[過去ログ] 【サッカー】<18年ロシアW杯・ポーランド戦>0−1の負け逃げに賛否両論も…まともに戦えば“終戦”だった★3 [Egg★] (509レス)
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2: 2020/07/04(土)15:19 ID:XExkNR6j0(1/2) AAS
「やっぱり他会場のことも頭にあったから、いろいろ言われるのは仕方ない」と、イチかバチかの賭けの要素があったことは否定しなかった。ただ、Jリーグでもあまたの輝かしい実績を残してきた名将は、こう続けた。

「あの日のFWレバンドフスキの動きがな…。このままなら確実にゴールを奪われると思ったよ。ワンプレーで十分な脅威。あの時間帯でもう1点取られたら、もう終わりなんだから」

 世界屈指のストライカーとして大会前は注目を集めていたポーランドのエースFWロベルト・レバンドフスキ。ロシアの地では不振でノーゴールが続いており、日本戦でも精彩を欠いていた。だが、ポーランドが先制した後は呪縛から解き放たれたのか、決定機を演出するプレーも出てきていた。そうした危険な空気を西野監督はいち早く察知していたのだ。

 レバンドフスキの力量や勢いと日本の戦力を天秤にかけ、このまま0―1のスコアを維持できるのかを考えた。仮に追加点を許した場合、逆襲できる力は日本にあるのか。そうした要素を総合的に判断し、瞬時に実行に移した。相手の変化を見抜く鋭い洞察力、長年培ってきた勝負師としての勘、さらに現役時代にFWで活躍してきたストライカーの勘が、自らの背中を押した。

 結局最後は運任せだったのかもしれない。だが、運を招き入れるだけの経験と準備、そして「智」と「武」を兼ね備えた名将だったからこそ、移ろいやすい勝利の女神も日本にほほ笑んだのだろう。まさに「勝負師・西野」を象徴する一戦。同時に、日本のサッカー文化を一段上げるために必要な“事件”だったのかもしれない。

 日本はレバンドフスキのような大型ストライカーを苦手としてきた。

 記憶に新しいのは、2014年ブラジルW杯で初戦の相手となったコートジボワールのFWディディエ・ドログバだろう。攻撃的サッカーで前評判が高かったザックジャパンは当時エースだったMF本田圭佑のゴールという最高の形で先制に成功した。

 理想的な展開で折り返したが、後半に入って17分に温存されていたドログバが投入されると状況が一変。直後の19分にFWウィルフリード・ボニ、21分にFWジェルビーニョのゴールで立て続けに失点。一気に試合の流れは変わり、日本は悪夢の逆転負けを喫した。

 当時のザックジャパンは大会前までに強豪国と互角に渡り合って実力をつけ、本田が「W杯優勝」を公言するなど最高の状態で大舞台を迎えていた。チームのムードも上げ潮で開幕を迎え、本田のゴールまでは最高の流れだった。しかし世界的なストライカーがたった一人ピッチに立っただけで状況が一変。日本は初戦敗退のショックを最後まで引きずり、未勝利のままブラジルの地を去ることになった。

 そんな“ドログバショック”が西野監督の頭の片隅にもあったのかもしれない。一人のビッグネームが試合を動かす怖さを知っているからこそ、不振だったレバンドフスキへの警戒を最後まで緩めることがなかったのではないだろうか。
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