[過去ログ] ファンタジー世界に平成ライダーが迷いこみました (1002レス)
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46: ネタ投下 2012/02/19(日)19:47 ID:cymzmwpu(1/6) AAS
よくこの洞窟の底まで来たな。勇敢なる冒険者よ。
わしは誇り高き竜の末裔、わが守護する財宝をめぐりいざ尋常に勝負!!

どうした、何故構えぬ。

……なに?
戦いに来たのではなく、話を聞きに来た、じゃと。
この地に伝わる伝説について?

まったく紛らわしい。
およそ数100年ぶりくらいに戦えると思ったらただの物見遊山じゃったとは。
しかたあるまい。貴様が聞きたいのはおそらく『あいつ』のことであろう?
省1
47: ネタ投下 2012/02/19(日)19:48 ID:cymzmwpu(2/6) AAS
そう、あれは確かわしがまだ若かったころ、うんと昔の話じゃ。

おかしな男であったよ。
人の身でありながらわれらと異なる赤い鋼の龍を従え、名誉も金も欲さず
ただ魔物からを守りとおしたんじゃからな。

何を守ったか? 
伝説にある通りじゃよ。
人間はおろか、妖精、我ら龍をはじめとする幻獣までかばい通した。

本当に、気持のいいほど馬鹿な男であった。
他人が傷つくのを嫌うあまり、自分が傷だらけになっても平気で戦い続ける。
48: ネタ投下 2012/02/19(日)19:49 ID:cymzmwpu(3/6) AAS
戦士であるわれらをかばいだてするのは侮辱である、と時に怒鳴っても あやつは守ることをやめなかった。
いまでも思いだすよ。
奴が叫んでいた言葉を

「人を守るために戦士になったんだから、戦士を守ったっていい!」

我らは人にあらず、と何度繰り返してもあの男は己の信念を曲げなかった。
奴の中で我らは戦友であったのだろう。

その底なしの馬鹿さと実直さに我らは呆れ、それと同時にあやつをどうしようもなく気に掛けるようになってしまったのよ。
失うには惜しい。ましてや魔王風情にくれてやるにはあまりにもったいなすぎる命だった故な。

そして魔王を倒して平和を勝ち取り、奴がこの世界を去る前に我らは約束をした。
ヒトと手を取り、資格のある者にはこの背を預けることを認めようと。
49: ネタ投下 2012/02/19(日)19:49 ID:cymzmwpu(4/6) AAS
何、あやつの名じゃと?

よかろう、おしえてやろう。
其の名は『仮面ライダー龍騎』
相棒である龍の名を『ドラグレッガー』

我らドラゴンと人間を結びつけた奇異なる一人と一体。
そう、我らが背を預けるに認めた龍騎士たちを『仮面ライダー』とよぶのは奴に対する親しみと敬意の表れよ。
50: ネタ投下 2012/02/19(日)19:50 ID:cymzmwpu(5/6) AAS
……おや、どうして 武器を構える。

なに、財宝はいらんからわしに相棒になれと?
ふむ、よかろう。

だが先に言った通り、試させてもらうぞ。
この背を預ける資格があるか。あの男 龍騎の 城戸真司のようにまっすぐな心と強き力を持つか。
全身全霊で我と撃ち合い認めさせめてみるがいい!!
51: ネタ投下 2012/02/19(日)19:50 ID:cymzmwpu(6/6) AAS
とある龍の昔話 おしまい

元ネタ ライトノベル E×N(あとがき)
    仮面ライダー龍騎
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