[過去ログ] 『読みました』報告・海外編Part.3 (873レス)
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777: 2008/06/21(土)20:23 ID:7EvQyTrs(1) AAS
また自演かw
778: 2008/06/21(土)22:15 ID:q0184CPe(1) AAS
まあ、英国ものスパイ小説は日本人になじみ薄いのしょうがないとは思う。
ル・カレは寒い国からとスマイリー3部作は神クラスだけど、他は並かな。
779(1): 2008/06/21(土)22:35 ID:+ZqxdL/7(1) AAS
急に荒らしを構う人が出てきてますね。
実に自然な風景だなあ(棒
780: 2008/06/21(土)22:53 ID:UzQEBreb(1) AAS
ホワイトカラーの読みものを読んでる→知識人→偉大だなあ
ってことがやりたいだけですね
作家や読者の学歴や階層を無意味に指摘して差別したり誇ったりするのはいつもの手口だし
781: 2008/06/21(土)23:14 ID:SLWu0Sj9(1) AAS
で、荒らしをスルーできない人が書き込む、と
782: 2008/06/22(日)00:01 ID:LBmmP7We(1) AAS
AA省
783: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w 2008/06/22(日)09:44 ID:L1zieMWf(1/2) AAS
アラン・グリーン「くたばれ健康法」を読んだ。
健康体操の大家が密室状態で銃殺された。
プールからの閃光の目撃者いたが、なぜか人影は見ていない。
終盤で「お前はデューク東郷か!」風のジョン張り(ゆえに強引な御都合主義もある)
のトンデモトリックが炸裂、呑ん兵衛同士の探偵談義もそれなりにクスリとさせはするものの、
全体評価した場合、ユーモア・ミステリとまでは言えるか否か、キャラ立ちしている人物は多いが、
さほど笑える要素は見受けられないのである。
これは007シリーズの翻訳者として知られる井上一夫氏の訳文が抑制が効いたスタイリッシュな
もの(ただし、こなれた訳文で非常に読み易い)というせいも影響しているのだろうか?
そう言えば、バウチャーがユーモアと本格ミステリ融合の成功例として本作と双璧として挙げている
省4
784: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w 2008/06/22(日)09:45 ID:L1zieMWf(2/2) AAS
マーク・マクシェーン「雨の午後の降霊会」を読んだ。
恩田陸が推していたのを見かけたことがあるので手にしてみた。
「待ち受ける最終7ページの衝撃」の惹句にも期待したのだが、
たいしたことがないというのが印象。
ヒロインの霊媒マイラの特殊能力が犯罪を意図する動機となり、陥穽ともなるというオチで、
別に衝撃って程のものではない。
犯罪計画は緻密なほどサスペンスも盛り上がるのだが、マイラと年下の旦那ビルによる少女誘拐
は杜撰でその場しのぎの面が目立ち過ぎ萎えることこの上ないし、
後半のこの夫婦の鬼畜化してゆく展開もバッド・テーストそのもの。
ボリューム的にも文庫本230ページと、大きな期待は禁物な正に読み捨てミステリの典型であり、
省2
785: 2008/06/22(日)11:03 ID:pU7B1kCV(1/2) AAS
まあ あれは植草甚一さんのおかげで題名が残ってるような作品だからなあ
786: 2008/06/22(日)11:05 ID:pU7B1kCV(2/2) AAS
776は荒らしじゃないんじゃないの?
実際にル・カレの英語は読みにくいよ、いまの日本人がアメリカ英語に慣らされてるせいもあるけど。
787: 2008/06/22(日)12:51 ID:Z6p6iY0k(1) AAS
>>779
788: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w 2008/06/28(土)14:19 ID:BLlVpYML(1) AAS
「ジェゼベルの死」を読んだ。
定評がある本格ミステリの古典と言い得る作で俺が未読だったのでは本作ぐらいかと思う。
ポケミスは目にした記憶は無いし、文庫も品切れになって久しく、
今回、大規模古書店にてようやくゲットした次第である。
結論が言うと、入手難ゆえ高評価され過ぎているという感が無くも無い。
不可能犯罪トリック(無人のはずの塔での絞殺後の転落)もかなり強引な物理的小技であるし、
錯綜する多彩なキャラも解説が言うレッド・へリングを成すよりも、テンポの悪さを助長してしまって
いるという感が強い(「はなれわざ」「緑は危険」等も読んだが、この作家はアガサのような
語り上手、ストーリーテラーではない)
最後に来て、横溝御大やジョン好きにはドロドロな動機、
省2
789: 2008/06/28(土)14:35 ID:KgWaBPqr(1) AAS
中学生並みの読書力しかない八流ニートの林、いいかげん
さんざん読んだ読んだと自慢していたフリーマンの倒叙型
推理小説と、コロンボの元になったクィーン作品は読んだのか?
まともな人間はみんなお前を小学六年生並みだと認識してるぞw
790: 2008/06/29(日)16:21 ID:rABFgrMW(1) AAS
レオニー・スヴァン『ひつじ探偵団』(早川書房)
アイルランドの寒村グレンキルで、羊飼いのジョージが殺された。
主人の無念を晴らすため、「世界一賢い」羊のミス・メイプル、
“鯨”のモップル、サーカス出身のオテロらが捜査を始めるが……。
羊ミステリ。作者はドイツ人。本国ではベストセラーだとか。
ここに出てくる羊は、極端には擬人化されていない。
人間の言葉を一部理解したりはするが、一応リアル路線だ。
そのため、彼ら独自の考え方、価値観で行動する。
推理がずれているのが端からわかる。
それがもどかしくもあり、まあ、可愛くもある。
省5
791: 読後感 ◆VkkhTVc0Ug 2008/07/01(火)19:06 ID:Iqzr5UsC(1/2) AAS
「毒の神託」ピーター・ディキンスン(原書房)
灼熱の砂漠にそびえる異形の宮殿で起きた謎の“相打ち”事件。
これが種族間戦争の引金になりかねない事態を憂慮した心理学者モリスは
事件の鍵を握っているであろう女性テロリストと未開人を追って
相棒の天才チンパンジーと共に敵地へと乗り込むのだが……。
初ピーター。かなり異色な話だなあと読み始めたところが中々
座りが悪くて喃。特殊な土地柄で必ずしも論理性が重視されず、
それどころか言語表現すら未発達という有り得ないという状況下で
猿と幼女を抱え孤軍奮闘する「死の相続」以上の苦境に立ち向かう
主人公の冒険は見応えがあるけれども、中盤の探索行が長すぎてダレル。
省5
792: 読後感 ◆VkkhTVc0Ug 2008/07/01(火)19:07 ID:Iqzr5UsC(2/2) AAS
「シャーロック・ホームズの栄冠」北原尚彦編訳(論創社)
名だたる作家達によるパスティーシュ&パロディ短編集。
1編1編が短くて良い。ただ注釈をまとめるのは止めて欲しい。
各編のラストで良い。
テーマ毎に5篇に別れており、それぞれ味があるのだが、いかんせん
シャーロキアンじゃないもので雰囲気で評価するには限界がある。
かと言ってミステリとして優れているものを選ぼうとしても結構難しい。
そんな中、アーサー・ポージスのシリーズはバカミスとしておもろ〜。
他にも赤ずきんの新解釈をする「おばけオオカミ事件」
(アントニー・バウチャー)、まさかの事件の顛末「第二の収穫」
省8
793: 読後感 ◆VkkhTVc0Ug 2008/07/02(水)18:16 ID:KNxc6Wno(1) AAS
「ジェームズ・ディーン殺人事件」ロバート・S・レヴィンスン(扶桑社)
ジェームズ・ディーン記念切手発売の式典にジェームズ・ディーン
そっくりの男が乱入。ゲストの俳優を射殺して逃走した。
同じくゲストとして現場に居合わせた女優ステファニーは
友人の復讐に燃え元夫のコラムニスト、ニールを巻き込んで
犯人を追った!
この21世紀にまさかの2作目スタート。シンジラレナ〜イ。
凄い多作家ならまだ解るが4作っきゃ出てないし、作者の意向でもないし、
特に日本向けの内容でもないし。何故当然のことが出来ないかね。
こんなイミフなことやってるからイヴァノヴィッチにも逃げられんだよ。
省12
794: 読後感 ◆VkkhTVc0Ug 2008/07/03(木)19:49 ID:Q/1vRjIi(1/2) AAS
「大聖堂 上中下」ケン・フォレット(新潮社)
12世紀のイングランド。王位を巡って内乱状態の中、敬虔な修道院長
フィリップは現実的かつ厳格な改革を進めようとするが、
それは強力な世俗権力と私利私欲に奔る上司との永い対決の日々の
始まりであった。一方、大聖堂を建てることを生涯の目的とする
建築職人トムはフィリップの元で仕事に励むことになるのだが……。
ミもフタもないことを言ってしまえば、この手の年代記と言うのは
その形式である程度面白く感じ得る。ただ、本作はそれプラス
キャラクターが良い。各々の属性が単純に固定されていないから
ストーリーに広がりが生まれるし、特定の人物に感情移入することなく
省6
795: 読後感 ◆VkkhTVc0Ug 2008/07/03(木)19:51 ID:Q/1vRjIi(2/2) AAS
「薄灰色に汚れた罪」ジョン・D・マクドナルド(長崎出版)
親友タッシュの不可解な死に疑問を感じたトラヴィス・マッギーは
仲間たちやタッシュの妻と共にタッシュを追い詰めた権力者達に
復讐を敢行する。
元帥かジョンDかってぐらい。ツンデたはずの「濃紺のさよなら」が
ドコジャイカに行ってしまったので飛ばして。
なんかノリにくい文章だなぁ。一人称が空回ってんだよね。
はよ本題入れやと。セリフ少ねーし。内容もハードボイルドかと思えば
コンゲームもので、数字がダラダラと並んであんま面白くない。
もっとアクションが欲しかった。恋人との関係も掘り下げが足らないから
省1
796: 読後感 ◆VkkhTVc0Ug 2008/07/04(金)19:59 ID:6h4zg8JZ(1/2) AAS
「ドイル傑作集T―ミステリー編―」コナン・ドイル(新潮社)
ノンシリーズ短編集。フェアではない古いタイプの本格もの。
ベストは『時計だらけの男』。列車内で男の死体か発見されるが、
車掌は彼に見覚えがなく、逆に3人の乗客が消え失せていることが判る。
謎が魅力的だし語り手が仮説を披露したりするのも面白い。
他にも列車が丸ごと消失する『消えた臨急』や、真相が味わい深い
余韻を残す『漆器の箱』、感動のロマンス『五十年後』等があるが、
中でも『悪夢の部屋』にはびっくりした。ドイルがこんな話を
書いていたのか!
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