[過去ログ] 【ファンタジー】ドラゴンズリング2【TRPG】 [無断転載禁止]©2ch.net (368レス)
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110: [age] 2017/01/15(日)19:39 ID:AQ8gJxjo(7/7) AAS

111: [age] 2017/01/15(日)19:40 ID:b50VSs0c(1) AAS
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112: [age] 2017/01/15(日)19:40 ID:WKTyiryX(1) AAS
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113: [age] 2017/01/15(日)20:14 ID:OFMGNHHr(1/2) AAS
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114: [age] 2017/01/15(日)20:15 ID:OFMGNHHr(2/2) AAS
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115: ジャン ◆9FLiL83HWU 2017/01/16(月)21:09 ID:gdIl8BgC(1/2) AAS
ジャンの朝は他種族に比べ、やや遅い。
それはジャン個人の体質というわけではなく、単純にオーク族そのものがそういった体質なのだ。
オーク族の神話が語るところによると、かつて夜に生きていたオーク族は戦争において
夜襲や見張り、両方に重宝されていたが昼に生きる他種族によって絶滅の危機に追い込まれた。
しかし、少数のオークが昼に目を覚まし、見張りをすることで無事に絶滅を防ぐことができたという。
今では他種族との交流が進んでいるためオーク族も夜行性の者が減りつつあるが、神話の名残として
夜遅く寝て、朝遅く起きるというオーク族の数は多い。

だからこそ、ミライユとラテの行動にも気づいていた。
ジャンにはよく分からなかったが、二人は寝る直前にあまり好意的でないやりとりをしていたようだ。

(ミライユの部下かもしれなかったが……こりゃ揉めるかもな)
省14
116: ジャン ◆9FLiL83HWU 2017/01/16(月)21:10 ID:gdIl8BgC(2/2) AAS
だが、入っていく途中、妙なことに気がついた。いつの間にかミライユが後ろにいる。

「取材の報告でもしてんのか?俺の話がネタになると嬉しいけどな」

取材という目的をジャンはあまり信じていなかったが、それでももしジャンやティターニアたちの冒険が
文字になり、詩になり、物語となれば、ジャンの旅の目的は達せられたようなものだ。
だからこそ、せめて本当であってほしいと一縷の望みをかけてミライユに言った。

>「……うん、風を感じます。濃いところから薄いところへ流れる、マナの風を」

さて、洞窟に入ってしばらく進んでいるとラテが何かに気づいたようだ。
ラテのすぐ後ろを歩くジャンはミスリル・ハンマーを短く持ち、狭い洞窟内でも最小限の動きで戦えるように構える。
通路をさらに進んだところで、街で見たものよりさらに大きいオオネズミの群れに出くわした。
省17
117: [age] 2017/01/17(火)10:00 ID:oaiL8x7o(1) AAS
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118: [age] 2017/01/17(火)10:01 ID:Ab3qDE8c(1) AAS
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119: [age] 2017/01/17(火)10:01 ID:qRwMSOtR(1) AAS
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120: 2017/01/17(火)22:38 ID:XjYYaH2o(1/3) AAS
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121: 2017/01/17(火)22:38 ID:XjYYaH2o(2/3) AAS
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122: 2017/01/17(火)22:39 ID:XjYYaH2o(3/3) AAS
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123: ティターニア ◆KxUvKv40Yc 2017/01/18(水)02:06 ID:6K4Y6PbZ(1/3) AAS
昨日の夜ミライユがラテにちょっかいを出していたようだが、あれは何だったのだろうか――と思うティターニア。
魔力が大きく動いた気配がしたのでうっすら目が覚めたのだが、ラテが気に留めていない様子だったのでそのまま寝てしまった。
本人があの様子だったということは、おおかた他愛のない悪戯なのだったのであろうが……。

>「……ユグドラシア導師!?えっ、嘘、めちゃくちゃ偉い人じゃないですか!」
>「という事はもしかして、この洞窟に潜るのもフィールドワークの一環とか!?」
>「専門は……確か考古学でしたよね!それって環境魔法学とか、古代魔法とかについても調べたりするんですか?」

ラテが興味津々といった感じで食いついてきた。
あからさまに顔には出さないものの、満更でもなさそうな様子で応えるティターニア

「何、確かに人間で導師になった者は物凄い天才揃いだがエルフの導師連中はおおかた年の功といったところだ。
お主勘が良いな、概ね正解だ。実際に様々なところに行って忘れ去られた真実への扉を開く……それが我々の仕事となる。
省23
124: ティターニア ◆KxUvKv40Yc 2017/01/18(水)02:08 ID:6K4Y6PbZ(2/3) AAS
「す、すごい……!」

高出力の魔力で吹っ飛ばす良く言えばシンプル悪く言えば力押しの戦法が中心のティターニアは
ラテのトリッキー且つ鮮やかな手腕にテンプレ驚き役のごとく感心していた。

>「ちょっと前をお願いします。私は一旦、後ろに警報程度の罠を張っときます。
 血の臭いで何か集まってくるかもしれませんので」
>「お前……オオネズミ食うのか?わざわざ血まで抜く辺り、さては無類のオオネズミ好きなんだな…」

前を警戒しながら、ジャンの小さな勘違いにくすりと笑う。
魔物の血が魔法薬の素材になることを皆が皆知っているわけではないのだ。

「ジャン殿、それは……まあ良いか。食べてみれば新たな扉が開けるかもしれぬ」
省18
125: ティターニア ◆KxUvKv40Yc 2017/01/18(水)02:09 ID:6K4Y6PbZ(3/3) AAS
*☆*゚・*:.。. .。.:*・*☆*゚・*:.。. .。.:*・*☆*゚・*:.。. .。.:*・*☆*

気が付くと一行は、黄の宝石で彩られた古代都市に立っていた。
しかしゆっくりと周囲を見回している場合ではなく、まず最初に目に飛び込んできたのは、激しい戦いの様子。

≪何故扉を開き奴らを招き入れた!?≫

「彼らはアクアとクイーンネレイドが認めた指環の勇者――何故分からぬのですか!?」

≪我は認めぬ――奴らは昔から甘いのだ! 非情になれぬ者達に世界を変える事など出来ぬ!≫
省19
126: [age] 2017/01/18(水)19:59 ID:ilVEVhxz(1) AAS
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127: ◆6Nqsyb3PfY 2017/01/19(木)13:36 ID:BUszQBJk(1/6) AAS
「これでいいのかなぁ?」

タイザンら3名はテッラ洞窟の見張りを不意をついて沈黙させ、処遇について話していた。

「二人ほど殺っちゃったけど……残りはどうすんだ? マスター」

「仕方ないなぁ……シュマリは手加減できないの、直した方がいいよ。じゃあさ、そこらの木まで運んで縛ってもらえるかな。
シュマリ、ホロカ。特製スパイスで眠らせておいたから、後は頼める?」

タイザンは二人に倒れた警備兵たち四名の処遇を任せて、二名の犠牲者の処理をしながら、
一人娘、マトイのことについて思い出していた。
懐からメモを取り出し、マトイのギルドNoを確認する。
省21
128: ◆6Nqsyb3PfY 2017/01/19(木)13:55 ID:BUszQBJk(2/6) AAS
「へぇー、ラテさん、これは、大手柄ですよ!!」
適度にラテを褒めておく。
驚きを悟られないように、ジャンと共にオオネズミの肉の処理をした。結構な肉量になりそうだ。

やがて血が魔方陣になるなどの紆余曲折あって、洞窟の床は崩落、
一行は下のフロアに立っていた。
「古代都市……!?」

ティターニアの知識ではアガルタというらしい。
正直、殺しの経験ばかりはあるが、ミライユはこういった遺跡などの知識は殆ど無いに等しい。
彼女がいなかったら自分が何をすれば良いのかも分からないだろう。轟音のような叫び声のような音が響いてくる。

(深入り、し過ぎましたかね……)
省32
129: ◆6Nqsyb3PfY 2017/01/19(木)14:22 ID:BUszQBJk(3/6) AAS
「お母様!」

首府ソルタレク。当時まだ12歳だったミライユの屋敷はローブを着た集団によって襲われていた。
魔術師でもあった母はそれらに応戦していた。敵の頭は空中を浮遊する、露出度の高い服装をした魔女だった。
何度かミライユも会ったことがある。それは父の不倫相手でもあったのだ。
いずれはこうなるだろうと予想はしていたものの、あまりにもそれは早くきた。

「ミライユ、護衛のいるメルセデスの部屋に下がってなさい。あなたは脱出するの! 
あれは"指環の魔女"よ。私たちを裏切った化け物! あぁっ!」

母が魔女の炎によって焼かれていく。屋敷でも護衛とフードの集団が戦っていたが、流れは見えていた。

メルセデス……ミライユの最愛の姉はギルドに所属していた。15歳ながら剣の腕は確かだった。
省27
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