次元を越えて [無断転載禁止]©2ch.net (86レス)
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1: Ene. ◆YNS0qIRC9I 2016/06/25(土)22:15 ID:tYu9mj/9(1/12) AAS
日本のとある県
帰り道  道を歩いている少女が1人
少し暗くなった公園を歩いている
この少女…は普通というのはおかしい娘であった

富子「今日は何の物語を考えようかなぁ」
この少女の名前は むらた ふうこ
3月生まれのどこにでもいる…ではなく
 どこにもいなさそうな中学生だった。

彼女の過去は一般人から見ると 「死にたい」Lvの黒歴史だ
まあともかくその話は置いといて…
省6
2: Ene. ◆YNS0qIRC9I 2016/06/25(土)22:24 ID:tYu9mj/9(2/12) AAS
「クソッ、俺がドジ踏むなんて久々だな…」
久々ではないのだが 男キャラクターの真似をしてみる
そして何にぶつかったか顔を上げてみると…

「へっ?」

そこには  公衆トイレがあった
この道にはトイレなんか無かったはず…
「いやいや、りまぼーっていう」
ブンブンと手をふる。
頭が混乱して 色んな言葉を混ぜてしまう
どぼちてこんな所に公衆トイレがあるのぉぉぉぉ!?
省2
3: Ene. ◆YNS0qIRC9I 2016/06/25(土)22:29 ID:tYu9mj/9(3/12) AAS
ちら、と中を見る
中は薄暗く とても入る気にはなれない
「帰ろっか…な」
とトイレを見るが 完全に道を防いでいる
「えっ…」
思わず声をあげる 後ろを急いで振り返る
そこには「道」がなかった
「えっ……」
もう一度声をあげる
怖い。怖い。怖い怖い怖い怖い怖いこわいいいいいいい!
省1
4: Ene. ◆YNS0qIRC9I 2016/06/25(土)22:35 ID:tYu9mj/9(4/12) AAS
富子は周りから大胆不敵に見えるが かなり

ビビりだ

家に1人でいるときも怖くなる
風呂なんて無防備な状態でいるから 余計怖い
そんな慎重派な彼女には 今自分のいる状況を理解したくないという本能が働いて
「うっぴゃー☆」
とりあえず怖くないふりをした
「し、心霊現象なんか どうでも、お、うん俺は信じねえからな!」
お気に入りのキャラクターの真似をする  しかし声が震える その時

  カラァン  
省2
5: Ene. ◆YNS0qIRC9I 2016/06/25(土)22:43 ID:tYu9mj/9(5/12) AAS
体が硬直する
ゆっくり、と体を後ろに向ける  チリンと自分の鍵についている鈴がなる
そこに  あったのは_________

富子「なんだぁ……鍵かよ」
古くさい鍵。2と書かれた鍵は妙に綺麗でもありこぎたなかった。
拾おうとするが 右腕が止まる もし拾ったら何か起こるかも___
富子「もちつけ もちつけ……」
そんな事は起きない、と頭に解らせるように何回も、もちつけ、と言う。
そして右腕で そっと鍵を拾う 頭の中では何も起きませんようにと祈っている
拾った瞬間____
省5
6: Ene. ◆YNS0qIRC9I 2016/06/25(土)22:48 ID:tYu9mj/9(6/12) AAS
そっと 怖かった足をトイレに向けてみる
トイレは洋式だった  (助かった)
和式というのはやりにくい

今にも怖くて漏らしそうだった膀胱は限界を迎えている
ふうこ「こ、怖いけどいくぞ!」
行かなければこのまま漏らしてBad ENDだ。
新たな黒歴史がまたひとつ増えるだろう

そっと トイレのドアを開ける  なにもない綺麗な個室部屋だ
た、たすかたああ
頭はそれでいっぱいだ
省2
7: Ene. ◆YNS0qIRC9I 2016/06/25(土)23:02 ID:tYu9mj/9(7/12) AAS
「ふう……」
用を足して満足になった
さあ帰るか…
ぁ!
「流さないと!」
うっかり忘れていた  そして  トイレを流そうとした瞬間
フラッシュウウウ!!(富子訳) が彼女の顔面に直撃!
「うわっ!!」バッ
眩しくて腕を目に当てる

……どのくらい経ったのだろう
省5
8: Ene. ◆YNS0qIRC9I 2016/06/25(土)23:12 ID:tYu9mj/9(8/12) AAS
城は天にまで届きそうな位、高く
そびえ立つそれは、まるで、魔王の城…と言った所か

「わあ……」
思わず腕をぎゅっと掴もうとする

むにっ

「へっ?」
体を見てみる  そこには あるはずのないものが そこに あった
胸は豊満で 自分のボサボサな黒い髪は赤い髪になりサラサラ
体は14代とは思えない程大きい
20だろう誰がどう見ても
省7
9: Ene. ◆YNS0qIRC9I 2016/06/25(土)23:18 ID:tYu9mj/9(9/12) AAS
思わず感情が高ぶる
え?え?え? 俺はどうなったんだ?!

あれ……俺?
いやいや、この俺に限ってこんな俺語は……

キャーッ……  性格変わってね?!?!
その時  ガザガサと草を掻き分ける音がする
周りはよく見たら雑草が生い茂っている  城や自分に夢中になっていたので
じぇんじぇん気がつかなかった……

「あー、何で俺達こんな事されてるんだろうな……」
「文句言うなよ……キャロットに半殺しにされるぞ……俺だって嫌なんだからさぁ」
10: Ene. ◆YNS0qIRC9I 2016/06/25(土)23:26 ID:tYu9mj/9(10/12) AAS
「ばーか様付けとけよ……呼び捨ても半殺しだぞ…」
「まあ、そうだな」「そうにちがいねえw はははww」

草むらから高らかな笑い声が聞こえる
あれは!!
あの豚と人をかき混ぜたしゅるい!
垂れ下がって見えるかどうかわからない目!!
富子「オークだああああああああ!!!」

はっ、と気が付く
叫んでしまった
でも顔のニヤケが止まらない キャーーー!!!
省10
11: Ene. ◆YNS0qIRC9I 2016/06/25(土)23:35 ID:tYu9mj/9(11/12) AAS
「……なんだいこいつ お嬢ちゃん俺達が怖くねえのか?」
一人のオークが自分の腕を掴む。 少しぶよぶよしているがその力はかなり強い
富子「うわぁ! すっごい!」ベタベタ
体を触りまくる
他のオーク達も……なんだいこいつと言った様子でこちらを見ている
「なんだいこいつ……」 「新種の変態か……?」

そして暫くして…
富子「ありがとうございましたあああ!」
「お、おう」
体をベタベタ触り終わった。 楽しかった。 ここは夢か……
省8
12: Ene. ◆YNS0qIRC9I 2016/06/25(土)23:45 ID:tYu9mj/9(12/12) AAS
何が起こったかわからない
いきなり 倒れた
体を起こそうにも 体が痺れて動かない
そして自分の倒れる前に足があった場所は_______

??「あったりぃ」

コンセントがあった
よく見ればそこから火花が、バチバチと、出ている
??「……あれ 誰コイツ」
声は幼い  顔がわからない 後ろにいる
??「へっろーお」ブンブン
省14
13: Ene. ◆YNS0qIRC9I 2016/06/26(日)00:22 ID:iZjIjQXi(1/5) AAS
回りには誰もいない
そしてあのコンセントが罠__地雷みたいなものだったと今悟った
「く、くそっ!」
ん 言葉が喋れるようになっている 体の痺れも引いてきている
今のは何だったのだろう……
??「ありゃ 電流弱すぎたかな」
んーといった様子で自分を馬乗りにする
左手に電気を纏う。   なんだあれ
でも今俺があれを喰らうとはっきり言って逃走率は零に等しくなる
そんな事を考えている間に手を降り下ろす、そして一気に
省19
14: Ene. ◆YNS0qIRC9I 2016/06/26(日)00:35 ID:iZjIjQXi(2/5) AAS
じりじり、と 後ろに下がる彼女
そして後ろにある木に、ドンっとぶつかった
そして狐はその隙を見逃さなかった
しまった、と木を見て後ろを振り向いた瞬間  敵に先手を撃たれた
??「ぐぽぇっ!」ドンッドンドン!
土らしき尖った物が彼女に突き刺さる
胸と足と腕に直撃!
「いやあぁぁぁぁあああ!」ビクッ
驚いた  ここまでする必要はないのに
彼女は出血多量で死ぬだろう  と確信した
省12
15: Ene. ◆YNS0qIRC9I 2016/06/26(日)00:48 ID:iZjIjQXi(3/5) AAS
薄暗い山を越え
大きな湖を渡り  時には休憩をさせてもらったが

「ち、ちか、れたぁー!」
叫んだ
一体何時間歩いたのだろう  足が悲鳴をあげている
「ほれ、もうちょっとじゃ はよう歩けい」
「もう無理だよ!! てかどこまで行くつもりなのお?!」
思わず愚痴を言ってしまった  すると狐はちゃっと 指を指す

「彼処までじゃ」

山でした(笑)
省20
16: 2016/06/26(日)01:50 ID:e3Nrlmks(1) AAS
支援
17: Ene. ◆YNS0qIRC9I 2016/06/26(日)07:29 ID:iZjIjQXi(4/5) AAS
アザース

するとあの狐は目配せと手の動きをしながら 「動くな」という指令を自分に出した

「……」
オーク達がこちらに近付いて来る!
「あー お前見つけたらどうする」 「別にぃ」「暇だなぁ」

しかしこちらに気が付いてないらしく  雑談を続けている
自分はぱっと 隣を見る  すると 腕に葉っぱを掴んでブツブツ言っている狐がいた
まあ自分の二次元大好き情報から すぐにそれは
「化ける」という能力に気が付いた
省2
18: Ene. ◆YNS0qIRC9I 2016/06/26(日)07:45 ID:iZjIjQXi(5/5) AAS
______走り続けてもう何分経ったのだろう
私達は あの山に 到着した。

「おつかれ さまじゃの」
「おま、え すごい わね……」ゼェゼェ
よく見たらあの狐は息切れ一つ起こしていない  すごい体力だ
ここまでの道のりを自分達の感覚で表すと「駅まで3つ 走ってきたぜ!」という位 走った
するとその狐は時代劇なんかによく出てくるパイプを掴むと 「ボンッ!」と大きな音をだし
一人の大人の女性に変わった
「うわぁぁぁ!!」
その姿に思わず感動と吃驚の悲鳴をあげる
省14
19: Ene. ◆YNS0qIRC9I 2016/06/26(日)23:58 ID:GUhhV9Lm(1) AAS
「儂の名前は田草 九郭徴じゃ たぐさ きゅうかくちょう わかるかの?」
そう言いながら地面に落ちてある石でカリカリと漢字を書く
「お主らの名前はカタカナでかっこよくていいのう」
そう言いながら笑ってまたパイプをくわえてすう
「あの……」
あ、そうじゃった   お主の名前を聞いておらんかったな!
と、いった表情でこちらを見る九郭徴。
「ここって  どこですか?」
「山じゃ 見りゃわかるだろう」
「そういうんじゃなくて!!」バッ
省5
20: Ene. ◆YNS0qIRC9I 2016/06/27(月)00:05 ID:cCTcYyIY(1/9) AAS
別にこの人を信用したわけじゃないが 彼女は何かを知っていると
直感で悟った。
すると九郭徴はもう一度驚いた顔でこちらをちらとみ、又パイプをくわえると スゥーと軽く吸い
こう言った
「……そうか 詳しい事は家で話そう」
家…?   どこ?
ここは人もいない山の中  家なんてあるのか、と 訪ねる
「儂の術は あるものを ないものに できるのじゃ よく見てみぃ」
ヒョイと地面を指す そして コンコンと 叩く。 その瞬間
いきなり家が自分に見えた
省2
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