[過去ログ] 【ICRP】まじめに放射能の健康被害を検討6【ECRR】 (907レス)
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502(2): (東京都) 2013/01/15(火)00:30 ID:Ji4EFdWV0(1/10) AAS
>>498
いろいろ疑問の湧いてくるニュースだな。
俺が疑問に思うところをちょっとまとめてみる。
1.1時点または2時点のデータだけから過去を推定していること
2.甲状腺の放射線障害に対して効くのは、積算値か、初期の被曝最大値か
3.上の疑問と関係するが、半減期の短いヨウ素132(半減期2.3時間)はどう評価するのか
それぞれ、もう少し詳しく考えてみる。
504(1): (東京都) 2013/01/15(火)00:35 ID:Ji4EFdWV0(2/10) AAS
>>502続き
「1.1時点または2時点のデータだけから過去を推定していること」について
ヨウ素セシウム比を事故後約1ヶ月経った4月に62人測定・推定している。
このヨウ素セシウム比の推定値を、7,8月にセシウム測定した399人に(ヨウ素131の減衰を考慮して)あてはめたものと読み取れる。
4月と7,8月の2時点間のセシウム変化量から放射能摂取の経時パターンを推定し、これを過去に外挿したのだろうか?
どういう式をあてはめて推定(あるいは回帰分析)したのかはわからないが、
2点しか使わずに外挿すると誤差が大きくなりそうだ。
そのあたりを少し、イメージ的に検討してみる。
下にヨウ素131摂取パターンと体内蓄積量との関係の数値例を示す。物理的半減期8日、生物学的半減期120日としている。
505(2): (東京都) 2013/01/15(火)00:37 ID:Ji4EFdWV0(3/10) AAS
AA省
506(4): (東京都) 2013/01/15(火)00:40 ID:Ji4EFdWV0(4/10) AAS
AA省
507: (東京都) 2013/01/15(火)00:45 ID:Ji4EFdWV0(5/10) AAS
>>505>>506
日と体内蓄積の値がずれてしまった^^;
日は2桁の数字。体内蓄積は8桁の数字(小数点下7桁)。
508(1): (東京都) 2013/01/15(火)00:47 ID:Ji4EFdWV0(6/10) AAS
>>506続き
二つのパターンを比べてみると、30日目(矢印)の体内蓄積は両者ともほぼ同じである(約2.2ベクレル)。
しかし、そこに至るまでのパターンは非常に異なっている。
また、指数摂取での最大値約4.2に対し衝撃摂取では最大値約28.7と7倍の開きがある。
30日目より後の変化(日変化率)は両者とも小さくなり、また値も小さい。
以上のことから、事故後1ヶ月〜4,5ヵ月後のデータから初期の体内蓄積量を求めるのはなかなか困難であり、
誤差も非常に大きいだろうと言える。
509(1): (東京都) 2013/01/15(火)00:49 ID:Ji4EFdWV0(7/10) AAS
>>508続き
なお、甲状腺等価線量の積算値(預託線量)にはそれほどの差は出ない。
上に示した数値例の場合、指数摂取では0.011ミリシーベルト、衝撃摂取では0.029ミリシーベルトとなる。
510(1): (東京都) 2013/01/15(火)00:51 ID:Ji4EFdWV0(8/10) AAS
>>509続き
註)甲状腺等価線量の求め方について
上で求めた体内蓄積量の日々の値にヨウ素131ベータ線の1日平均エネルギーを掛け、甲状腺重量で割ったものを積算(積分)すれば
(つまり、上で求めた値を積分してe/mをかける。eはヨウ素131ベータ線の1ベクレルあたり1日平均エネルギー、mは甲状腺重量)
一応、甲状腺等価線量になる
(5年分も積算すれば十分。時間が経つと体内蓄積はほぼゼロになるので)。
さらにヨウ素の甲状腺集中係数0.4(ICRP値)をかけたものを、ここでの甲状腺等価線量積算値(預託線量)とした。
e=(0.971/3)*1.6E-13*3600*24=4.474E-09 (J/日)
m=20g=0.02kg
まとめて言うと上の数値例を日々積算(積分)して0.4*e/mをかけたもの。
省2
511(1): (東京都) 2013/01/15(火)00:53 ID:Ji4EFdWV0(9/10) AAS
>>510続き
「2.甲状腺の放射線障害に対して効くのは、積算値か、初期の被曝最大値か」について
ヨウ素131の半減期は短い。新たな放出がなければ、2ヶ月もすれば摂取する放射能量はほぼゼロになるし、体内蓄積もそれに応じて減っていく。
したがって預託線量としてはあまり大きな値になりえない。
にもかかわらずチェルノブイリでは甲状腺がんが多発しているという。
ということは積算値だけでなく、初期被曝最大値も発癌確率に大きく影響するとは考えられないだろうか。
そうだとすると、誤差の大きい(と考えられる)推定方法で求めた積算値から今後を予想するのは不安が残る。
事故後早期のヨウ素131被曝データがないというのはほんとに残念だ。
512: (東京都) 2013/01/15(火)00:55 ID:Ji4EFdWV0(10/10) AAS
>>511続き
「3.上の疑問と関係するが、半減期の短いヨウ素132(半減期2.3時間)はどう評価するのか」について
高崎CTBTではヨウ素132も観測されている。
ヨウ素131よりさらに半減期が短いヨウ素132による被曝は、もはや推定不可能と言っていいだろう。
しかし、その健康影響もいくぶんか上積みして予想しなければならないと思う。
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