[過去ﾛｸﾞ] Leaf 「天使のいない１２月」総合スレPart26 (529ﾚｽ)
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142(4): 2011/02/23(水)01:41 ID:diHQpZqd0(1) AAS
>>120
力作の良いレビューだね
真帆ルートの部分で
＞情事が果てた後、ゲーム初回となる選択肢で『それでもこの快感だけは本物だ』を選ぶと、
＞主人公は恋愛と快楽とを切り離された存在として捉え、その両立を否定するのである。
この着眼点は見事。俺も「天いな」はかなり読み込んでたつもりだけど、ここ気付かなかった
実は、同じような仕掛けは、他のルートでもあるんだよね
こういう仕組みが隠されてるのが、「天いな」の深いところ。
正反対の感想だけど、叙述よりも構成が凄いって思う
まだまだ奥深く考察できる余地は残っているよ
省1
143(2): 2011/02/23(水)17:15 ID:pemN/7WW0(1) AAS
>>142
ありがとう、素直にうれしいです。>>120だお。
私も構成論には比較的疎いところがあるのであんまり偉そうな事は言えないのだけれど、
ライターが構成と同じ方だと仮定すると、スリーアクト手法に従って起、承、転の山場とそこに至るまで場を盛り上げるサブキー（Hシーンのこと）をまず配置して、細かい繋ぎで各シーンを連結する方法で作成されたのかなという印象を受けたわけです。
ところがサブキーと山場との繋ぎが「雑」だと、物語展開の妥当性にたいして読者が首を傾げる部分がでてくる。
そういう理由で、私はあまり構成力を評価しなかったのです。
しかし私とは当然違ったパースペクティブ（育ってきた環境や生得的知性などから作られたそれぞれの人格が、対象を観察した場合に見えてくる事物）を>>140さんもお持ちのはずで、やはりそういうのは参考にさせていただきたいのが人のサガ。
というわけであなたも書いて晒すべし、晒すべし！
144(1): 2011/02/23(水)22:48 ID:5h/Q1Lwv0(1) AAS
訂正。
× 〜を>>140さんもお持ちのはずで
〇 〜を>>142さんもお持ちのはずで
バカな……！ 雑なのは私のほうだったというのか！？
145: 142 2011/02/24(木)21:54 ID:BVXQ/QvW0(1) AAS
>>143
いずれ批評空間にでもレビューを上げようかと思っていたんだけど
誰が読んでくれるかも分からんところに書くより、ここで遊んだ方が楽しそうだｗ
「精密機械のように無駄なく丁寧に構築される物語」というのが私の書きかけのレビューにある評価
もう少し突っ込んで書くと、天いなって、各ルートに、もう一つの隠された物語があるんだよね
ヒロインと出会って、親しくなって、内面を知って、というようなストーリと並行して、もう一つの物語が存在する
それが精密機械の歯車のように、本筋であるヒロインの物語と、ピッタシかみ合っているんだ。
分かりやすい雪緒ルートを例に取ると、雪緒の物語と並行して、
主人公が少しずつ社会から切り離されていく、もう一つの物語が進行している
透子と別れ、学校で疎まれ、バイト先が駄目になり、恵美梨からも見放される
省8
147: 142 2011/02/25(金)19:02 ID:FogOuQYe0(1) AAS
>>146
俺は小説にせよエロゲにせよ、そんなに多くを知ってるわけじゃ無いんだけど
「使い古された対照配置」と言うほど、似たような作品があるとは思わないな
同じテーマ（構造）を、配役を入れ替えて何度も見せるってやり方は使い古されているだろうけど
天いなのように、ルートごとに違うテーマで、透子と主人公の置かれる状況が変わるって、やっぱり凄いと思う
つーか、似たような手法を使った面白い作品があったら、教えて下さいな
疑う訳じゃ無くて、単純に似ている作品があれば、それを楽しみたいと思うから。
天いなのレビューは、あっちこっちで見てるつもりだけど
>>120のように、真帆ルートで「主人公は恋愛と快楽とを切り離された存在として捉える」とか、
明日菜ルートで「栗原透子は麻生明日菜の影であった。」みたいに
省2
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