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【ファンタジー】ドラゴンズリング2【TRPG】 [無断転載禁止]©2ch.net (368レス)
【ファンタジー】ドラゴンズリング2【TRPG】 [無断転載禁止]©2ch.net http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/
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253: ジャン ◆9FLiL83HWU [sage] 2017/01/30(月) 21:35:45.03 ID:SrnXSExw >「其れは虚無、其れは常闇、其れは絶望―― 遥か古より名を変え姿を変え歴史の影で暗躍してきた全ての生命の敵――」 「最近起きてる物騒な話やら戦争もそいつのせいにできそうな勢いだな」 ジャンが皮肉めいてそう言うと、大狼フェンリルがすぐに返してきた。 「実際に歴史を動かしてきたのだ、そろそろ民衆の噂になる時期だろう」 どうやら皮肉や冗談といったものをこの狼は好んでいるのか、反応が早い。 >「我は初めから、指環を手にする術を述べておったと言うのに。 指環を手にするべきは、世界を変え得る者だと。 その悪魔紛いの半端者がそうしたように、自ら指環を嵌めれば、それだけでよかったものを」 ラテにもこれくらい言ってのけるのだ、神代の時代より生きてきたとはいえ 話し相手がテッラしかいなくて暇だったのだろう。テッラがその方面に詳しいとも思えないしな、とジャンは思った。 「……最後に言っておくぜ。悪魔じゃなくてオークの半端者だ。それくらい見抜きやがれ」 転移魔術の光に包まれながら、一行を見送る狼と竜を見つめる。 >「……行け。指環の、勇者達よ」 >「彼は私達が足止めしておきます。 あなたがたは一刻も早くウェントゥスの元へ。お行きなさい、”指環の勇者”達よ――!」 ずっと指環を継ぐ者を待っていた彼らは、最後の役目を果たすのだろう。 右手の中指に嵌められたアクアの指環が小さく光った刹那、ジャンたちは地上へと向かった。 >「……帰ったら、色々教えて下さいよ。指環の事」 「全部教えてやるよ、こうなりゃ指環全部集めるまで終わるつもりはねえからな」 転移の光が周りを囲む中、小さく聞こえたラテにそう返してジャンは目をつぶる。 こいつらだけは、旅の最後まで守りたい。そう願いながら。 【ミライユさん参加ありがとうございました! 前回の敵PCとはまた違った趣向の敵PCでなかなか返答に苦労しましたが、 その分充実した戦闘になったと思います。 NPCの扱いは色々考えましたが、上手く活かした使い方が思いつかなかったのと なるべく簡潔にレスしようと思うとどうしても冗長になりかねない点から あのような扱いになってしまいました。もしまたご一緒することがあれば、 今度はもっとミライユさんの設定を活かして書きたいと思います!】 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/253
254: ノーキン&ケイジィ ◆AOGu5v68Us [sage] 2017/01/30(月) 22:00:54.71 ID:9XP+5UAl 失礼、トリッポはこちらでした http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/254
255: 創る名無しに見る名無し [sage] 2017/01/30(月) 22:46:39.66 ID:ljciiA5V >>254 おぉ!それだよ で、参加するかしないのか 早めに決めてくれや 具体的なタイミングもな http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/255
256: ノーキン&ケイジィ ◆AOGu5v68Us [sage] 2017/01/30(月) 23:12:56.67 ID:9XP+5UAl 参加する いつでも参戦可能 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/256
257: 創る名無しに見る名無し [sage] 2017/01/30(月) 23:29:07.10 ID:ljciiA5V >>256 すぐ乱入して導入部分を書いて みんな待ってるから http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/257
258: ノーキン&ケイジィ ◆AOGu5v68Us [sage] 2017/01/31(火) 03:40:31.82 ID:wqs1AmbY >>257 ティターニア氏の旗振りで進行するものと認識している http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/258
259: ティターニア ◆KxUvKv40Yc [sage] 2017/01/31(火) 06:56:06.24 ID:d9lffD0G 【ノーキン殿お疲れ様だ。心配せずとも参加の意思があるのは分かっておるぞ! 出来るだけ早く登場してもらえるよう努力するのでもう少々だけお待ちを。 我々が進行について話し合う時はコテ付きで行うゆえ名無しでの司会には返答しないで貰って大丈夫だ】 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/259
260: ティターニア ◆KxUvKv40Yc [sage] 2017/02/01(水) 20:33:51.96 ID:LHDFEK+F 一行を行かせまいとするフェンリルを、優しく制止するテッラ。 灼熱都市にて勝負が決して尚立ち上がろうとしていたベヒモスと、それをもういいと制したイグニスの姿が重なる。 >「……行け。指環の、勇者達よ」 「そういう……ことか」 今までの旅の詳しい経緯は知らぬラテも、フェンリルとテッラの様子から何かを察しているようだった。 きっと指環を勇者に託した竜は、死ぬことで全ての力を指環に委譲し、そうしてはじめて指環が完成することとなるのだ。 竜に止めを刺すその役目を担ったのは、炎の指環の時も水の指環の時もジュリアンであった。 そして奇しくも、今回もまた―― 彼はヴォルカナでは指環を容赦なく奪っていったが、ステラマリスでは どこか本気を出していないような攻防の末に結果的にこちらに指環を持ち去る事を許した。 そう、今思えばまるでこちらを試していたかのような…… そして今回は、自分達とかち合うことすらなくテッラにとどめを刺しにこようとしている。 あやつは本当にアルバート殿の言っていたような悪人なのか、と微かにそんな考えが浮かんでくるが 考えても詮無きことか、とひとまず考えるのをやめた。 >「……帰ったら、色々教えて下さいよ。指環の事」 >「全部教えてやるよ、こうなりゃ指環全部集めるまで終わるつもりはねえからな」 「うむ、ここまで関わってしまったら今更降りるわけにもいくまい。ようこそ――”指環の勇者御一行”へ。 御一行といっても二人ではイマイチ体裁が整わなかったが……これでやっとそれらしくなろうぞ」 そう言って微笑む。ラテを正式に仲間に迎え入れることに、今更迷うべくもなかった。 緩みかけた空気を引き締めるかのように、最後にフェンリルの言葉が響いてきた。 >「……その指環を、我らから、我が許から、持ち去ろうと言うのだ。もし下らぬ結末を迎えてみろ」 >「この世界の何処にいても、その心の臓に、この牙、食い込ませてくれるぞ」 「やれやれ、随分と物騒なことだ――ではそうならぬように頑張らねば、な」 最初は帝国騎士にノリで同行という形で始まった旅だが、気付けば随分と色々な人物の期待や激励や脅迫や願いを背負ってしまった。 テッラ殿、フェンリル殿――そなたらが幾星霜の時守ってきた指環、しかと預かった。 タイザン殿――巻き込んだ上におめおめ死なせてしまい済まなかった。姉妹のことは心配するな。 ミライユ殿――救えなかったのは我の力不足ゆえ。せめて安らかに眠れ。仇は必ず討つ―― 【皆第三話お疲れ様であった! 守護聖獣と竜のコンビは出番は少ないものの隠れた人気コンビポジションになりそうな雰囲気が急上昇してきた件】 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/260
261: ティターニア ◆KxUvKv40Yc [sage] 2017/02/01(水) 20:45:12.47 ID:LHDFEK+F 第三話『惨劇の楽園《アガルタ》』(1スレ目278〜2スレ目260) テッラの元に急げとのアクアの言葉に従い、目的地をハイランド連邦共和国領のテッラ洞窟に定めたジャンとティターニアは 洞窟の近くにあり探索の拠点となる都市、魔術学園都市アスガルドにやってきた。 街中を歩いていると、突如として通常より強いオオネズミの一団が現れ、人々を襲い始めた。 近頃テッラ洞窟から魔力の影響を受けた強いモンスターが出てくるようになっていたのだった。 掃討に入ろうとする二人だったが、そうするまでもなく、オオネズミ達は二人の女性によって一掃される。 ハイランドの主府ソルタレクの冒険者ギルドのマネージャー、ミライユと テッラ洞窟探索のためにアスガルドを訪れていたトレジャーハンターのラテだ。 ミライユは表向き友好的に二人に接近するが、本当の目的はティターニアの監視、ひいては指環の奪取であり その場面に遭遇したラテはミライユの危険性を感知し、二人の身を案じて同行を申し出るのであった。 こうして行動を共にすることになった4人は、ミライユの払いで高級宿に泊まることとなり 互いに警戒しつつもそれなりに楽しい一晩を過ごすのであった。 次の日、洞窟に向かう一行だったが、この先に指環があると予感したミライユは増援を呼び、 ギルド員のタイザン・シュマリ・ホロカも合流する。 洞窟を進んでいった先には謎の魔法陣があり、どうしたものかと思案していたところ大きな揺れとともに魔法陣の力が発動。 一行は地底都市アガルタに招き入れられたのであった。 そこでは、ジャンとティターニアに指環を託そうとする大地の竜テッラと それに反対するアガルタの守護聖獣フェンリルが激しい戦いを繰り広げていた。 フェンリルは突然ミライユに歩み寄ると、ミライユのような者が指環を託すにふさわしいとして力が欲しくないかと問う。 しかしミライユはシュマリにその役目を命じ、シュマリはフェンリルと同化してテッラと戦い始めた。 テッラがジャンとティターニアに指環を与えると言った後に指環の祭壇を出現させると、 ミライユがいちはやく指環を手にし持ち去ろうとする。 ラテがそれを阻止すると、ミライユは冷酷で残虐な本性を現し、自らの権力を振りかざして同士討ちをさせようとしたり 実際にティターニアの魔術を使ってジャンを拘束したりとあらゆる手段を使って応戦。 更に、自らに逆らったタイザンを殺害し、ホロカを蹂躙する。 また、戦いの中でミライユからユグドラシア襲撃の計画も語られるのであった。 そんな中、ラテはジャンとティターニアを鼓舞し、魔物の血により自らの強化をした上に 何重にもレンジャーとしての技を使い、ミライユに斬りかかる。 一方、怒りのあまり理性を失っていたジャンは、持っていた水の指環を嵌めるという行動に出たが 精神世界での水竜アクアとの対話の末に、理性を取り戻す。 そして水の指環を制御できる力を得て、その力で作り出した水の魔力の大剣を持って、ミライユに対峙するのであった。 そんな中、ティターニアは、ホロカからミライユを救ってほしいとの驚くべき要請を受ける。 精霊使いであり精霊と対話できるホロカは、ミライユが今のようになった理由が彼女の過去にあると見抜いたのだ。 ティターニアはそれに応える形で、ホロカの助力を受けて、 過去と現在が入り混じり死者と対話できる、精神世界のような領域を顕現する大魔術を発動。 その中で、幼いころに“指環の魔女”に殺された姉のメルセデスと邂逅し、自らの罪を自覚したミライユは泣き崩れるのであった。 そんな彼女に先程までの鬼気迫る気迫は見る影もなく、精神的には生きる気力を失い肉体的にもすでに重傷で助からないと見立てたラテは せめてこれ以上苦しませまいと、メルセデスの幻を纏ってミライユに安楽死の薬を飲ませたのであった。 タイザンとミライユを埋葬し、一通り遺跡からめぼしい物を採取し終えた一行に、 テッラは”指環の魔女”が真の敵であるという意味合いの事を語り始めるが 詳細を語る間も無く、ウェントゥスの元へ行けとだけ言って、一行を送り出すべく転移魔術を発動する。 ジュリアンが近くまで来ているというのだ――おそらくはテッラにとどめを刺すために。 テッラに死んで欲しくは無いフェンリルは最後まで一行を行かせまいとするものの、 テッラに諭され最終的には一行に指環を託し送り出すのであった。 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/261
262: ティターニア ◆KxUvKv40Yc [sage] 2017/02/01(水) 23:54:40.69 ID:LHDFEK+F *☆*゚・*:.。. .。.:*・*☆*゚・*:.。. 第3.5話(or第4話)開始.。.:*・*☆*゚・*:.。. .。.:*・*☆* 地底都市での激戦から数日後―― 一行はティターニアの紹介による賓客としてユグドラシアに滞在していた。 激戦での消耗はほぼ癒え、上層部にこれまでの経緯を報告したり、シュマリとホロカを精霊術の導師に頼んだり ラテに一連のことを話して聞かせたりを終え、多少手持無沙汰となっていた。 さっさとウェントスのところに向かえよ、とフェンリルあたりから怒られそうだが、これには理由がある。 地名を頼りに次の目的地として目星を付けた場所は、ウェントゥス大平原――暗黒大陸に存在する”らしい”平原である。 何故存在する”らしい”かというと、周囲全てを切り立った崖のような大変高い山脈に囲まれており、誰も足を踏み入れる事が出来ないのだ。 そう、空でも飛ばない限りは。詰んだ――かと一瞬思われたが、渡りに船とはこのこと。 魔術工学研究室を中心に極秘に開発していた空を飛ぶ船のようなもの――”飛空艇”なるものが帝国に先駆けてもうすぐ完成するというのだ。 そんな話を聞いた事も無かったティターニアはいくらなんでも極秘過ぎるだろう、とも思うが ユグドラシアの校風から言って、同僚導師に言ったら「ここだけの話」でまず生徒に伝わり そうなったら一巻の終わりで際限なく広まり、やがては敵国にまで伝わってしまう事は想像に難くない。 空を飛ぶ船など俄かには信じがたいが―― そもそも何故誰も足を踏み入れる事が出来ないのにそこに平原があるらしいという事が伝わっているという事が 大昔には実際に飛空艇が飛び交う時代が実在したということを示唆しているのだろう。 (ちなみにこの世界には有翼の種族も存在するが、流石にその山脈を越えるほど高くは飛べないらしい) というわけで飛空艇の完成を待っていればいいのだが、一つ気になるのは、激戦の最中にミライユが語った言葉である。 『アハハハッ、ご名答。あなた方はどうせ死ぬのだから言ってあげます……ソルタレクのギルドでは指環を集めているのですよ。 既に"その中のひとつ"はこちらの手の内にあります。マスターは新しい国を作るために、新しい力が必要なんです。 そして、相思相愛の私の愛情も不可欠なの。そもそも、腐った国と腐った人間は潰すしかないじゃない? ユグドラシアにもギルドの手の者が組織ごと潰しに行くはず。暗殺者ギルドも併合されてますから、きっと今頃は……』 「きっと今頃は……」と言われた割には帰った時も今の時点に至っても何事もないので ハッタリや苦し紛れの出まかせの可能性も十二分にあるのだが、警戒しておくに越したことはないので一応上層部には報告しておいた。 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/262
263: ティターニア ◆KxUvKv40Yc [sage] 2017/02/01(水) 23:56:29.08 ID:LHDFEK+F そんな理由で徒然なる日々を送っていたところ、「ティタ先生、新しい冊子を作ったので見てください」と、 顧問をしているサークルの学生が自主制作の冊子を持ってきた。 「ジャン殿ラテ殿も見てみるか? なかなか面白いぞ」 今回の目玉は、魔法が使えないエルフの宮廷武官がバッタバッタと敵を打ち倒していく痛快活劇であり、 主人公は随分な美形……いわゆるイケメンに描かれていた。 それは別に不自然なことではなくエルフなのだから普通に考えるとそうなのだが。 ティターニアはすぐに元ネタとなったであろう人物に思い至り、 そういえばいつだったか宮廷武官をやめたと風の噂に聞いたが今頃何しておるかの、等と思う。 ところで、高い魔力を持つエルフは生まれながらの魔術師―― 母国語を文法を習わずとも喋りはじめるように、自然と簡単な魔術なら使えるようになる。 (もちろん高位の魔術を習得しようと思うと理論的に学ぶ事が必要である) 何故か本当にごく稀に、魔術を使えないエルフが生まれるのだが、そのような人物はほとんどの場合森で静かに過ごすこととなる。 しかし、彼はそれを良しとせず、肉体を極限まで鍛えて宮廷武官にまで出世したのであった。 そんな感じで呑気に冊子を見たりしている最中であった。 「ティターニア様、大変大変!」 ホビットで助手のパックが騒がしく駆け込んできた。 「なんだ、騒々しい。そなたの悪戯にはもう騙されぬぞ」 「魔術師ギルドから情報が入ったらしくて……主府の冒険者ギルドの一団がここを襲撃しに向かってるらしい!」 「出まかせではなかったのか……!」 魔術師ギルドから情報が入ったということは、どうやら傘下にしようとしてし損ねたものと思われる。 ユグドラシアと魔術師ギルドは表向きは全く別の組織だが裏で就職を斡旋したりと様々な癒着… もとい密接な友好関係があるので、流石に襲撃に参加させるのは無理というものである。 「襲撃の編成等の情報は入っておるのか?」 「質より量のコモンクラスの集団らしい」 「コモンクラスの冒険者など束になって来ようとも我々の敵ではあるまい。率いている者が何者かは分かるか?」 「それが……適当に臨時で雇われたフンドシ一丁とゴスロリの二人組のモグリの冒険者だと……」 「……。ギルド員ですらないと。ソルタレクの冒険者ギルドは一体何を考えておるのだ……?」 ただ舐められているだけなら何も問題はないのだが。 あまりにもアホらし過ぎて、実はそのフリーの冒険者が超強いとかいうパターンを勘ぐってしまう。 万が一まかり間違えて完成間近の飛空艇をぶっ壊されたりしては目も当てられない。 戦える導師や助手(この学園の導師は魔術は漏れなく使えるのでつまり全員)は総員戦闘態勢に入って防衛にあたれとのお達し。 「仕方があるまい、ジャン殿、ラテ殿、付き合ってくれるか?」 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/263
264: ティターニアin時空の狭間 ◆KxUvKv40Yc [sage] 2017/02/02(木) 00:19:00.30 ID:DPQixAXK とりあえずバトルが出来るように状況設定してみた。 雑魚の集団はその辺でドンパチやってます的な背景設定程度の扱いでいいと思う! 3.5章or4章にしているのはシンプルなバトル章(3.5章)になってもいいし 思わぬ方向に発展して4章になってもいいしということで >ノーキン&ケイジィ殿 お待たせした! 導入をよろしく頼む! 勝手に色々設定してしまったが要は襲撃に来てくれれば何でも良いゆえ変換受け遠慮無用だ! それと現在3人パーティーなのでまだまだ参加者募集中! シュマリ殿やホロカ殿を使ってもらってもいいし今回の章は学園関係者等での短期参加もしやすいと思う。 (今章はノーキン&ケイジィ殿に敵をやってもらうので参加は味方側でタノム!) http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/264
265: パトリエーゼ ◆.ioWGZt2uA [sage] 2017/02/02(木) 23:17:20.22 ID:zo2xLeN/ 【新キャラとして参加】 ヴィルトリア帝国、ダーマ魔法王国等、数多くの国々が発祥するはるか昔、 この世界は「エーテリアル世界」と呼ばれていたという―― そこは国境がなく、全ての世界はエーテルの力によって統一され、 争いもなく全ての生きる者たちが、思うがままに生活をしていたと言われている。 それを“理想世界”と彼らは呼んだ。 ――「エーテル教団」―― 現在、単に「教会」「教団」と呼ばれればこれのことを指すだろう。 エーテル教団は数百年前に各国の連合討伐隊によって壊滅させられたが、 昨今の世界情勢の中で、徐々に力を付けつつある。 各地で魔物を放しているとか、秘宝を探しているとか。“魔女”がいるとか―― 様々な噂が飛び交っている。 「エーテリアル世界の復活」―― それを目標に掲げる彼らは、各地で徐々に布教を行い軍事力を蓄え、ついには各国を脅かすほどの存在になっていった。 あらゆる国にエーテル教団の教会支部が設立され、表面上は穏やかな信仰を謳っているが、内部事情は深い闇に閉ざされている。 パトリエーゼ・シュレディンガー。 彼女はヴィルトリア帝国内のシュレディンガー家で、三人姉妹の三番目として生まれた。 一番上の姉はメアリ・シュレディンガー。現在はヴィルトリア帝国にある「エーテル教団」の幹部の一人―― その信仰心と魔力は非常に高く、常に黒衣の部下たちを引き連れており近寄り難い人物だ。 すぐ上の兄はアドルフ・シュレディンガー。現在はヴィルトリア帝国の七騎士の一人―― 「黒犬騎士アドルフ」と呼ばれ、名のとおり素行は七騎士でも最も悪く、やはり近寄り難い人物だ。 一人だけ歳の離れた末っ子のパトリエーゼ・シュレディンガーは、大切に育てられ、初めは教団に預けられた。 しかし、教団の厳しい“規律”を守ることができず、脱走。 そこからは騎士団に仕えるも上手くいかず、国外に退去し、ハイランド連邦で冒険者として雇われるも、 今度はギルドの内部抗争で殺害されそうになる。 ――そしてすっかり疑心暗鬼に陥ったパトリエーゼは、ティターニアたちの前に現れることとなった。 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/265
266: パトリエーゼ ◆.ioWGZt2uA [sage] 2017/02/02(木) 23:29:06.99 ID:zo2xLeN/ 名前:パトリエーゼ・シュレディンガー 年齢:19 性別:女 身長:186 体重:78 スリーサイズ:長身だが体格はしっかりしている 種族:人間 職業:無職 性格:極めて疑心暗鬼で根暗 能力:「エーテル」の力による無属性魔法が使える。地味に力が強い。 武器:錫杖「白夜のページェント」 防具:灰色のローブに灰色のストールと地味な服装 所持品:持ち金0、少しの食料 容姿の特徴・風貌:長いストレート黒髪でボサボサである 簡単なキャラ解説: エーテル教団の姉、黒犬騎士の兄と反りが会わず疎ましく思われ、 さらに冒険者ギルドからも殺されかけて疑心暗鬼になっている地味な末っ子。 世界のあらゆるものに疑いを求め、新たな救いを求めている。 優秀な姉や兄を見て育っており、華がないことを気にしている。 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/266
267: パトリエーゼ ◆.ioWGZt2uA [sage] 2017/02/02(木) 23:40:56.25 ID:zo2xLeN/ 「ゆぐどらしあ…?」 ここはどこだろう? それにしてもどうやってここまで辿りついたのか。 少しだけあった食料も尽き、あたしはもう腹ぺこだ。 冒険者ギルドからは騙されて変な女に殺されかけるわで、命からがら逃げてきたというのに。 運もよく、どうやらここは話が分かりそうな人たちが揃っているらしい。 どこかの学校? 教団とは違う、研究施設のようだ。 「ねえ、ちょっとそこの方、このあたりに食料の配給は…」 「うわっ!」 学生らしい少年に驚かれ、逃げられた。 下手に体格が良いから、あたしはどうしても避けられることが多いんだ。 そうこうしている間に、どこかの建物に入った。 周りもあたしもローブに杖の姿だから不思議じゃない。開放的な場所みたいだ。 >「襲撃の編成等の情報は入っておるのか?」 「質より量のコモンクラスの集団らしい」 「コモンクラスの冒険者など束になって来ようとも我々の敵ではあるまい。率いている者が何者かは分かるか?」 「それが……適当に臨時で雇われたフンドシ一丁とゴスロリの二人組のモグリの冒険者だと……」 「……。ギルド員ですらないと。ソルタレクの冒険者ギルドは一体何を考えておるのだ……?」 「仕方があるまい、ジャン殿、ラテ殿、付き合ってくれるか?」 「ひっ! ソルタレク、ギルドぉ……」 うわぁ。つい嫌ぁな単語に反応してしまった。 中にいた研究者らしいエルフと、その助手らしい少年、 他に冒険者らしい大男と人間の女が一斉に振り向いた。 「あっ、いやいや、怪しい者ではないんですぅ、その、食事を少々恵んでもらえれば。 いや本当に、お腹が空いて死にそうなんです。お金もないし。…何でもしますから! 名前はパト、パトリーヌ。とりあえず。ところで冒険者ギルドの人達ではないですよ…ね?」 と、言いながらいつでも逃げられるようにあたしは一歩後ずさった。 【よろしくお願いします。即参加でも、もし都合が悪ければ飛ばしちゃってもいいです。】 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/267
268: ティターニア ◆KxUvKv40Yc [sage] 2017/02/02(木) 23:52:41.07 ID:DPQixAXK 【ようこそ、歓迎するぞ! では折角なので前章の順番を元にラテ殿→ジャン殿→我→パトリエーゼ殿という感じで開始しよう! ノーキン殿は遭遇した時点で上のローテーションのどこかに入る感じで!】 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/268
269: ◆ejIZLl01yY [sage] 2017/02/03(金) 23:47:53.81 ID:idk0E4bQ 「十二、十三、十四……」 あの古代都市への短い冒険が終わって数日。 私はこないだ放火騒ぎを起こし……放火騒ぎが起きてた宿屋の屋上にいた。 いや違います。放火魔が現場に戻ってきた訳じゃないです。 トレーニングをしにきたんですぅー。 今はティターニアさんの計らいでユグドラシアに泊めてもらっているけど、 走り込みとかはあそこじゃちょっとやりにくいんだよね。 で、今は逆立ち腕立て二十回セットの五回目なんだけど……。 「十八、十九……二十」 ……出来ちゃったよ。しかもまだまだ余裕がある。 これは……と、私は振り返って、通りを挟んで向こう側の建物を見た。 高さは、少し向こうが低いけど、大体同じくらい。 この辺は安い宿や食堂が建ち並ぶ通りで、道は狭め……だけどそれでも馬二等分くらいの道幅はある。 私は今いる屋上の、真ん中に立った。 そして……向かいの建物めがけて走り出す。 何の為って?そりゃ、飛ぶ為に。 床を一蹴りする度に、体がぐんと加速する。 だけどまだまだだ。もっと速く走れる。もっと、もっと、もっと速く! 「っ、ふっ……!」 そして屋上の縁を思いっきり蹴っ飛ばして、私は跳んだ。 落ちれば大怪我間違いなし……極限の緊張感が、私の時間感覚を少しだけゆっくりにする。 通りで朝の掃除をしている宿屋のおじさんと、目が合った。 っと、いけない。よそ見をしてる場合じゃない。 私はめいっぱいに腕を伸ばし……うん、届く。 屋上の縁に、指を引っ掛ける。 体が壁にびたーんって叩き付けられるけど、こういう時の受け身の取り方は訓練済み。 足の裏でしっかり衝撃を受け止め、全身の関節を使ってそれを緩和。 そのまま壁を蹴りつつ体を引っぱり上げて、屋上に登りきった。 「……届いちゃったかぁ、この距離」 さっきまでいた屋上を振り返って、呟く。 熟練のレンジャーならわりとぴょーんと渡っちゃう距離なんだけどね。 少なくともちょっと前までの私なら、背伸びしても届かなかった距離。 それが届いちゃったのは、きっと、日頃の訓練の成果……だけじゃない。 ミライユさんとの戦いで使った、私の奥の手。 あれのせいでまた少し、私の体は魔物に近づいちゃったんだと思う。 「……やっぱり、使い続けたらとんでもない事になるよなぁ、アレ」 具体的には顔だけネズミの怪人ネズミ女になっちゃいかねない。絶対嫌だ。 でも使わざるを得なかったんだよなぁ。 だって私みたいな村娘Aがいきなり伝説の指環を巡る戦いに放り込まれたんだよ!? 普通に戦ってたら間違いなく死んでたんだもん! http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/269
270: ◆ejIZLl01yY [sage] 2017/02/03(金) 23:49:09.64 ID:idk0E4bQ え?余計な事に首を突っ込むな?はい、ごもっともです……。 けどもう手遅れ……ではないんだけど。 正直、今からでもジャンさん達に人間やめるの怖いし降ります、って言う事は出来る。 出来るんだけど……あれ、出来ちゃうじゃん。 ……私がジャンさん達に近づいたのは、元はと言えばミライユさんが原因だ。 放っておけば、二人がミライユさんに殺されちゃうのではと思って、私は声をかけた。 でもその脅威はもう去ったし……お二人は、私よりずっと強かった。 ……あれ?私、なんでジャンさんティターニアさんに付いていこうと思ったんだろ。 ミライユさんや、あの古代都市で出会った皆の事を忘れない為? いや、指環を巡る旅に同行しなくたって忘れない事は出来る。 トレジャーハンターとして、指環のロマンには逆らえない? うーん……確かにすっごい魅力的だし心惹かれるけど……。 人間やめて、命投げ打って……そんなリスクを冒す事ばかりが冒険じゃない。 いやね、私の冒険の書をちょっと読み返してもらえば分かると思う。 基本的に旅先で見た魔法やアイテム、魔物やダンジョンについて雑学や雑感を述べてるだけでしょ。 ここ数日で、ミライユさんと事を構えるまで、倒した魔物なんて多少強くなってたとは言えオオネズミだけ。 いざまともな戦闘が始まったら 「絶対見切られたりしないっ!」 って言った直後にミライユさんに【ファントム】を見切られて反撃をもらう始末。 そう!そもそも私は切った張ったとは遠い位置にいる冒険者だったの! 散々書き散らかしてる余白の雑感コーナーとか、正直入れ替えたいもん。戦闘とかなんやかんやと。 余白で戦って後はひたすら解説でもしていたい……。 でも……今までもダンジョン内の魔物や罠が原因で死ぬかと思う事はあったよなぁ。 あの奥の手も、別に使ったのは初めてじゃない。 旅に同行しなくても皆を忘れない事は出来るけど、逆に付いていったら忘れちゃうって訳でもない。 うーん、うーん、と考え込んで……ふと、気が付いた。 私は、ジャンさん達に付いていく理由を探して悩んでるんじゃない。 ジャンさん達に付いていかない理由を探して、悩んでるんだ。 ついこないだまでの私なら、カッコよさとか、ロマンとか、 それだけで後は何も考えず、二人に付いていってたはずだ。 だけど……あの古代都市で、私は人を殺した。 ミライユさんを、殺したんだ。 人の死を見るのが初めてだった訳じゃない。 トレジャーハンターをしていれば、選択を誤った人達の亡骸は何度も目にする事になる。 時には、その瞬間だって。 だけど……自分の手で誰かの命を奪うのは、今まで見てきたそれらとは全然違った。 もっと、もっと、恐ろしいものだった。 指環を巡る冒険に乗れば……きっとまた、人を殺す時が来る。 私は……それが怖いんだ。 手が、震えてる。 「……今からやっぱり降りるって言ったら、怒られるかな」 気が付けば、私はそう呟いていた。 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/270
271: ◆ejIZLl01yY [sage] 2017/02/03(金) 23:50:07.97 ID:idk0E4bQ ……それから私は、暗くぼんやりした気分で、ユグドラシアに帰ってきた。 ティターニアさん達は……この時間なら、研究室かな。 研究室を訪れると、ティターニアさんは何やら薄めの冊子を読んでいた。 「あ……あの、ティターニアさん」 >「ジャン殿ラテ殿も見てみるか? なかなか面白いぞ」 「え?あ、あぁ……絵物語ですか?じゃあ、お言葉に甘えて……」 ……出鼻を挫かれてしまった。 えっと、とりあえず受け取っちゃったからには読んでみよう……あ、これ面白い。 エルフの戦闘者って聞くと、大抵の人はまず魔法使いを連想すると思う。 そして次に弓使いや、流麗な技を扱う剣士とか、かな? でも彼らの適性はあくまでも魔法一辺倒。 全体的に器用ではあるけど、別に剣や弓をあえて使うほどの種族的素質はないんだよね。 ただ魔法ばかりに頼っていては、他種族との戦いで対策を取られた時、 それがそのまま絶滅の危機に繋がりかねない。 だからやむを得ず、剣や弓の技術も磨いてきたってだけ。 でも、やむを得ず使われてきたから優れていない……って訳じゃない。 むしろ逆。やむを得ず使わなきゃならないからこそ、その技は研鑽され続けてきた。 森に生きる彼らが特に得意とする風や水の魔法。 それらを用いた身体操作や技の数々は、冴え渡るという表現がまさしく相応しい。 私も一度エルフの剣士さんとご一緒した事があったんだけど、いやホント見事なもんだったよ。 水の力を身に宿して繰り出される流れるような動きは、剣技の「起こり」が感じ取れないの。 遠目から見てる私ですら、気が付いたら魔物が斬り伏せられていた、って感じだったもん。 ……でも、それらはあくまで魔法を剣技に流用しているからこその代物。 この絵物語の主人公であるエルフさんは違う。 「……面白かったです」 生まれながらにして一切の魔法が使えないエルフが、肉体を極限まで鍛え上げ、連邦の宮廷武官にまで上り詰める。 しかもそれが、実在した人物の話だって言うんだから……私みたいな小娘にはもう、感服するしかない。 もし、この人が今の私を見て、この心の内を明かしたのなら……なんて思うんだろう。 いや……詮無い事を考えるのはやめよう。 「ティターニアさん……あの、指環の勇者御一行の、話なんですけど」 >「ティターニア様、大変大変!」 ……うぅ、また何か邪魔が入ってしまった。 言い出すのが遅くなれば遅くなるほど気まずくなるし、困ったなぁ……。 >「魔術師ギルドから情報が入ったらしくて……主府の冒険者ギルドの一団がここを襲撃しに向かってるらしい!」 私は思わず、後ろを振り返った。 ホビットの助手さんは慌てて走ってきたのか息も絶え絶え。顔色は蒼白だ。 どう見たって嘘をついている様子じゃない。 ……ミライユさんの言葉は、嘘じゃなかったのか。 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/271
272: ◆ejIZLl01yY [sage] 2017/02/03(金) 23:50:34.09 ID:idk0E4bQ 私はティターニアさんへは向き直らず、そのまま助手さんの更に奥を見た。 研究室の扉の外。私がさっき、ぼんやりと通ってきた道のり。 アスガルドの発展を導いてきた導師様方。 これから先を作り上げていく大勢の学生達。 彼らとすれ違った廊下を。 そして……アスガルドそのものと言ってもいい、この都市に住まう人達。 高度な魔法技術と、それが見せてくれる夢を求めて集まった商人や冒険者達。 彼らが築く、賑やかな街並みを。 ……指環を巡る戦いの中では、きっとまた、人を殺す時が来る。 それは、私じゃなくてもそう。 私じゃない誰かが、人を殺すんだ。 舞台から降りてしまえば、その時……私はそこに居合わせられない。 いや、違う。 >「仕方があるまい、ジャン殿、ラテ殿、付き合ってくれるか?」 冒険をやめてしまえば、今この瞬間、この場に居合わせる権利だってない。 今回は大勢死にそうだから手を貸して、後はさよならなんて……そんなのは傲慢で、無責任だ。カッコ悪過ぎる。 覚悟を決めろ、私。 そう自分に言い聞かせて……私は思いっきり、自分の両頬を引っ叩いた。 「……新生指環の勇者御一行の、初クエストって訳ですね。やってやりますよ」 私はティターニアさんへ向き直って、会心の笑みを見せつけた。 さて……じゃあ早速、情報を整理しよう。 向こうは首府から大軍を引き連れてアスガルドへ向かってきている。 となれば到着にはまだ数日かかるはず。守りを固める時間は十分。 その殆どはコモンクラス。率いているのはギルドメンバーですらないモグリ二人。 ティターニアさんがなんかすごい微妙そうな顔をしている……。 うん、正直私も気合入れて思っきしほっぺ叩いてちょっと後悔してる。 ……とは言え、相手を舐めていい事なんかない。仮にも相手はソルタレクの冒険者ギルドなんだ。 「……ミライユさんの言葉を全て信じるなら、ソルタレクの冒険者ギルドは」 >「ひっ! ソルタレク、ギルドぉ……」 ……なんかすごく情けない感じの声が聞こえた。 振り向いてみると、うわ、でっかい女の人。 ゆったりしたローブと、持ってる杖が物差し代わりになって、ものすごく大きく見える。 でもなんか、意識朦朧というか……ふらふらしてる。 その場から一歩も動いてないのにまっすぐ立ててないし。 学生さん?……じゃなさそうかな。ローブも結構汚れてるし、行き倒れ寸前の冒険者とか? この人こんな調子でここまで入ってきたの? いや、まぁ、これだけ大きい人が虚ろな感じで歩き回ってたら私もまず導師様を呼びに行くかも。 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/mitemite/1483282651/272
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