了。
「部屋」が「人」を殺すのか?
謎の設定だけは魅力的ながら「つまらない」という感は変わらずといった
ところか。
本作を評価するレスもあるが、評価基準不明な誤った言と言い得る。
怪奇性が濃いと評されることが多い作だが、それは第一の殺人が発生する
100頁弱程度(第4章)までのことであり、(宇野氏(以下「うの」と略す)
の名調子による訳文もあって、ここまでは怪奇なムードでサスペンスフルに
読ませる)、作中で怪談話ではない旨が繰り返し述べられているとおり、
以後は合理的な解決を目指した推理が展開される。
省13
529: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w 2009/11/08(日)10:55 ID:Q/SNNJpo(1/2) AAS
フランク・グルーバー「ゴースト・タウンの謎」を読んだ。
西部小説得意な作家がOK牧場の決闘でおなじみトゥームストン近郊の
ゴーストタウンの鉱山をメーンな舞台とした作であり、
「コルト拳銃の謎」(これはグルーバーのミステリ作品中の
最高傑作との話もある)が意外に楽しめ、
何年か前に読んだ「フランス鍵の謎」(ジョニー&サム・シリーズ第1作)
も悪くはなかった記憶があるので、期待して手にしたのだが・・・
会話主体の短い作にもかかわらず、人物がごちゃごちゃし過ぎだし、
折角、西部史の名舞台を背景にしながら、「コルト拳銃・・・」のように史実が
濃密に事件に絡んで来ず、銀鉱巡る争闘に終始するのも残念だ。
省5
530: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w 2009/11/08(日)10:56 ID:Q/SNNJpo(2/2) AAS
クレイグ・ライス「大はずれ殺人事件」を読んだ。
前に紹介した日本でわりと人気があるノンキャラ作品
「スイートホーム殺人事件」よりも、謎解きミステリとしてはマローン弁護士とジェイク&ヘレン夫妻を主人公にしたシリーズものの代表作である本作の方が高い評価もあり。
なるへそ、「スイート・・・」がホームドラマ的に女流ミステリ作家一家の
軽快な日常風景描写からスタートするのに対して、
大人ばかりの世界である本作は序盤から群衆の中の殺人、
これに関連した殺人宣言とコテコテのミステリ展開である。
舞台はウィンディ・シティのシカゴ
(奇しくも最近読んだ作ではフランク・グルーバーの「コルト拳銃の謎」も
同じ舞台、繰り返しその寒さが強調されるシーンがあったけ。
省11
531: 読後感 ◆VkkhTVc0Ug 2009/11/09(月)01:27 ID:p+tNn61j(1) AAS
「グラーグ57」トム・ロブ・スミス(新潮社)
あれから3年。
フルシチョフは突如スターリン批判を発表し、ソ連国内は騒然とする。
かつての捜査官やその協力者たちにヴァリと呼ばれる犯罪組織の手が伸び、
その標的の中には、養女との関係に悩むレオも含まれていた……。
続編なんて要らねえよ、秋。
こんなKYってあるか?
これだから資本主義の豚どもは……と思って読み出す。
結論から言うと面白かった。
前作同様サクサク読めるし、次々に思惑が外れていく緊迫感もGood!
省12
532: 2009/11/12(木)12:45 ID:b3dZlupP(1) AAS
書斎に比べて読後感のうすっぺらいこと。
533: 2009/11/12(木)13:13 ID:6X6R7vsZ(1) AAS
ここでうさを晴らすなよw
534: 2009/11/12(木)16:49 ID:gDsAGzS0(1) AAS
読後感は確かに薄っぺらいが、それでも中身があるだけ書斎よりマシ。
書斎の書き込みは、いい加減な出まかせか他所からのパクりのどちらか
だから中身はゼロ。というか、はっきり言ってマイナスだ。
535: 2009/11/12(木)16:59 ID:Iqw5AdU/(1) AAS
評論家気取りの感想なんて必要ないんだよ、書斎。
おまけに名無しの自演。ホントにただのバカ。
536: 読後感 ◆VkkhTVc0Ug 2009/11/12(木)23:34 ID:C5uoeF3f(1) AAS
「ブリムストーンの激突」ロバート・B・パーカー(早川書房)
運命の女アリーを捜して西部を行くコールとヒッチの2人。
行き着いた町で到頭見付けたアリーは変わり果てた姿になっていた。
彼女を連れてブリムストーンという賑やかな町を訪れた2人は
そこで保安官助手の仕事に就く。
そこでは酒場をオーナーパイクと酒場を悪と断罪する
ブラザー・パーシヴァルとが対立していた。
そんな中、インディアンの仕業と思われる事件が頻発し、
2人は捜索を開始するが……。
発表も邦訳もペース早いなおい。原書が出たの今年だぜ?
省16
537: 2009/11/13(金)06:22 ID:xhy1whkh(1) AAS
ムックライターあたりを軽く凌駕する書斎の論考がわからないとは知的レベルが知れるわな。
538: 2009/11/13(金)06:29 ID:IORhjyUe(1) AAS
自演でほめる悲しさよw
539: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w 2009/11/14(土)14:55 ID:UmaxJ+wo(1/2) AAS
フランク・グルーバー「探偵 人間百貨事典」を読んだ。
これはある意味貴重品。
同じ作者のジョニー&サムものと異なり、ポケミスからも創元推理文庫からも
スルーされた人間百貨事典こと超絶セールスマン(ちゅーか、訳文にもある
とおり香具師)オリヴァー・クエイド登場作品である。
クエイドはジョニー・フレッチャーの商才溢れる頭脳とサム・クラッグの
腕っ節(肉体)を兼ね備えたようなキャラであり、
「自分の面倒は自分でみる男」である巨漢の相棒チャーリー・ボストンの
影が薄い感じがあるのが、掛け合いの面白さという点では残念かな。
全話講評いってみよう!!
省11
540: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w 2009/11/14(土)14:57 ID:UmaxJ+wo(2/2) AAS
「不時着」
飛行機事故でスタート、遭難パニック小説?と思わせる出だしだが、
クエイドたちが登場後は謎解きミステリ展開へ。
逃亡中の強盗2人組も乱入し、サスペンスフルな展開となり、
最後にはわりと巧みでスケールが大きい犯罪計画(故意の墜落事故等)が
明らかになる面白い作だ。
「州博覧会殺人事件」
経営不振な出版社をめぐる法律ネタが光る作。
相変わらずなクエイドの歴史薀蓄等がたっぷり楽しめる作でもある。
「漫画映画殺人事件」
省5
541: 読後感 ◆VkkhTVc0Ug 2009/11/14(土)23:31 ID:dcLnIEi5(1/2) AAS
「さよならを告げた夜」マイクル・コリータ(早川書房)
間男を殴って警察をクビになった私立探偵リンカーンのもとに、
息子の死の真相と消えたその妻と娘の行方を突き止めて欲しいという
老人がやってきた。
リンカーンとパートナーのジョーは調査を開始するが、事件の背景には
地元の大立者とロシア系マフィアの影が浮かび上がってくる……。
21歳で書いたってんだから凄いね。ムカつく。
内容も割としっかりしている。
ただ、そんな冒険はしてないね。フォーマットに則って書いてる感じ。
終盤の「ためのサプライズ」など爪の甘さもある。
省1
542: 読後感 ◆VkkhTVc0Ug [sageネッリー] 2009/11/14(土)23:59 ID:dcLnIEi5(2/2) AAS
「氷姫 エリカ&パトリック事件簿」カミラ・レックバリ(集英社)
のどかな湊町で女性が浴槽で氷漬けになって殺される
という事件が発生。
被害者の幼馴染みであった作家のエリカは、彼女の両親に頼まれて
彼女の記事を書くことに。
遺族について向かった地元の警察署でこれまた幼馴染みの刑事
パトリックに再会したエリカは、男らしく成長した彼に
胸の高鳴りを覚えつつ彼と協力して被害者に何が起きていたのかを
探っていくことに――。
今熱いスウェーデンミステリーの新シリーズ。
省15
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