産経抄ファンクラブ第303集 (599レス)
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588: 11/14(木)13:41 ID:3zOHBKkI0(1/3) AAS
11月14日

 中国・河南省で以前、ダニの健康被害が問題になったことがある。ダニに刺された550人余りが発病し、そのうち18人が亡くなった。最初の被害確認は2007年5月、省の衛生当局などが事案を公表したのは10年9月だった。

▼当時の紙面によると、当局は、情報を伏せ続けた理由を「社会安定の維持」と説明したそうである。被害が明るみに出るまでの3年余り、身に迫る危険が人々の間で共有されることはなかったらしい。似たような景色は、新型コロナウイルスの流行初期にも目にした覚えがある。

▼動揺を広げぬための情報統制はお家芸といってよい。それにしても昨今の中国では、凶悪な事件が多い。広東省珠海市では暴走する乗用車が多数の人をはねた。80人近くが死傷したにもかかわらず、SNSでは検索や投稿が規制されているという。

▼不動産不況を背景にした経済の冷え込みなど、社会を覆う不安や困窮が今回の事件に結びついたのは、疑う余地がない。中国では6月に米国の大学教員らが男に刺されたほか、日本人の親子が襲われる事件も起きた。不満の矢印は排外的な動きとして、すでに噴き出している。

▼9月に日本人の男子児童が刺殺された深圳市の事件は、最たるものだろう。犯行動機や背景など、中国側からいまだに正式な説明がないものの、いまの中国社会は反日教育を受けて育った世代が中心にいる。日本人にとっては極めて危険な状況だ。

▼情報統制による見せかけの「安定」も綻(ほころ)びだらけで、この期に及んで中国を「安全な国」と言えるのは神経が相当丈夫にできた人だろう。それでも外務省は渡航先としての危険度を、一部を除き「レベルゼロ」に据え置いたままである。どこの国の外務省か。
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