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ガンダムヒロインズMARK ??I (152レス)
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フェニックステイル第36話
2021/06/24(木)22:46
ID:mPo0pFSG(13/20)
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65: フェニックステイル第36話 [sage] 2021/06/24(木) 22:46:32.17 ID:mPo0pFSG リック・ドム?が十字レール上にモノアイを巡らせ、愛人と社員たちが乗る3機のボールを確認する。 「おい……今誰か、何か言ったか?」 『あたし、何にも言ってないよ』 『俺もです、社長』 『でも、今、何か……聞こえましたよね……?』 「じゃあ、何だ、……今の……」 『コッチニオイデヨ……オネエチャン、……コッチニオイデヨ……!』 『また……!?』 再び入電。さっきよりもはっきりと、その音声は聞こえてきた。 近づいてきている。 暗礁宙域は静止した空間ではない。漂うデブリは地球と月の重力に引かれながら、軌道上を高速で同一方向に飛び続けている。相対速度が合致しているから止まったように見えているだけだが、それも常に見えない重力の力を受けて揺れ動き続けている。 そうして漂うデブリの海の中から、近づいてくる電波の発信源をリック・ドム?が割り出す。即座に望遠し、モニタ上に拡大した。 「ま、まさか――まさか、こいつが――『亡霊』……!?」 全身のあちこちに被弾の痕跡を刻みながら、力なく漂ってくるモビルスーツ。MS−06F『ザク?』――いや、その残骸から、電波は発信されていた。 『い、生きてる……の?』 「何だぁ、テメェ……? ビビらせやがって……無線で録音流してるだけか。カモがネギ背負って来てんじゃねぇよ」 パサベイは言いながら、ビームサーベルをその手に取った。見た目の損傷具合からして、8年前のルウム戦役当時の代物だろうか。いかに旧式の残骸であっても、ザク?を丸々回収できれば悪くない儲けになる。 「よし……こいつにも縄を掛けろ。宝船と一緒にふん縛って回収、きれいに売り飛ばしてやる。行け」 『へ、へいっ。オラ、行くぞっ』 『は、はい先輩っ』 『な、何だろ、このザク……なんか、……キモくない……?』 社員たちのボール2機がワイヤーを構え、ザク?に接近していく。パティのボールはビームサーベルを握ったまま身構えるリック・ドム?の側に残った。 そしてワイヤーアンカーを狙い撃てる距離にまで2機のボールが達したとき、突然、ザク?のモノアイが異様な光を放った。 同時に機体各所のスラスターとバーニアを全開にしながら、今までにない大音量であの通信を叩きつけてきた。 『コッチニオイデヨ! コッチニオイデヨ!! オネエチャアアアアアンンンッッッ、コッチニオイデヨオオオオオオ!!』 『なっ!?』 2機のボールが同時に撃ったワイヤーアンカーは虚空を突き抜けていた。社員がボールを旋回させて再びザク?の機影を捉えようとしても追い切れず、その後ろからヒートホークが突き刺さる。 『ど、どこへ!? は、速っ――かぷあ熱ヂュウウッ』 『キャハーーーッ!! ジョーオーハーツゥゥゥーーー!!』 プラズマ化した斧刃が装甲をバターのように切り裂き、コクピット経由で一気に丸い機体をえぐり抜く。社員の絶叫とそのマイクが一瞬で燃え尽きるまでの音を通信回線に残してボールは燃料電池に引火、そのまま盛大な火球となって爆散した。 『せ、先輩……ひ、ひぃ……っ、ひいいいいぃぃぃッ!!』 「おいコラァ! 勝手に逃げてんじゃねえぞテメェ!?」 同僚が眼前で瞬時に焼死爆散する瞬間を見せつけられた生き残りの社員はボールを反転、スラスターの推進剤ペレットを一気に全力で噴射させた。一も二もなく全速力で、転がるように離脱していく。 『モエタ、……モエタァァァァァァ! ホネマデモエテ、カキュウニナッテ、シンダァ……シンダアアアァァァ!!』 がくがくがくがくがくっ、とヒートホークを出鱈目に振り回しながら、社員の焼死で狂喜したかのようにザク?が躍った。それはもはや薬物中毒患者の発作か、あるいは壊れたオモチャのような有様だった。 まともなパイロットがまともな機動制御プログラムを使っているようには見えない。 だがザク?はそこからモノアイを蠢かせ、パティのボールを直視してきたのだ。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1606753960/65
リックドムが十字レール上にモノアイを巡らせ愛人と社員たちが乗る3機のボールを確認する おい今誰か何か言ったか? あたし何にも言ってないよ 俺もです社長 でも今何か聞こえましたよね? じゃあ何だ今の コッチニオイデヨオネエチャンコッチニオイデヨ! また!? 再び入電さっきよりもはっきりとその音声は聞こえてきた 近づいてきている 暗礁宙域は静止した空間ではない漂うデブリは地球と月の重力に引かれながら軌道上を高速で同一方向に飛び続けている相対速度が合致しているから止まったように見えているだけだがそれも常に見えない重力の力を受けて揺れ動き続けている そうして漂うデブリの海の中から近づいてくる電波の発信源をリックドムが割り出す即座に望遠しモニタ上に拡大した ままさかまさかこいつが亡霊!? 全身のあちこちに被弾の痕跡を刻みながら力なく漂ってくるモビルスーツ06ザクいやその残骸から電波は発信されていた い生きてるの? 何だぁテメェ? ビビらせやがって無線で録音流してるだけかカモがネギ背負って来てんじゃねぇよ パサベイは言いながらビームサーベルをその手に取った見た目の損傷具合からして8年前のルウム戦役当時の代物だろうかいかに旧式の残骸であってもザクを丸回収できれば悪くない儲けになる よしこいつにも縄を掛けろ宝船と一緒にふん縛って回収きれいに売り飛ばしてやる行け へへいっオラ行くぞっ ははい先輩っ な何だろこのザクなんかキモくない? 社員たちのボール2機がワイヤーを構えザクに接近していくパティのボールはビームサーベルを握ったまま身構えるリックドムの側に残った そしてワイヤーアンカーを狙い撃てる距離にまで2機のボールが達したとき突然ザクのモノアイが異様な光を放った 同時に機体各所のスラスターとバーニアを全開にしながら今までにない大音量であの通信を叩きつけてきた コッチニオイデヨ! コッチニオイデヨ!! オネエチャアアアアアンンンッッッコッチニオイデヨオオオオオオ!! なっ!? 2機のボールが同時に撃ったワイヤーアンカーは虚空を突き抜けていた社員がボールを旋回させて再びザクの機影を捉えようとしても追い切れずその後ろからヒートホークが突き刺さる どどこへ!? は速っかぷあ熱ヂュウウッ キャハーーーッ!! ジョーオーハーツゥゥゥーーー!! プラズマ化した斧刃が装甲をバターのように切り裂きコクピット経由で一気に丸い機体をえぐり抜く社員の絶叫とそのマイクが一瞬で燃え尽きるまでの音を通信回線に残してボールは燃料電池に引火そのまま盛大な火球となって爆散した せ先輩ひひぃっひいいいいぃぃぃッ!! おいコラァ! 勝手に逃げてんじゃねえぞテメェ!? 同僚が眼前で瞬時に焼死爆散する瞬間を見せつけられた生き残りの社員はボールを反転スラスターの推進剤ペレットを一気に全力で噴射させた一も二もなく全速力で転がるように離脱していく モエタモエタァァァァァァ! ホネマデモエテカキュウニナッテシンダァシンダアアアァァァ!! がくがくがくがくがくっとヒートホークを出鱈目に振り回しながら社員の焼死で狂喜したかのようにザクが躍ったそれはもはや薬物中毒患者の発作かあるいは壊れたオモチャのような有様だった まともなパイロットがまともな機動制御プログラムを使っているようには見えない だがザクはそこからモノアイをかせパティのボールを直視してきたのだ
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