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719: 2017/08/23(水)04:49 ID:Rf+ZfF6L(1/3) AAS
「日本は今なお先進国だ」と思うのはもはや錯覚?──『ニューズウィーク』が突きつける未来予想図
『ニューズウィーク』8月15・22日合併号のカバー・ストリーは「日本の未来予想図/人口減少2050年の日本」で、巻頭論文「日本を待ち受ける2つの未来」の中で元CIA諜報員(何なんだ? この肩書きは)のグレン・カールがこう書いている。
「中国(清朝)がアヘン戦争に敗れた1842年以降の歳月は、中国が歴史上最も弱かった期間であり、日本が一貫して優位に立つ特異な状況が続いた。
しかし今後は、大陸中国こそが超大国で、日本は周辺に位置する中等国という1,000年来の力学が復活するだろう。……地理的制約からは逃れられない。
中国は地理的大国で、この30年で人類史上最も目覚ましい発展を遂げ、日本を昔ながらの中規模島国に押し戻した。」
なかなか薀蓄深い一文で、第1に、中国が地域の超大国であって日本はその周辺にある中等国であるというのが、1,000年来の東アジアの「常態」であり、
従って第2に、日本が優位に立ったのは中国がアヘン戦争に敗れて衰退した1842年以降の175年間だけで、それは長い歴史から見てほんの一時の「特異」な状況だった。
そして第3に、最近の30年間を通じてその特異は解消されて常態が戻りつつある、というのである。
東アジア史の真実
省4
720: 2017/08/23(水)04:50 ID:Rf+ZfF6L(2/3) AAS
紀元1年以降1000年頃までは、第1位のインドと第2位の中国とで世界GDPの何と83〜84%ほどを占めている。
明から清にかけての中国は東アジア自由交易圏の中心をなす基軸通貨国として大いに繁栄し、インドを抜いて世界ナンバーワンに躍り出るが、
その富を狙って英国はじめ西欧が東インド会社を出城にしてマラッカからマカオ・香港へと進出して何もかも奪い尽くし、ついにはアヘン戦争まで仕掛けて中国を滅亡に追い込む。
中国がどん底まで墜ちたのは1949年の人民共和国建国でようやく日本の侵略と蒋介石との内戦という地獄の苦しみから抜け出した1950年頃のことで、
逆にその時に米国はピークを迎えている。日本は、アヘン戦争で敗れた中国を蔑視してそこから対中優越意識を芽生えさせてきたのは事実であるけれども、
実体的に経済体力が中国を上回ったのは、1960年代から2000年代までの約50年間だけである。
習近平の謳い文句は「偉大なる中国の復活」で、それを聞くと多くの日本人は、
「何を生意気なことを言ってるんだ、どうしようもない遅れた発展途上国のくせに」とせせら笑うのだけれども、
カールの言い方では「1,000年来の力学」、マディソンの図で言えば2,000年──しかしこの図はさらに左側に紀元前1500〜2500年の夏や殷の黄河文明やインダス文明にまで遡ることもできるので4,000年──のアジア史の「常態」は、
疑いもなく中国が中心国で日本は周辺国、中国が大国で日本は中等国(ミドルパワー)なのである。
省6
721: 2017/08/23(水)04:51 ID:Rf+ZfF6L(3/3) AAS
同じ『ニューズウィーク』誌の別の論文「先進国陥落は間近/戦後幻想の終焉」の筆者デービッド・アトキンソンによると、
戦後の日本の経済的成功の最大の要因は、日本人がそう思いたがっているように技術力とか勤勉さではなく、人口の多さにほかならない。
日本のGDPは英国のそれの1.8倍だが、それは日本の人口が英国の1.9倍であることを反映しているだけで、別に日本人が英国人に比べて特に優れているということの証拠ではない。
外部リンク:netallica.yahoo.co.jp
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