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ガンダムヒロインズMARK ??I (152レス)
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39: フェニックステイル第34話 [sage] 2021/05/23(日) 19:01:30.93 ID:FZPzClP7 「あれ……なんだよ、これ。誰か間違えやがったな。俺のスーツケースじゃねえじゃん。誰のだよコレ」 与えられた個室で荷物を確かめながら、ロブは悪態をついた。 ミケリヤ邸の外装は地球の伝統建造物を模してはいるが、個室ごとの基本構造は現代技術のモジュール工法で作られていた。防音や断熱もしっかりしている。 夜中に大音量で映画を観たりしても、隣から文句を言われることはないだろう。家具や家電の類も一通りは揃っており、生活に不自由することはなさそうだった。 景観も艦内よりは悪くない。ちょっとしたリゾート気分が味わえる。 だが同型だったからといって、スーツケースを取り違えられたのはさすがに腹が立つ。 「ったく、ホントに誰のだよ……。なんかやたらクソ重いし、何が入ってんだこれ。クソ……夕食の時間まで待つしかねえか」 誰かの重たいスーツケースをバタンと床へ転がすと、他の荷物を開梱しながら、ロブは少しずつ新生活の準備を始めた。 それにしても一人で落ち着くと思い出すのは後輩、シュンのモテ具合だ。 シュン自身は女性に対する積極性に著しく欠けている。過去に何か嫌なことでもあったのかもしれないが、女たちにとってはそれさえ魅力に見えてしまうらしい。 確かに顔はいいし仕事もこなす男だとは思うが、そこまでいい男なのかよ、と思わざるを得ない。 P−04から前回出港したときにはルウム農協の誇る巨乳美少女二人組に絡まれたが必死に抵抗し、すんでのところで逃げられたらしい。 そのうえ最近は回収した超絶級の爆乳美少女、アイネとも訓練と実戦を通じて距離を縮めている。真面目で努力家の彼女に対しては農協二人組と異なり、シュンもまんざらではないようだ。 戦場でいい雰囲気になりやがって。爆発しろとまでは言わないが、いや、やっぱり爆発しろ。 「はあ……」 羨ましい。 蛇口をひねってコップで水を飲みながら、ロブはひとりテーブルで黄昏る。 かつてMSパイロットになればモテるという噂を聞いたが、自分については全然だった。機体がジム、しかもフェイス・エクステリアの印象がぱっとしない感じのジム?だからいけないのか。 ガンダムとまでは言わずとも、せめてハイザックあたりに乗れればモテるのか。 そんな風に考えていた時代もあったが、シュンがモテている時点でその考えは棄却されてしまう。結局自分は決してモテない側の人間、永遠の素人童貞なのだ。 「酒飲みてえ……」 自嘲するように呟きながら、ロブはテーブルの上に突っ伏す。 だが整備場で見たシュンを狙うトモエやリタ、そしてアイネのパイロットスーツに浮き出る女体美を、そしてアイネのキャミソールを押し上げる凶悪なまでの爆乳の谷間を思い出すと、どうしようもなく股間に熱が滾ってくる。 あのスーツケースには、秘蔵のおかず本が入っていたのに。肝心な時に使えないとは。 「ああ、クソ……どっかに都合よく俺を愛してくれて、エロエロ淫乱で何でもしてくれる爆乳美少女はいねぇかなあ……」 何も出来ることが無いので、どうしようもない妄想が口から垂れ流されてしまう。 そのときバン、と異様な音が背後で響いた。 「!?」 思わず椅子から跳ね起きる。その方向を見た。 誰のものだか分からないあのスーツケースが、ロックを物理的に破壊しながら開いていた。まだ動いている。 中に何かいる。 「ヒイッ!?」 ロブは思わず後ずさる。驚愕に目を見開いた彼の目の前に、白い裸身が立ち上がった。 「ああ、おとこ……おとこ、……みつけたぁ……」 長い銀髪とたわわな爆乳を揺らしながら、汗ばんだ白い柔肌を淫靡な熱に火照らせた美少女が、獲物を見る目でロブを見つめた。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1606753960/39
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