[過去ログ] 絶版映画本/未DVD化/その他 3 (512レス)
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1: (大阪府) 2019/11/17(日)07:48 ID:BmB1IbFA(1/2) AAS
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絶版映画本/未DVD化/その他 2
2chスレ:movie
2: (大阪府) 2019/11/17(日)07:55 ID:BmB1IbFA(2/2) AAS
英国人女優アリタ・ノートン(1942−2019)が今年の1月に76歳で亡くなっていたのを知る。
外部リンク:donmarcojuande.tumblr.com
映画の出演は『フレンチ ドレッシング』(1964)たった1本のみで未DVD化。たわいのない
ライト・コメディ?ですが、大好きです。ケン・ラッセル(1927−2011)の「映画」初監督作。
今野雄二『恋する男たち』(1975年)より該当部分を引用⇒《〜〜BBCのTVディレクターと
して働く一方、ラッセルはこの間に二本の劇場用映画を発表している。第一作が“French
Dressing”そして第二作が『10億ドルの頭脳』(Billon Dollar Brain)である。「自分が精通して
いない素材には手をつけるべきではなかった」とラッセル自身が後に述懐しているように、
この初期の二作品は成功作とみなされていない。 まず、一九六三年に製作された“French
Dressing”について、ラッセル自身が次のように紹介している――これはフランス映画を基に
省7
3: (大阪府) 2019/11/23(土)08:38 ID:noKZvoFM(1/3) AAS
テスト
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(2): (大阪府) 2019/11/23(土)08:39 ID:noKZvoFM(2/3) AAS
グレゴリー・ペック主演の白黒映画『アラバマ物語』(1962)を観た。素晴らしい秀作でした。
説教臭そうな感動押し付けタイプの映画を想像していたので、「観るまでのハードル」が
非常に高かった。そういう理想主義的な側面は無きにしも非ずですが、単純に面白かった。
昼間っからブラブラしてるオッサンの台詞『完璧なのは神だけだ』が主題なのかな。本作は
基本的に「子供たちから見た世界」に主軸が置かれており、その子供たち3人は「良い子」
ではなく、好奇心の赴くままに行動する制御の難しい「悪(わる)ガキ」。大恐慌で不況に沈む
1930年代のアメリカ。南部アラバマ州の田舎町で弁護士をしているグレゴリー・ペックは、
子供たちにファーストネームで呼ばれるリベラルで穏やかな人士。若くして妻を病で喪い、
10歳の長男、6歳の長女と暮らしている。物語で重大な役割を果たす「予期せず遭遇する町内
ストレンジャー」の行動といい、「子供たちから見た世界」といい、明白に『冬冬(トントン)
省6
5: (大阪府) 2019/11/23(土)08:51 ID:noKZvoFM(3/3) AAS
原作(未読)は同名の『アラバマ物語(To Kill a Mockingbird)』。「Mockingbird」はマネシツグミという鳥。>>4
長女の愛称が「スカウト(=斥候、偵察部隊の意味で合ってる?)」というのが「的確な表現」で可笑しい。

地元の保安官?の発案に、人権派弁護士の主人公(グレゴリー・ペック)も暗に同意して「事件」が隠蔽
される。弁護士出身の某官房長官の指示で隠蔽されたとして、一時期大騒動になった某国漁船の衝突
事件を連想。「群衆が騒ぐと収拾がつかなくなる」という判断??が正しいのか、自分には判らないが。

本作もそうですが、「映画の中の出演者(=子供)が成長してから過去を振り返る」という設定のナレー
ションはエモーションが濃くなる。再確認してないので間違いもあると思いますが、『ロード・トゥ・
パーディション』(2002)、『トゥルー・グリット』(2010)、『スタンド・バイ・ミー』(1986)あたり。
漫画では楳図かずおの「非ホラー」の異色作『わたしは真悟』のナレーションがすこぶる効果的でした。
成長した「元・子供」ではなく、「自我を持ってしまった機械」が過去を回想する特異なナレーション。
省1
6
(1): (大阪府) 2019/12/01(日)08:32 ID:mG64XrdA(1) AAS
名前しか知らない明治の文豪「樋口一葉(1872−1896[※明治5年〜明治29年])」の小説
『十三夜』(=イ)、『大つごもり』(=ロ)、『にごりえ』(=ハ)の3篇が原作のモノクロの
オムニバス映画『にごりえ』(1953=昭和28年)を観た。左派系の今井正(1912−1991)監督。
計130分の映画で、体感的には[イ]=15分、[ロ]=45分、[ハ]=70分。[イ]はこの映画に
慣れるための準備運動(ストレッチ) ?で物足りない。[ロ]は胸にジーンと来る粋(いき)な佳品。
[ハ]は「人間の業(ごう)」を肯定も否定もせずに描き切っている。1953年度のキネマ旬報
「日本映画ベスト・テン」の1位らしい。ちなみに2位が『東京物語』、3位『雨月物語』。
明治時代の親と子、夫と妻、男と女、愛憎の解けない「縺(もつ)れ」が地味に良かった。
無学な自分が漫画で連想したのは楠勝平、つげ義春、一ノ関圭。映画だとケン・ローチ?。
今井正監督作は他に『仇討』(1964)だけ観ている。配信が主流?の時代に重要ではないかも
省6
7: (大阪府) 2019/12/08(日)08:13 ID:/fLy+ZDk(1/3) AAS
テスト
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(3): (大阪府) 2019/12/08(日)08:54 ID:/fLy+ZDk(2/3) AAS
ブライアン・デ・パルマ(1940−)の監督作品は、1996年までの「14本」はビデオで鑑賞。
昔に観たのは忘れてしまいましたが、私的な「BEST3」は『スカーフェイス』(1983)、
『ミッドナイトクロス』(1981)、『キャリー』(1976)。観ている範囲で未DVD化なのは
『悪夢のファミリー』(79)と『哀愁の摩天楼(Hi, Mom!)』(70)。昔に買ったままで未見の
『御婚礼 ザ・ウェディング・パーティー』(69)も。『哀愁の摩天楼』と2本セットで
販売の↓『黄昏のニューヨーク(Greetings)』(68)だけ、知らない間にDVDが出ていました。
画像リンク[jpg]:k-plus.biz
画像リンク[jpg]:k-plus.biz
『悪夢のファミリー』は、タイトルと違い、軽い、そして出来が良いとは言えないコメディ作品
でしたが、「映画の役と違い、どんな人生も君自身が主役なんだ」という青臭くて生硬な主題は
省4
9
(1): (大阪府) 2019/12/08(日)09:21 ID:/fLy+ZDk(3/3) AAS
イヤボーンって「負(ふ)の性欲」とかいうやつの視覚化?
10: (大阪府) 2019/12/15(日)07:56 ID:itfggIeM(1/2) AAS
テスト
11
(2): (大阪府) 2019/12/15(日)08:14 ID:itfggIeM(2/2) AAS
動機不明な「スプリー・キラー(スプリー犯)」が主役の映画3本。Wikiで初めて知りましたが、
大量殺人者(mass murderer)、連続殺人者(シリアルキラー)とは違うそうです。心底どうでも
いい無駄知識だった。『羊たちの沈黙』(91)や「ジャーロ」と呼ばれる映画群には、「エンタメ」
としてのカタルシスがあるが、その要素に欠けた映画。1本目はピーター・ボグダノヴィッチ
「初」監督作『殺人者はライフルを持っている!』(1968)。名作『フランケンシュタイン』(31)で
怪物を演じたボリス・カーロフと、「無差別銃撃犯」役のティム・オケリーのW主演。
動画リンク[YouTube]
↑予告。個人的には、かったるい、まどろっこしいという感じを受け、その主な原因は何とも
不自然に長いボリス・カーロフの出演部分ですが、↓に投稿されたコメント欄を読んで納得。
外部リンク:www.allcinema.net
省5
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(1): (大阪府) 2019/12/18(水)22:39 ID:S+2dlTUl(1/2) AAS
『ハリウッド・インタVュー 俳優篇』(1978年)。映画監督・原田眞人(1949−)が在米の映画ジャー
ナリストだった頃の著書。海外俳優へのインタビューや撮影現場のリポート。1977年3月アメリカで
行われたシルヴェスター・スタローン(1946−)への『ロッキー』(76)に関するインタビューを一部引用。
《【原田】⇒ 「ロッキー」を見てすごく感激したんだけれど、後になって、子供のころ、これと
まったく同じ感激を抱いた映画を思い出した。それは「黒い牡牛(ザ・ブレイヴ・ワン)」なんだ。
【スタローン】⇒ ボクもあの映画には昂奮したな。ボクはね、ちっちゃな存在がすべての制約を
超えて巨きなものを打ち倒す映画が好きなんだ。ここ数年、そんな小っちゃなヒーローというのは
脇の方へおしやられ、アナーキストやら反逆者、殺人狂がハイカイしている。最近の例だと
「マラソン・マン」などもそうだ。〜〜お客を湧かせ、泣かせ、最後はちょっとさびしげに去って
いくけど、観客は別に彼の未来に不安を感ずるでもない。あいつなら、どんなことでもやっていける、
省7
13
(1): (大阪府) 2019/12/18(水)22:48 ID:S+2dlTUl(2/2) AAS
前回からの続き>>12 《【原田】⇒ スライが惹かれた映画のヒーローというのは最近ではまったくないわけ? 
【スタローン】⇒ そうだな……。「マーティ」(55[〜])だなあ。それ以外は……あまりいないな。少な過ぎ
るよ、このテのキャラクターは。〜〜最近じゃ、ライターはとにかくひとくせもふたくせもあるキャラクター
を描くだろ。「タクシー・ドライバー」。ボクはあんなキャラクターに会ったことはないよ。精神病んでる人間
とはつき合いたくないもの。お客はあの映画を見て主人公素敵!ぞっこんだわ、なんて言わないよ。「マラソン・
マン」もね。映画を見終わって決していい気持ちになれない。人間であることを誇らしく思えない(笑)。 
【原田】⇒ 「長距離ランナーの孤独」をどう思う? 【スタローン】⇒ 好きだな。好きな映画ですよ。
しかし最後でね、殆どレースに敗けそうになって勝つ、その勝つところを見たかったね。だって彼はあれだけ
過酷なトレーニングを経て来たんだからさ。それはもちろんボクの考えであって、あの監督は彼なりのテーマを
展開したんだから、どうこう言えることじゃないけど。ボクはね、ヒーロー指向なんだ。オヤジがセガレを映画に
省7
14: (大阪府) 2019/12/22(日)09:39 ID:9nLhdfUh(1/2) AAS
ギャグ漫画『がきデカ』(1974〜1980年)で知られる「山上たつひこ(1947−)」が、まだ
『喜劇新思想大系』(1972〜1974)以降の「頭のおかしい」漫画を描く以前の、生真面目な
社会派?でありSFやホラーの描き手だった時期に『わが美しきバラ色の世界』(1971年)
という「男女双方の〈負の性欲〉」>>8-9を皮肉に捉えた短編SF漫画の秀作があります。
「社会派」時代の代表作が有名な長編SF?漫画『光る風』(1970年)です。詳しくないけど。
『わが美しきバラ色の世界』は、『メン・イン・ブラック』みたいに、あらゆる星からの
移住者(=異星人)が混在する地球?が舞台で、多様性を保つため?、「外見に関する一般的な
(=多数決的な)〈美〉」を称えてはいけない社会になっている。この社会では地球人の価値観
では「醜い」とされる外見の者だけが「美しい」と称えられる。しかしこの社会に不満な
一部の男たちは……という設定の「ディストピア?SF」。短編集『さるとび佐助』に収録。
15: (大阪府) 2019/12/22(日)11:10 ID:9nLhdfUh(2/2) AAS
未見のデニス・ホッパー監督『ラストムービー』(1971)について、今野雄二(1943−2010)が
『イージー・ライダー』(1969)で共演のピーター・フォンダ(1940−2019)にしたインタビュー
から該当部分を引用。今野雄二『恋する男たち』(1975年/八曜社)より。
2chスレ:movie
《――おしまいに、あなたも出演したというデニス・ホッパーの『ラスト・ムーヴィ』は
どうなってるのか、教えてください。
【ピーター】 ぼく以外にもシルヴィア・マイルズとかファミリー(※)全員出ているんだよ。
脚本なんかも最高なんだけれどもデニスは編集の段階で『イージー・ライダー』を越える
作品にならないのではないかという恐怖にとりつかれてしまったままなんです。現在、
ユニヴァーサルが配給権を買って、彼らが編集しなおして公開する、という予定だが、期待
省4
16
(1): (大阪府) 2019/12/29(日)07:42 ID:hN6A8BVp(1) AAS
2回目からの続き>>13 《【原田】⇒ あなたの好きな映画は? 【スタローン】⇒ 「道」が好きだ。
それから「羅生門」。黒沢の人物描写の力ってのはすごいねえ。それほど多くないんだな、ボクの好みの
映画って。だから「ロッキー」を書いたというわけさ。「ロッキー」にはぞっこん惚れている(笑)。 
【原田】⇒ 確かに40代のロッキー、50代のロッキーというのも見たい気はするな。 
【スタローン】⇒ うん。ボクも8年か10年おきに「ロッキー」を演っていきたいと思ってるんだ。
今までどの映画も試みてなかっただろ。〜〜「ロッキー」は構造的には単純なんだけど[〜]。〜メインの
ストーリーはシンプルだから、このストーリーの裏にひそむさまざまな要素を観客は読みとれるんだ。
「ネットワーク」(※1976年)のような、あまりに多くのキャラクターが乱舞するものってお客はのれない
んじゃない? 2時間というものひとりかふたりのキャラクターに集中できるように作れば、映画の後で、
お客は彼らを家まで連れ帰るものね。「ネットワーク」のような作品だと、映画館を出て車にたどりつく
省6
17: (ジパング) 2019/12/29(日)18:35 ID:E0vzM4DY(1) AAS
うわあ
18
(2): (大阪府) 2019/12/30(月)09:15 ID:Jn2T72I2(1) AAS
冷戦危機下での「世界の終わり」を描いた白黒映画『未知への飛行』(1964)を観ました。
手に汗にぎる「if(もしも)」のポリティカル・フィクション群像劇であり、同じ監督の名作
『十二人の怒れる男』(1957)にも劣らぬ迫真の「ディスカッションドラマ(討論劇)」の
力作で傑作。尋常じゃない緊張感。監督はユダヤ系の名匠シドニー・ルメット(1924−2011)。

興味深い登場人物達の中で、人格の一端が窺える私生活が描かれるのはわずか3人のみ。
毎夜同じ悪夢にうなされる爆撃機のパイロット、老いた両親との間にトラブルを抱え
苦悩する米軍基地の高官、そしてジェームズ・ボンド風の「クールでマッチョ」な
タカ派の政治学者(=ウォルター・マッソー)。こんな冷血漢のW・マッソーは初めて見た。

〈目には目を〉の「真逆」のオチに対し、驚きというか違和感が全く無いといえば嘘に
なるが、大統領の決断(=「エグゼクティブ・デシジョン」!)の重さは想像も出来ない。
省3
19: (東京都) 2020/01/01(水)15:12 ID:cNPi8rOD(1) AAS
怖いスレですね
20
(2): (大阪府) 2020/01/03(金)09:10 ID:FFQW7uiI(1/2) AAS
主人公が動機不明の不気味な「スプリー・キラー(スプリー犯)」の映画の続き。>>11

2本目はジョナサン・モストウ監督の「初」長篇のTV映画『ウォー・バーズ 2』。
DVD題は『F-16 FLIGHT OF BLACK ANGEL』(1991)。空軍士官学校の「訓練教官」
役のピーター・ストラウス、「若きエリート・パイロット」役のウィリアム・オリアリー
のW主演。低予算でSFXはチープ、核搭載のミサイルを騙し取る場面は軍事関係が
何も分からない自分でも無理を感じる。同監督作品の『ターミネーター 3』(2003)でも
濃厚だった「暗い終末観」が本作で既に滲み出てる。主人公はキリスト教原理主義者?

3本目は未DVD化の『ランページ 裁かれた狂気』(1987)。ウィリアム・フリードキン監督。
シリアルキラー(アレックス・マッカーサー)と、事件を担当する検事(マイケル・ビーン)が
主役。『殺人者はライフルを持っている!』の犯人と同じで動機が全く示されない、ただ
省2
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