[過去ログ] 葉鍵ロワイアル3作品投稿スレ8 (496レス)
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92: 鬼の王の選択 2006/12/18(月)18:31 ID:+hi1XfwY0(6/8) AAS
「初音ちゃん」
「ん?」
「ここに岡崎朋也ってやつのはいたのか?」
「え? ここにいたのはずっと私達だけだったと思うけど」

「それじゃIDが同じってのはどう言うことだ?」
そう言いながら耕一が有紀寧に大して振り返ったほぼ直後。
ポケットの中のリモコンを取り出すと有紀寧はそのスイッチを二人に向かって押していた。
耕一と初音の首輪が紅く点滅を始めるのにたいし、二人は有紀寧の行動の意味がわからずに呆然としていた。
「本当に残念です……あなたなら良い盾になってくれると思ったのですが……」
「「え?」」
そして祐介のバックからコルト・パイソンを取り出し、リモコンと一緒に二人へと突きつけた。
「二度は言いませんのでちゃんと聞いてくださいね。発言も禁止します。
 ――今、このリモコンであなた方の首輪の爆弾を作動させました」
「なっ!?」
「あ、動かないでくださいね。どんなに早く私を捕まえようとしても、間違いなく私が爆破するほうが早いですから」
身構えた耕一を有紀寧の言葉が重く制し、耕一は鬼の形相で睨みつける。
「大丈夫ですよ、私の言うとおりにしていただければ解除して差し上げますから」
今まで見せていた笑みと何も変わらない有紀寧の表情がとても恐ろしいものに見えた初音が震えながら口を開いていた。
「有紀寧お姉ちゃん……なんで?」
「なんでもなにも、私はこの殺し合いに乗っていますから」
再び変わらぬ笑顔で、いやそれ以上に満面の笑みを浮かべて有紀寧は言い放つ。
「そうですね差し当たって10人ほど……さすがに多すぎますかね、5人にしましょう。
 次の放送までに5人殺して、ご自身の名前と殺した方のお名前を掲示板に書き込んでください。
 放送で呼ばれた名前と書き込まれた名前が一致したなら次の指令を出します」
笑みを全く崩すことなく有紀寧が淡々と告げる。
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