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【風俗嬢】過ぎ去りし想い出は【風俗店員】part3 [無断転載禁止]©bbspink.com (188レス)
【風俗嬢】過ぎ去りし想い出は【風俗店員】part3 [無断転載禁止]©bbspink.com http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/kageki/1501364288/
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10: なまえを挿れて。 [] 2017/08/04(金) 20:20:59 ID:9yZqF1uX0 あ http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/kageki/1501364288/10
11: なまえを挿れて。 [] 2017/08/04(金) 20:21:08 ID:9yZqF1uX0 それから数日後だったと思う。 3号店の店長のミヤッチから、俺に連絡があった。 「部長、そっちの店のマイちゃんが、ウチの店に来てますよ? こっちで働きたいって・・・もう本店には戻りたくないって。 なんかあったんすか?」 俺はほっとした。 自暴自棄になって、渋谷の稲山の店に行ったんじゃないかって思っていたから。 ウチのグループに戻ってきてくれたら、また顔を合わせる機会もあるだろう。 俺は本店と3号店をまとめる統括部長だし、そのチャンスはあるはずだ。 「そうか、マイがそっちに?じゃミヤっち、悪いけど面倒見てやってほしい」 「部長がそういうなら、マイチャンなら大歓迎すよ。じゃ在籍こっちに移しますね」 「ああ。そうしてくれ」 いつかまた顔を合わせて、弁解のチャンスがあると思っていたが、 実際はマイは決して本店には顔を出さず、 俺も3号店には行きづらくなってしまい、しばらくは顔を見ることはなかった。 いや、結局、最後まで会うことは無いまま、終わったんだ。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/kageki/1501364288/11
12: なまえを挿れて。 [] 2017/08/04(金) 20:22:00 ID:9yZqF1uX0 マイが店からいなくなって、ミサキやレイナは元通り生き生きと楽しそうに働くようになり、 俺はマイのことを忘れようと、マナミとの関係修復に努めるようなった。 マイはマイで、3号店で頑張ってるという話をミヤっちから聞き、 ああ、これでよかったんだ、と思うようになった。 だけどそう思ったのもつかの間だった。 ミヤっちは3号店の店長だけど、グループ4店舗の広報部長も兼ねていて、 もともと1か所にじっとしてられないタチだから、 ちょくちょく本店にも油を売りに来ていた。 そのミヤッチが、顔を見せるたびに、痩せて行ってるのが明白だった。 顔色も青白く、目は睡眠不足でくぼみ、とても健康な20代後半の男には見えない。 毎日のように顔を見てるが、それでもはっきりとわかるくらい、毎日少しずつ痩せている。 着ているスーツがダボダボだ。 もともとたいして強くない空手家だけど、今のミヤっちなら片手でノックアウトできそうだ。 「おい、ミヤッチ、最近顔色悪いぞ?ちゃんと飯食ってんの?」 「いやー、夏バテっすかね。食欲があんま無くて、でも大丈夫っすよ!」 いつも麦茶の1リットルパックを持ち歩いてがぶがぶ飲んでいる。 げっそりしながらも眼光だけはやたらギラギラしてる。 彼の痩身の原因は明白だった。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/kageki/1501364288/12
13: なまえを挿れて。 [] 2017/08/04(金) 20:25:55 ID:9yZqF1uX0 マイとミヤッチが付き合いだして、二人揃ってポン中になった、 という想像はついた。 二人が付き合うのは、なんとなく予想はついた。 年齢も近く、偶然にも二人は左腕に似たような刺青があり、 マイは黒豹、ミヤッチは虎の違いはあったものの、なにか通じるものがあるのだろう。 確認したわけではないから、付き合ってたのかどうか、俺には分からずじまいだけど、それならそれで良いと俺は思っていた。 稲山会のやくざの女になってることを想像していたから、それよりずっとましだ。 だけどミヤっちは、もう少ししっかりとした男だと思っていたから、 簡単にクスリに負けた姿をみて、俺は残念だった。 俺は二人のことも心配だったが、他の男女スタッフにクスリが出回らないか、 それが一番心配だった。 俺の懸念は的中し、本店の女の子の中に、あきらかに挙動がおかしい連中が数人現れた。 幸い、それらの連中のほとんどは、店の中核メンバーではなく、 週に1度か2度しか出勤しないような、アルバイトのガングロギャルだった。 そいつらには客を付けず、干していたら自然に退職していったのでたいした問題にはならなかったが、 看板娘のナツキが怪しい動きを見せていた。 ナツキの若くてみずみずしかった肌は荒れ、いままで真面目に出勤していたのに、 よく仕事をさぼるようになってきた。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/kageki/1501364288/13
14: なまえを挿れて。 [] 2017/08/04(金) 20:26:46 ID:9yZqF1uX0 ナツキはAV会社の所属だから、所属会社に毎月決まったお金を払っているし、 北新宿のそこそこのレベルのマンションを、寮として無料で貸し与えていたので、 仕事に出てこなくなるのは店にとって大損害だ。 寮はコンクリート打ちっぱなしのおしゃれなマンションで、間取りは2LDK、 家賃は20万近く払ってたような覚えがある。 他の子も寮に住んでる子はいたけど、大久保や百人町のオンボロマンションだったので、 それに比べるとナツキは特別扱いだった。 そしてその日も、ナツキは出勤してこず、電話してもコールはするものの、応答はなかった。 俺はナツキのマンションのマスターキーを持って、歩いて北新宿まで行った。 歌舞伎町から歩いて20分くらいだったか。 普通に歩けばもっと早いかもしれないけど、俺は嫌な予感がしてたので、 かなりゆっくりと歩いて向かったような覚えがある。 やがてマンションに着き、部屋の玄関の呼び鈴を押したが反応がなかったので、 俺はマスターキーを使って部屋に入った。 「おーい、ナツキちゃん・・・いないのかな〜?」 と思ったら、居た。 ベッドルームで荒い寝息を立てて、寝ていた。 「ちょっ!おい、大丈夫かナツキちゃん?具合悪いのか?」 声をかけても、体をゆすっても、起きる気配がない。 こいつはやべえ・・・完全にキマッてるよ・・・ こりゃ今犯しても気がつかないんじゃ、とか考えもしたけど、 問題がこじれるだけだから自制した。 俺は軽く部屋の中を物色すると、あったよ、ごみ箱の中にポンプが。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/kageki/1501364288/14
15: なまえを挿れて。 [] 2017/08/04(金) 20:27:27 ID:9yZqF1uX0 さて、どうするか。 救急車や警察呼ぶわけにもいかないし・・・ まあ、ナツキの寝息を聞いてる限り、命にかかわるようなこともなさそうなので、 俺はナツキをそのままにして、店に戻ることにした。 戻ったら支社長に相談しよう。証拠品としてこのポンプは持って帰ろう。 歩いて帰る道すがら、俺は考えた。 いったいどういうルートでクスリが流れてきているのか。 マイはナツキとはほとんど接触がなかったので、 マイから直接ナツキにクスリが流れることは考えられなかった。 ミヤッチもそこまで大胆なことができる男ではない。 外見は突っ張っているが、内面は気の小さな男だ。 だから、マイやミヤッチ、ナツキの裏に、だれか黒幕がいるはずだ。 それがだれなのか。 俺はヤマノが怪しいと睨んでいた。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/kageki/1501364288/15
16: なまえを挿れて。 [] 2017/08/04(金) 20:28:03 ID:9yZqF1uX0 最初のころにも書いたけど、ヤマノは入店時にはおとなしい黒髪のボブで、 従順な従業員だったが、すぐに金髪の坊主あたまに変え、本性を現すようになった。 くるぶしからクビ根っこ、手首までの全身の入れ墨を入れた男で、 今は俺の後をついで本店の店長をしている。 ヤマノは最近、俺はもちろん、支社長にまで口答えするようになり、 俺たちを追い出して店を乗っ取るという気持ちを、隠そうともせず、 前面に出すようになってきた。 裏で女の子たちに、あることないこと、俺の悪口を流布しているのもわかっている。 こいつは見た目が完全にやくざだけど、実は知略家で、頭の切れる男だ。 簡単にしっぽをつかませるようなヘマはしないだろう。 奴が店長になってすぐのころは、女の子たちには嫌われていたが、 いつのまにか、ヤマノ派の女の子グループが出来ていた。 奴がやったことを想像すると、女の子や男子スタッフに飯を奢り、 俺や支社長のことを貶め、ひとりずつ自分の傘下に加えていく。 そして言うことを聞かない奴にはクスリで操る。 ちょっと考えすぎかもしれないが、そこまで策を張り巡らせるようなやつなら、 俺に勝ち目は無い気がしていた。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/kageki/1501364288/16
17: なまえを挿れて。 [] 2017/08/04(金) 22:07:52 ID:9yZqF1uX0 もう俺は、修復は不可能だと感じていた。 火災以降、相変わらず客足は戻らず、給料も満額もらえない日々。 なんとか持ち直そうとして指名推奨制にして、 柱と考えていたマイを失った虚脱感。 クスリが蔓延した店内。 ヤマノとの確執。 レジから金を抜きだしパチンコに明け暮れる支社長。 俺はすっかり、モチベーションを失ってしまった。 あとは、いつ辞めるか、辞めたあとどうするか。 もう財布貯金も無い。またゼロに戻ってしまった。 なんのために東京に来たのか。 地方のヘルスに入店したのが約4年前。 この4年間、まったく意味のないものになってしまった。 情けなくて、自然と涙がこぼれてくる。 まわりは敵ばかりだから相談する相手もいないが、 唯一、ゴローだけは別だ。 ゴローは2号店と4号店を統括する部長職で、 1号店と3号店を見ている俺と同格だけど、 俺より9歳若い。 でも、俺よりこの商売に関しては天才的なものがある。 地方都市にいたときから一時的だけど一緒の店で働いてたこともあるから、 相談できる相手はゴローしかいなかった。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/kageki/1501364288/17
18: なまえを挿れて。 [] 2017/08/04(金) 22:11:36 ID:9yZqF1uX0 一旦ここまでです。またもう少し書き溜めて投稿します。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/kageki/1501364288/18
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