【五等分の花嫁ss】五等分の未来 (64レス)
1-

1: 2019/01/15(火)20:27 ID:8VYI/vJR(1/4) AAS
注意点
原作7巻プラスα時点での関係になります
単行本派の方は若干のネタバレになります
1人1日で書くので力尽きたらごめんなさい
誤字脱字は目をおつぶり下さい
2: 2019/01/15(火)20:29 ID:8VYI/vJR(2/4) AAS
「...」
ノートの上にシャープペンシルを投げ捨てると、風太郎はぼんやりと天井を見つめる。
ある事があってからこうする事が増えた事は風太郎にも自覚出来ていた。

『あんたを好きって言ったの』

告白、だったのは言うまでもなかった。
その場で返事なりをして解決出来ていれば良かったのかもしれないが、問題は重要さに見合わずあっさりと回答が先延ばしになっていた。
(二乃がな...)
信じられないという気持ちと、どこか報われたような気持ち、様々な感情が日常のそこかしこで顔を出す。
勉強は殆ど手につかなくなっていた。

「お兄ちゃん!」
省25
3: 一花編 2019/01/15(火)20:30 ID:8VYI/vJR(3/4) AAS
一花の場合

「ほら、起きろって」
風太郎は布団を揺する。
布団の主は中で身悶えしながらも、外に出てくる気配はない。
「おい」
さらに揺するのを強くする。
「ん〜」
小さな声が中から聞こえるがそれでも出てくる気配はない。
「一花!」
朝の大事な時間が潰される事に耐えかねた風太郎は掛け布団を掴むと一気に剥ぎ取る。
省15
4: 一花編 2019/01/15(火)20:31 ID:8VYI/vJR(4/4) AAS
「俺だから良かったものの、他の奴だったらどうするんだよ」
近くの商店街に向かう道を歩きながら風太郎は溜息をつく。
2人の手は違和感なく繋がれており、照れは見えない。
「いいの、どうせあの家には私達の誰かかマネージャーさんか」
「君以外来ないんだから」
繋いだ手に力が込められる。
それは信頼、そして愛情。
「まあ、その、それなら」
手を強く握り返すと、風太郎は照れたようにそっぽを向く。
「〜♪」
省33
5: 2019/01/15(火)21:48 ID:H4782J5u(1) AAS
期待
6: 二乃編 2019/01/16(水)17:48 ID:ku29EtwL(1/2) AAS
「〜〜♪」
眠から覚めるとオーブンから漂う甘い香りに乗せて、ご機嫌な鼻歌が聞こえてくる。
「寝ちまってたか...」
突っ伏していた机の上では読みかけていた新聞紙が涎でひしゃげている。
「あ、起きた?風太郎」
キッチンから顔を出した二乃は風太郎の顔を見るとエプロンを外して近付いてくる。
「もー、顔にヨダレ付いてるよ」
机の脇に置かれたティッシュを数枚取ると、二乃は慣れたように風太郎の頬を拭き取る。
「あ、すまん」
「良いわよ、別に」
省7
7: 二乃編 2019/01/16(水)17:49 ID:ku29EtwL(2/2) AAS
机の上にはカスタードクリームをふんだんに詰め込んだシュークリームが置かれている。
風太郎がそれを持つと、焼きたての生地の温もりがまだ手に伝わってくる。
「本物のパティシエのスイーツがおやつに食えるってのは贅沢だよな」
風太郎は指に付いた粉砂糖を舐めとる。
「私の同僚なんかは家では絶対に作らない!って子も居たけどね。私の場合はどっちかというと手技を忘れないためなのが大きいけど」
そう言い終わると二乃は慌てて付け足す。
「でもでも、風太郎に作るのが嫌なんじゃないわよ? 旦那様には何時だって手料理を食べて欲しいし」
二乃はそう言って甘い笑顔を浮かべる。
「俺も食べれて嬉しいよ。これで明日からまた仕事頑張れそうだ」
風太郎は机の上にある二乃の手を取ると小さく握る。
省25
8: 三玖編 2019/01/17(木)17:41 ID:8eXupNC6(1/2) AAS
新緑の香りが風太郎の鼻腔をくすぐる。
少し遅れて女の子特有の甘い香りがやって来る。
「起きた?」
風太郎が目を開けると、そこには透き通るような青空と見つめて来る優しい笑顔。
「あ〜、スマン三玖」
後頭部から伝わる温もりとその景色から風太郎は膝枕されている事に気付き、慌てて起き上がる。
「別に良かったのに」
三玖は少し不満げに言うが、直ぐに笑顔を浮かべる。
「こんなにいい天気だと仕方ないよね」
三玖はそう言うと目をつぶる。
省17
9: 三玖編 2019/01/17(木)17:43 ID:8eXupNC6(2/2) AAS
「お茶入れようか?」
ひとしきり話し終えた頃、三玖は水筒を取り出す。
「そうだな、時間もいいし弁当も食べようか」
風太郎のその言葉に三玖はピクリと肩を震わせる。
「60点ぐらいでお願いします...」
そう言いながら三玖は鞄からおずおずと弁当を取り出す。
可愛らしい花柄をあしらった包みを解くと、綺麗な三角形に握られたおにぎりと、幾つかのタッパーが現れる。
「して今日のメニューは?」
風太郎が聞くと三玖はタッパーの蓋を開けながら説明する。
「自信作のおにぎりに卵焼きとソーセージ、プチトマト。あと少し挑戦してみた唐揚げに、デザートはうさぎりんご」
省46
10: 2019/01/17(木)17:44 ID:XLwDACbm(1) AAS
風太郎眠り過ぎだろ
11
(1): 2019/01/18(金)20:55 ID:tRKcCMHs(1) AAS
アニメ効果でSS増えそうだから総合スレ立てる?
12: 2019/01/18(金)22:38 ID:Lkuptzjk(1) AAS
>>11
今のssって殆どpixivとかに投稿されるしそんな増えない気も
13
(1): 2019/01/19(土)04:37 ID:47hkOxET(1) AAS
オススメの二次創作ない?
14: 2019/01/19(土)05:13 ID:BxL2pI22(1) AAS
>>13
原作読んでるならpixivにあるmassage
15: 四葉編 2019/01/21(月)18:38 ID:JdzX7R2u(1/5) AAS
「......」
「......」
オレンジの西日が2人を背中から照らす。
長く伸びた影が、二人の間の沈黙の時間を表している、そんな風にも見える程の静かな時間が流れる。
「あの...」
耐えかねたのかに四葉が切り出す。
「なんだ?」
並んで歩く風太郎は戸惑いながらも返事をする。
二人の間には決して険悪ではない、むしろ甘い距離感が見え隠れしている。
その証拠に四葉の手は風太郎の右手を探るように時折動いている。
省15
16: 四葉編 2019/01/21(月)18:40 ID:JdzX7R2u(2/5) AAS
「あっ」
そんなもどかしい雰囲気をやぶるように四葉が声を上げ、慌てて駆け出す。
四葉の視線の先では小さな男の子が泣きじゃくっていた。
「......」
その四葉の姿に風太郎は少し微笑むと、四葉について走り出す。
「大丈夫ですよ〜」
いつも通りの笑顔で四葉は少年の涙をハンカチで拭う。
「どうしました?道に迷っちゃったかな?」
努めて優しく話しかける四葉だが、少年は返事は愚か泣き止む節さえ見せない。
「えーと、その、大丈夫だよ!」
省39
17: 四葉編 2019/01/21(月)18:42 ID:JdzX7R2u(3/5) AAS
蓋を開けてみれば少年が降りたバス停は偶然目的地の一つ手前であったらしく、直ぐにお婆さんに少年を送り届けることが出来た。
「本当にありがとうございます」
「いえ、俺は何も。こいつが見つけたから」
「いえ!上杉さんの頭脳でしっかりと聞き取ってくれたからですよ! 」
こいつが、いやこっちが、そんなお互いに成果を押し付けるやり取りに、お婆さんは小さく微笑む。
「優しいカップルに見つけてもらって良かっです」
カップルという言葉に2人は少し顔を見合わせたあと、照れたように顔を伏せる。
「あら、違ったかしら?」
「えーとそのですね」
四葉があわあわとしだすが、風太郎がその言葉を遮る。
省27
18: 2019/01/21(月)18:43 ID:JdzX7R2u(4/5) AAS
遅くなりました。
英語は適当に書いたので単語間違い文法間違いは許してください
五月編とあと2編書きます
19: 2019/01/21(月)18:46 ID:JdzX7R2u(5/5) AAS
あ、風太郎起こして寝かすの忘れてた
20: [age] 2019/01/21(月)19:14 ID:n8PhkKii(1) AAS
20get
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