[過去ログ] エラリー・クイーン&バーナビィ・ロス〜PART2〜 (980レス)
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99
(17): 04/01/24 13:48 AAS
クイーンの原書は『ガラスの村』しか持ってないけど、
これには登場人物表がついてないよ。
版によって違うのかもしれないけど、他の作家の
原書を見ても登場人物表は見当たらないなあ。
これって外人の名前は覚えにくいという日本人のための
サービスなんじゃね? それがいつしか、本格ミステリならではの
道具立てみたいになっちゃったりしたんじゃ?
103: 99 04/01/25 12:16 AAS
>>100
>「ギリシア棺」の登場人物表は
>それ自体がトリック(というかミスディレクション)のような気がする。
そうだったっけ? 覚えてないな、もう^^;
創元の『ギリシャ棺』もう一回読み返してみようかな。
井上勇の訳は古めかしいけど好きなんだよね。
107: 99 04/01/25 13:34 AAS
翻訳者や出版社の工夫を汲み取るのも、
翻訳ミステリを読む醍醐味の一つだよね。
内容が捻じ曲げられてしまうようなものは論外だけどさ。

>ブレイク『死の殻』のオビ煽り文句も傑作だったしな。
昨日、リアルでその話をしたばっかりだったのシンクロニシティを感じるよ。
あれはよかったねー。
111: 99 04/01/25 15:16 AAS
今、創元の『ギリシア棺の謎』を読み返し始めた。
こんなに登場人物多かったんだっけ。クラクラしてきたよ。
ちょっと意味は違うかもしれないけど、これ自体がミスディレクション
っていうの、なんとなくわかるかな。
しかしやっぱいいねぇ、この雰囲気。
再読の機会を与えてくれた>>96=100に感謝!
今日中に読み終えられるかな。
114
(5): 04/01/25 18:07 AAS
>>99=111
いやいやどうも。

創元の「ギリシア棺」では登場人物表の人物が異常に多い。
人数が多ければ読者の目くらましになるのは勿論だが、
それだけではなく、必然的な理由があってそうしているんじゃないか
という気がするワケ。

まあ俺の深読みのしすぎかもしれないが。
116: 99 04/01/26 00:12 AAS
>>114
読み終わったよ〜。
いやあやっぱり国名シリーズでも稀有の傑作だね、これは。
仰ること、納得しました。確かにあれは理由がありそうですね。

それにしてもかねがね思ってたけど、『ギリシア棺』の解決は、
二個目の方が美しいと思いませんか、皆さん?
126
(1): 99 04/01/26 20:56 AAS
>>117>>118
レスありがd
とりあえず真の解決よりもそれ以前の解決の方が美しいと感じる人は
多いのかな? バークリーの毒入りチョコレート事件なんかもそうだけど、
多重解決ものは必ずしも最後の解決が魅力的ではないような気がする。
130: 99 04/01/26 22:21 AAS
名前欄入れ忘れたけど、129は126です。
133
(4): 99 04/01/26 23:02 AAS
ちょっとした事情で今、手元に『Yの悲劇』が出版社別に6冊あるんだけど、
ちょっとこれをサンプルにしてみようか。

新樹社 ぶらっく選書 井上良夫訳 昭和25年
戦前の本邦初訳が戦後に改めて再出版されたものだけど、
これには登場人物表はついてない。

東京創元社 世界推理小説全集22 妹尾アキ夫訳 昭和31年
登場人物表記載者数18人

新潮社 大久保康雄訳 昭和31年
登場人物表記載者数26人(舞台、時代に関する注釈付き)

創元推理文庫 井上勇訳 昭和34年
省10
139
(2): 99 04/01/27 19:38 AAS
>>136
へー宮脇さんがそんなことを。すると>>138さんの言うとおり、
原書にも表が付いていた可能性は高いですね。

この流れでふと疑問に思ったのは、お邸の見取り図なんかは
原書からそのまま取ってるのかどうか、ということ。
何かわかるかなと思って、世界ミステリ全集第3巻クイーン編巻末の
鮎川哲也と石川恭司、稲葉明雄、小鷹信光の座談会を読んでみたんだけど
ここで石川氏がライツヴィルの地図について、あれはクイーンの記述をもとに
青田さんが作ったと書いてあったんですよね。するとあの地図は原書に
ついていたものではない、ということになる。
省4
146
(1): 99 04/01/28 00:07 AAS
>>143
はたして登場人物表が創元の案によるものなのかどうか
疑わしくなってきましたが、>>134さんの仰るのはおそらく
物語の構造に捉えた上でのご発言かと思われます。
気になるのでしたら、再読してみられるのも一興かと。
私は久々(10年ぶりくらい)に再読して、かなり感動しましたよ。
149: 99 04/01/28 01:16 AAS
>>147さんのレスを読んで思い当たったことがありました。
私が持っている『ガラスの村』の原書がまさにLITTLE.BROWNの
1954年初版のものなんですが、ハヤカワ文庫『ガラスの村』の
「シンの辻」地図は、明らかにこの地図を元にしています。
訳は青田勝氏ですから、>>139>>147さんの指摘から考えるにも、
もともと原書に地図は付いていて、それを日本語に直すのに
青田氏が尽力した、ということなのでしょうね。

こうして傍証が揃ってくると、登場人物表も原書に付記されていた
可能性が強まってきますね。まぁクイーンのような厳密な証拠に
基づいた上での結論とは、とても言えませんが。
171: 99 04/01/28 22:49 AAS
>>168
やりすぎっていうか、手を抜いたのかなと。
どうせなら全ての記事を当時のものにして欲しかったです。
173
(1): 99 04/01/28 23:09 AAS
>>151さん、お見事でした。
ここ数日の胸のつかえが落ちたような気がします。
それにしても皆さん、クイーンがお好きなんですねぇ。
207: 99 04/02/11 17:30 AAS
クイーンもクリスティも旧版の方がいいですね。
付け加えるならヴァン・ダインも。
325
(2): 99 04/03/02 22:11 AAS
久々に来たら、荒れ過ぎ。
まだ飽きもしないでスレ荒らし続けてるのか。

先日、The Tragedy of Yのペーパーバックを入手。
1952年のAvon Booksのものなんだけど、
これには冒頭にPrincipal Charactersが記載されていました。
名前が出てくるのは
Drury Lane,Inspector Thumm,Dr.Schilling,
York,Emilly,Barbara,Conrad,Martha,Jackie and Billy,Jill,Lousia,
Dr.Merriam,Captain Trivett
という面々。総数15人ですね。
省3
338
(1): 99 04/03/03 00:20 AAS
>>329
そういえばブルーノの名前がないのは不思議ですね。
どうしてだろう。

>>331
表紙には Over 750,000 copies sold! と印刷されています。
75万部も売れてたんだ、と思ったら、
某サイトで知ったんだけど同社の The Tragedy of X には
Over 1,000,000 copies sold! と書いているそうで。
本国ではXの方が売れていたみたいですね。
875
(2): 99 04/04/17 04:41 AAS
おひさです。
ええと、ちょっと自慢もかねて>>133に追加で。
先日、講談社文庫の平井呈一訳『Yの悲劇』をゲットしました。
「あんた、どうやってヨークの指紋を手にお入れになったの?」
と喋るレーン、目の当たりにして感激です。
ちなみにこの版には登場人物表もお邸の見取り図もついてないんですね。
古い話題で恐縮ですが、ご報告しておきます。
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