[過去ログ] 『呪術廻戦』と『鬼滅』、アニメを比べて見えた制作サイドの「決定的な違い」「制作スタイル」がまるで異なる [鳥獣戯画★] (135レス)
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(3): 鳥獣戯画 ★ 2021/01/21(木)23:46 ID:CAP_USER(1) AAS
現代ビジネス2021.01.21
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対照的な2つのアニメ制作会社
昨年末、週刊少年ジャンプ誌上で『チェンソーマン』のアニメ化が発表された。人気漫画のアニメ化と並んで制作会社が株式会社MAPPA(以下、MAPPA)であるとの告知が話題になったのが印象に残った。

MAPPAは、同誌で連載している「ネクスト『鬼滅の刃』」との声も高い『呪術廻戦』のテレビアニメシリーズも担当している制作会社だ。twitterなどSNS上では「安心と信頼のMAPPA」との期待を寄せる声が多くみられた。

『鬼滅の刃』の制作会社であるユーフォーテーブル有限会社(以下、ufotable)を筆頭に、株式会社京都アニメーション、株式会社トリガーなど、近年こうしたアニメーションの制作会社への注目は高まり、コアなアニメファンだけでなく一般の視聴者にまで名前が広がりつつあるように感じる。

もちろん以前から制作会社に注目する視聴者は存在した。宮崎駿監督の作品を数多く制作する株式会社スタジオジブリや、「ガンダム」シリーズの株式会社サンライズなどが代表的な例だろう。

しかし前者は主に監督の作家性によって、後者は長期にわたり同シリーズを作り続けてきた実績によって信頼を勝ち取ってきたのに対し、昨今のufotableやMAPPAなどの人気ぶりは、制作を担当するプロダクション・スタジオそのものへの期待の色が強いように思う。

当然こうしたファンからの期待と信頼は、これまで評価の高い作品を送り出してきた制作会社としての両社の実績に基づいている。しかしufotableが社内の内製化路線を進め、制作作品を絞ることで質の向上を目指しているのに対して、MAPPAは外部の才能も積極的に起用して、数多くの作品を制作し続けているなど、その姿勢は対照的だ。

こうした両社の特徴は、どのように形作られていったのか。各社の背景やターニングポイントとなった作品を通じて考えていきたい。こうした内製化の利点は、精度の高いコミュニケーションを可能とする点にある。様々な分野での共同作業で作り上げるアニメ制作においては、スタッフ同士で作品の方向性や価値観を共有しておくことが重要だ。

まず『鬼滅の刃』の制作会社であるufotableは、代表を務める近藤光氏を中心に2000年に設立された。2003年のテレビシリーズ『住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー』から、シリーズ全話の工程を管理する「元請」として制作を始めるものの、注目を浴び始めた契機は、2007年から2010年にかけて上映された劇場版「空の境界」シリーズと言っていいだろう。

奈須きのこの同名小説を原作とした同シリーズは、ゲームブランドTYPE-MOONとの “TYPE-MOON×ufotableプロジェクト”の第一弾だ。当時すでに『月姫』や『Fate/stay night』などのヒットによって、TYPE-MOONと奈須きのこの名は広く知られており、その原点といえる小説『空の境界』の初アニメ化にファンは多大な期待を寄せていた。

こうしたファンの期待に応えるため、ufotableは当初はシナリオ会議への参加を拒んでいた奈須きのこを口説き落とし、原作者のアイデアを積極的に採用した。さらに三部作の予定だった劇場版の構成を、原作小説に合わせて全8章8作に変更するなど、原作に寄り添う形で映像化に取り組んだ(そのため各作60分前後と劇場アニメとしては短い)。

その結果、都内の単館レイトショーから始まったこのシリーズは、最終的に25万人を超える観客を動員するヒット作となったのだ。

また同作は制作の面でもufotableのターニングポイントとなった。同社の特徴として、企画から演出、作画、仕上げ、美術、3D、撮影など、音響関係を除いた映像制作の主要な工程を担当する部署を社内に擁しており、内製比率が非常に高いことが挙げられる。多くの場合、こうした工程は外部の作画スタジオや撮影会社に発注される。

特筆すべきは、同社では作画だけでなく、監督(演出)やシリーズ構成、各話の脚本も所属するスタッフが主に担当していることだろう。これらはアニメーション制作の基盤を固め、方向性を定める重要な役職で、その才は経験によって培われる面も大きい。

それゆえ他社では実績のある人物を外部から起用することが多いのだが、ufotableの場合、元請制作となって3作目の『フタコイオルタナティブ』で、代表の近藤光が逢瀬祭の名義で総監督を務めている。このことからも、創業後かなり早い段階からこうした内製化を意識的に進めてきていたことがわかる。

作画含め、会社としてアニメ制作全般に対する経験値を高めていった成果が結実したのが劇場版「空の境界」シリーズであり、内製を軸とするufotableの体制が確立した作品だという。(長文の為以下リンク先で)
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