[過去ログ] 【クリアリ】クリフトとアリーナの想いは Part13【アリクリ】 (982レス)
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171(2): 2013/06/06(木)22:28 ID:/WD3vvgpO携(2/3) AAS
脳内でエロシチュ祭りが開催中になってしまったので
積極的なアリーナに翻弄されるクリフトを自分も勢いで書いてみるテスト
彼女は無邪気に、かつ無慈悲に私を振り回す。
私に出来たのはただその暴虐を余すことなく甘受すること、
……そして、自らの中の穢らわしいものを吐き出すことだけだった。
「――姫様、あの、そのような場所で…一体、何を」
ようやく絞り出した声は、酷く掠れていた。
「もう…この体勢で分かってる癖に。
ふふ、クリフトったら隙だらけなんだもの」
私の顔を下から見上げ、にこり、と艶やかに微笑む姫様。
常ならばその光景にどれ程嬉しく胸を弾ませた事だろう。
――だが、今の鼓動の激しさは決して嬉しさによるものでは無かった。
魔物の襲来が途切れた夕刻に、ようやくとれた休憩の時間。
立木を背に読みかけの本を開いた事までは覚えている。
恐らくそのままうたた寝をしてしまったのであろう自分を今更ながら恨む。
前髪を掠めた微かな気配に、ぼんやりと開いた私の目に映ったのは
地面に投げ出していたままの自らの足、
…そしてその間に割って入るように、
ちょこんと膝をついて座りこんだ姫様の姿だった。
「……ね、いいでしょ?
今なら、周りに誰も居ないのよ?」
低い姿勢で身をのりだし、そう問いかける姫様の顔が、近い。
「駄目です!
あのようなことは…私には…耐えられません…!」
耳をくすぐる甘い声音。
ぐらぐら揺らぐ意思を奮い立たせ、拒絶の言葉を必死で紡ぐ。
じわり、と背筋には汗が滲んだ。
「だって…クリフトが教えてくれたんじゃない。
知っちゃった以上、我慢なんて出来ないわ!
大丈夫よ、痛くなんて、しないから。
…だから…ね、おねがい、クリフト」
…あぁ、と知らぬうちに溜め息が漏れる。
分かってはいたのだ、彼女の願いを拒む事など、
到底自分には出来るはずがないのだと。
「……あまり、長くは、もちませんよ」
暫くの躊躇いののち、私は諦めとともに小さく言葉を吐き出した。
「…えぇ、わたしも、そんなに長くはきっと出来ないわ…」
そう言いながら、姫様は私の両膝に、ゆっくりとその柔らかい手をかけて――。
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