[過去ログ] ToHeart2 SS専用スレ 3 (689レス)
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36: 05/02/01 14:22 ID:4opIrKle(1/2) AAS
漏れはギャグも好きだから安心しる
37: 05/02/01 14:27 ID:hjMX0eO4(1/14) AAS
2月に入ったということであるイベントに合わせた話を綴ってみますた。エロとギャグ
も入れましたけどメインはラブコメです。ではどぞー。
38
(2): I'm just a jealous guy(前編) 05/02/01 14:32 ID:hjMX0eO4(2/14) AAS
 2月11日(祝)
「んっ、あ、あ、はあぁ…」
「愛佳、めっちゃかわいいよ…」
 愛佳の上でリズミカルに腰を動かしながら耳元で俺は優しく囁いて、息をフーッと
吹きかける。
「くぅぅん」
 愛佳は感じてビクッと体を震わせて首を振る。そこで隙のできた首筋をペロリと一
舐め。
「あはっ、だめ、か、感じちゃう…」
「いつも愛佳は敏感だね」
省18
39: I'mjustajealousguy(前編) 05/02/01 14:34 ID:hjMX0eO4(3/14) AAS
 2月12日(土)
「おはよう、タカくん」
「あ、おはようございます春夏さん」
 翌朝、登校前にゴミを出そうとすると同じくゴミ出しに来ていた春夏さんと一緒に
なった。
「相変わらずタカくんは元気ね。そういうところ私は好きだけど」
 そう言う春夏さんの笑みがどこか悪戯っぽい。俺が訳が分からんという顔をしてい
ると春夏さんは黙って俺の持っているゴミ袋を指差した。
「あ…」
 いくつもの使用済みのコンドームが外から丸見えになっている。
省20
40: I'm just a jealous guy(前編) 05/02/01 14:36 ID:hjMX0eO4(4/14) AAS
 必死で頭を下げる愛佳。
「しょうがないな。絶対だよ」
 委員長マジックってやつで、こうされると俺は怒る気にはなれない。でも俺は愛佳
には愛佳の都合があるんだからとスッと割り切れなかった。これまでデートに誘えば
愛佳は万障繰り合わせて付き合ってくれたのにこんなことは初めてだ。
「(まさか他に好きな奴が?)」
 そんな考えが俺の頭を過る。いやいや俺以外の男とはまともに話せない愛佳に限っ
てそんなことは有り得ない。俺は必死でその考えを否定してその場は収まった。しか
し…
「ごめん向坂君、待った?」
省20
41: I'm just a jealous guy(前編) 05/02/01 14:38 ID:hjMX0eO4(5/14) AAS
「うん、家には来てないよ」
『じゃあさ、お姉ちゃんが帰ってきたら伝えとこうか。あんたが日曜の朝から会えな
いのが寂しくて、心配して電話かけてきたってこと』
「ああ……い、いや、やっぱりいい。思い当たる場所があるから自分でそっち探して
みるよ」
『ふーん、あっそ…まあせいぜい頑張って』
「……それじゃ今から行ってくるから、じゃあ」
 俺は電話を切って、大急ぎで向坂家に向かった。走って何度も通った道を行く。気
持ちが逸る余り向坂家への道のりがいつもより遠く感じられるように俺には思えた。
見慣れた和風のお屋敷が目の前に見えてくる、と同時に見知った顔も俺の目に飛び込
省18
42: I'm just a jealous guy(前編) 05/02/01 14:42 ID:hjMX0eO4(6/14) AAS
 愛佳は雄二の後に続いて向坂家の中に入っていった。あとには一人ポツンと取り残
された寂しさに包まれる自分がいる。どーして、どーしてなの?俺が愛佳に何か悪い
ことしたの?それとも雄二が愛佳の気を引く真似したの?おせーて?
「ちくしょお…ちくしょおおおおおおおおおおおー!」
 いつしか俺は大声で叫びながら今来た道を戻っていた。よりにもよって親友に恋人
を取られたのが俺はたまらなく悔しかった。
「馬鹿野郎、馬鹿野郎……どうして雄二なんかに………愛佳、嘘だと言ってくれ。愛
佳は俺の恋人だよな、な?」
 その日俺はベッドの中で、泣き寝入りして夜を明かした。

 2月14日(月)
省19
43: I'm just a jealous guy(前編) 05/02/01 14:44 ID:hjMX0eO4(7/14) AAS
 これで少しだけ気が晴れた。本当は雄二をブチのめした上「この者泥棒猫」と書
いたカードでも添えてやりたかったんだけど。

「おはよう〜、タカくんいる?」
 1時間目の休み時間、教室の扉の前に見知った顔がやって来た。このみとタマ姉だ。
「えへー、大好きなタカくんにこのみからバレンタインデーのプレゼントでありまー
す」
 このみがハート型の小さい包みを手渡した。
「おう、そう言や今日は2月14日だったな。ありがとう、このみ」
「えへー、わたし頑張って作ったんだよ。ちゃんと食べてね」
「はい、私からもタカ坊にチョコレートあげるわね」
省18
44: I'm just a jealous guy(前編) 05/02/01 14:47 ID:hjMX0eO4(8/14) AAS
 俺は雄二のほうを見た。あいつは「それ見たことか」と言いたそうな目でこっちを
睨んでいた。ようやく笑いが収まったタマ姉が話を続ける。
「小牧さんはね、タカ坊に本当においしいって言ってもらえるチョコレートをバレン
タインにあげたくて、タカ坊と付き合いが長くて好きなものも嫌いなものも知ってる
雄二に相談してたのよ。雄二と一緒に買い物に行ったのも、チョコレートの試食させ
てもらってたのもそのためなの」
「……………そうだったのか」
「小牧さん、私と雄二がチョコレートを試食してこれで大丈夫って言ってもまだ不安
がってたわ。『本当にたかあきくん喜んでくれるかな』って…」
「…………!」
省6
45: !omikuji 05/02/01 14:57 ID:D3pElRYQ(1/2) AAS
葉鍵板でも復活してるかtests
46: 05/02/01 15:00 ID:D3pElRYQ(2/2) AAS
あー板によって違うんか
47: 05/02/01 15:16 ID:4opIrKle(2/2) AAS
>>38
こういう、懇ろになってからの描写もいいな……。
48: 05/02/01 15:32 ID:m1oV+sk2(1) AAS
>>38GJ!
イイヨイイヨー
49
(1): だってなんだかだってだってなんやもん1 1/3 05/02/01 19:14 ID:YdT/DMl5(2/5) AAS
「ただいまぁ」
たとえ誰もいないとわかっていても、なぜか口走っちまう言葉ってないか?

いってきます
ただいま
いただきます
ごちそうさま

……な。だから別に返事を期待してるわけじゃなかったんだ。だったんだけど。
「たかあきー」
ぽややーんとしたイントネーションで呼ばれる俺の名。この声は……
とっとっとっとっと……ぽひ
省17
50: だってなんだかだってだってなんやもん1 2/3 05/02/01 19:15 ID:YdT/DMl5(3/5) AAS
そんなことはないんだけど、ないんだけど多分そう。俺ってば精神的にサドマゾ。ドリル。餓狼。
いやいやところで何ゆえキミは俺の家にいるのだろうか。
「この前合鍵くれたやんー。使いたなるのが人情やー」
……ああ、そっか。知らないんだ。ちゃらちゃらと楽しげな音を立てる鍵を眺めながら、
ふと今日のおやつは小倉トーストにしようと思った。
冷凍庫に放り込んでおいたパンを引っ張り出す。
『スライスしてから冷凍すれば便利よ』とはタマ姉の弁。
以後不精な俺にとっての強い味方になっている。
普通ならテキトーにレンジでチン→テキトーにジャムかマーガリン→ウマー♪
なのだがそこはそれ、彼女に出すつもりなのにテキトーはマズイだろう。というか俺が嫌だ。
省13
51
(1): だってなんだかだってだってなんやもん1 2/3 05/02/01 19:16 ID:YdT/DMl5(4/5) AAS
「ぴんくいろなん?」
そうだ!! 考えても見ろ!?
クマ吉(巨)イルファさん(美)瑠璃ちゃん(微)シルファ(貧)珊瑚ちゃん(虚)並びに並んだ女性の神秘
6組のバストを選ぶとしたら俺ならどれが好き?
「クマ吉?」
クマ吉好きは補完が大好き公式発表待てませーんでも
俺も全く同じ気持ちだから夢から覚めません
「わ……瑠璃ちゃん」
瑠璃ちゃん好きはツンデレ大好きすきすきすきーな珊瑚ちゃんとセット
単体SS意外とないから頑張って書いて下さーい
省14
52: だってなんだかだってだってなんやもん 05/02/01 19:17 ID:YdT/DMl5(5/5) AAS
>51 のタイトルは『〜1 3/3』間違ったー!!
53: I'm just a jealous guy(中編) 05/02/01 20:01 ID:hjMX0eO4(9/14) AAS
「はあ……」
 学校が終わって家に帰り、俺はベッドに横になって深く溜息をついた。あれから愛
佳を捕まえても全然口を利いてくれなかったし、こっちの話も聞いてくれなかった。
俺に喜んでもらえる本命チョコを作ろうと頑張っていた愛佳の気持ちも考えず、相談
に乗っていた雄二と浮気してたなんて誤解してヤキモチを妬いてた俺…バカ呼ばわり
されてもしょうがないよな。明日学校できちんと謝ろう。つまらない誤解して悪かっ
たって。
 ピンポーン
「はいはい、どちらさんですか?」
 やさぐれた気分のまま、階下に下りて玄関の扉を開ける。そこに立っていたのは…
省19
54: I'm just a jealous guy(中編) 05/02/01 20:03 ID:hjMX0eO4(10/14) AAS
 俺は思わず苦笑した。そしてせっかく謝るチャンスができたんだと思って愛佳の名
前を呼んだ。
「愛佳」
「たかあきくん」
 お互いを呼ぶ声が重なる。
「「あっ…」」
 そこでまた気まずくなって下を向いてしまう俺たち。それでも俺は勇を鼓して愛佳
に言いたかったことを言った。
「学校では、その……ごめん」
 更に誠意を伝えるために俺はその場で土下座する。
省20
55: I'm just a jealous guy(中編) 05/02/01 20:04 ID:hjMX0eO4(11/14) AAS
 愛佳の暖かくて柔かい体の抱き心地は最高だった。もっと愛佳を感じて、俺と愛佳
の絆を今一度確かめたい。そう思って俺は訊いた。
「いつまでもここにいちゃ冷えちゃうよ。俺の部屋においで」
「うん」

 暖房の利いた部屋に愛佳を通し、俺はベッドに座って手招きした。
「おいで」
「う、うん」
 ベッドに座って愛佳と唇を重ね、舌を絡め合う。俺はそっと愛佳の着ているセータ
ーの裾に手をやり、持ち上げた。
「いいかい?」
省17
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