[過去ログ] 【ひろき】上田泰己9【カッシーナ】 [無断転載禁止]©2ch.net (1002レス)
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40: 2017/06/03(土)00:00 ID:Q9etgFUea(1/8) AAS
週刊文春2007年6/9号 162ページから165ページ (10)

すぐに駆けつけたB氏は驚いた。
「なぜ救急車を呼ばないんだ」と聞くと、A氏は「救急車はカネがかかる」と言ったり、「薬は弱いから、死なない」と答えたという。
二時間後、ヤマト運輸の宅急便が呼び鈴を鳴らした。
この時、蘭雅さんは昏睡中で、二人の男性はインターフォンを無視した。
午前十一時すぎ、A氏は「学会があるから、午後一時の新幹線で山口県に行く」と出て行ってしまった。
41: 2017/06/03(土)00:02 ID:Q9etgFUea(2/8) AAS
週刊文春2007年6/9号 162ページから165ページ (11)

蘭雅さんの父親が話す。
「A氏とB氏が警察にした証言によると、娘はその日の夕方五時にようやく目を覚ました。
その場にいたB氏に、なぜ起こしてくれなかったの、と怒っている。
昼間に大学院の友人と会う約束があったからです。
その後、B氏がお茶を買ってきて娘に渡し、午後七時にB氏は退出したそうです。

二日後、学会で出張中というA氏からB氏に電話があった。彼女の様子を見てきてほしいというのだ。
八月三日午後二時、B氏は部屋を訪ねた。鍵はかかっていなかった。ドアを開けて目にしたのは、
立ったまま死んでいる蘭雅さんだった。死亡推定時刻は二日前の午後八時。B氏が退室した一時間後。
昏睡から目覚めた三時間後である。
42: 2017/06/03(土)00:04 ID:Q9etgFUea(3/8) AAS
週刊文春2007年6/9号 162ページから165ページ (12)

動転したB氏はA氏に電話をした。そのため、警察に通報したのは、発見から一時間半後となった。

さらに駒込署が両親の店に電話をしたのは、派遣から六時間もたってからだ。

・・・

同行した友人(女性)が呆れて振り返る。
「友達なので付き添いに来ました、と丁寧に説明したのに、すごい剣幕で怒るのです」
省4
43: 2017/06/03(土)00:05 ID:Q9etgFUea(4/8) AAS
週刊文春2007年6/9号 162ページから165ページ (13)

前述した死斑の謎だけではない。遺体発見時、部屋の電気は消えていた。
死亡した午後八時、彼女は暗闇の中で紐を探し、首を吊ることができたのか。
また、この日は母親の誕生日で、A氏と喧嘩する三時間前、蘭雅さんは母親と電話で談笑している。
「私の誕生日に娘と外食をする約束をしていたのですが、論文発表の準備があるので六日に延期していたのです。
また、二週間後に新しい店を開店させるため、娘が日本語のメニューをパソコンで作成している途中でした」(母親)
44: 2017/06/03(土)00:07 ID:Q9etgFUea(5/8) AAS
週刊文春2007年6/9号 162ページから165ページ (14)

「ご両親にすべてお話しした」

日本語が不得手な両親や弟のために駆けずり回ることが多く、MITへの留学という夢に向かって
計画をびっしり立てていた娘が自ら死ぬわけがない、と両親は訴えるのだ。大学院の友人たちも「自殺をする人ではない」と疑った。
昏睡状態の時に宅急便が届けようとしたのは、通信販売で購入した家具だった。
亡くなる数日前、彼女は新しい家具や今後の生活について、友人に夢を語っていたという。
45: 2017/06/03(土)00:08 ID:Q9etgFUea(6/8) AAS
週刊文春2007年6/9号 162ページから165ページ (15)

疑いをもった友人はコンピューターを操作し、中からA氏の日記を発見した。理解不能な文が並び、彼女の台湾名「蘭雅」の頭文字と思われる「R」が散見された。
蘭雅という名を知る者は、A氏以外ほとんどいない。謎の部分を抜粋してみよう。
<隣を殺せるが、隣の隣はどうか?Rで隣までは認めることが出来るが、
そのことによって隣の隣が生きていくのを防ぎたい。
隣の隣もRで認めると隣は死なない(中略)隣から殺しても隣の隣は死なない(中略)Rの後をみえなくする>

借金に関する記述もあった。おそらく蘭雅さんからの借金だろう。
46: 2017/06/03(土)00:10 ID:Q9etgFUea(7/8) AAS
週刊文春2007年6/9号 162ページから165ページ (16)

A、B両氏は、何度か彼女の両親から事情を聴かれたが、
死に至る手がかりはなかった。事件当日、A氏は学会で出張中で、ホテルの領収書を見せた。彼女がなぜ死んだのかはわからないという。

今回、B氏は「していることはご両親にすべてお話ししました」と言葉少なに語る。
今でも痛いを発見した時のことを思い出すと動悸がすると言って彼は涙ぐんだ。
A氏には取材に応じて貰えなかった。
47: 2017/06/03(土)00:12 ID:Q9etgFUea(8/8) AAS
週刊文春2007年6/9号 162ページから165ページ (17)

本来、少しでも犯罪の疑いがあれば、行政解剖ではなく
司法解剖に回して、証拠保全をすべきだった。
犯罪鑑識を目的とした司法解剖と違い、行政解剖は「公衆衛生」が目的である。

前出の法医学者は厳しくこう指摘する。

「遺族が疑っているのに誰も聞き入れず、行政解剖で死体検案書というお墨付きを作って、捜査を尽くさない。
こうして闇に葬られる事件が、ごまんとあります。
この事件も、不備だらけの現行制度による被害者です」

なぜ娘は死ななければならなかったのか。
両親の問いに、答えようとする者は誰もいないのだー。
省1
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