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ガンダムヒロインズMARK ??I (152レス)
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フェニックステイル第38話後編
2023/06/04(日)14:54
ID:s1uIMrE2(6/9)
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138: フェニックステイル第38話後編 [sage] 2023/06/04(日) 14:54:19.80 ID:s1uIMrE2 「宇宙の海はあたしの海ッ! 男は乗せない漁船(いさりぶね)!! ダーウィン海運社長クレア・ダーウィン、お呼びにあずかりただいま参上ッ!!」 「いや、その……そうじゃなくて、……漁船、……社長……?? どちら様で……どうしてここに??」 リタが未だ微笑みを保ちながら――しかし、その薄皮一枚下に隠しきれない困惑を露わにしながら、クレアと名乗った三角帽の金髪ツインテール長身爆乳美女に問いかけた。 「私が説明しよう、リタ・ブラゼル伍長」 そのときまたドアが開き、新たな進入者の声が響いた。 また女だった。 今度は制服姿の連邦軍士官、階級は中佐。アフリカ系と思しき褐色の美女、階級章は中佐を示している。高官だ。アイネにとっては初対面の相手だったが、その場の軍人全員とともに姿勢を正す。 トモエとリタの隙を突いて逃れてきていたシュンが、そっとアイネに耳打ちした。 「タニア・メーティス中佐。元トラキア隊で『中央派』の重鎮だよ」 「『中央派』……」 シュンの情報を受けてアイネに警戒心が先走る中、タニアは淡々とクレアについて説明した。 「彼女はクレア・ダーウィン社長。地球の豪州方面で活動するダーウィン海運社の社長だ。ダーウィン海運社は本日、P−04で活動するジャンク回収船『シャンク』を買収し『ダーウィン』と改名。 P−04での宇宙ジャンク回収事業へ参入した。そしてダーウィン社長は、連邦軍による『亡霊』討伐作戦への協力を確約してくれた」 「え、……ば、……買収……?? 『シャンク』が?? いや、その……私ら昨日、その『シャンク』の船長に話を通して、……前金も、払った、ばっかりで……」 「フム? 君たちとともに漁へ漕ぎ出せないのは残念だが、……この宇宙(うみ)の潮流は、常に流れ続けていると知りたまえッ!」 狼狽するトモエを前に、クレアが鼻息を吹かしながら書面を広げた。ジャンク回収船、旧『シャンク』の権利書だった。登録番号の他、ご丁寧に改名前後の新旧船名まで記されている。正式の書類だ。 淡々とタニアが継いだ。 「旧『シャンク』船長はダーウィン社長との商談成立後、すでにP−04を離れたと聞いた。君たちルウム農協と旧『シャンク』の間に何があったのかは知らないが、連邦軍は民事案件に介入しない。何か問題があったのなら各個で独自に解決せよ」 「し、信じられねえ……野郎、前金だけ持って夜逃げしやがった……」 「…………。まあ、構いません。メーティス中佐、貴重な情報ありがとうございます」 予想外の状況に怒りすら凍りつかせながら震えるトモエをよそに、今までの薄い笑みを消した冷たさでリタが女性士官――タニア・メーティス中佐に相対した。 「『亡霊』討伐はソギル准将の決済を受け、P−04基地隊によって実施される作戦です。新サイド4駐留艦隊司令部所属の中佐殿は、本件に何の関係も無いかと愚考しますが?」 遙か上位の階級を持つ士官相手に何の愛想も遠慮もない、冷たい言葉だった。アイネが初めて見るリタの鋭さに息を呑む中、タニアもまた冷たく言葉を返しながら命令書を開いた。 「『亡霊』討伐作戦――『クシナダ』作戦の権限は、すでにP−04基地隊から新サイド4駐留艦隊に移管された」 その命令書には新サイド4駐留艦隊副司令、ヨランダ・ウォレン准将の署名があった。 「なっ……」 命令が、上書きされていた。 連邦軍『中央派』の首魁たる、新サイド4駐留艦隊副司令ヨランダ・ウォレン准将と、P−04基地隊司令ユン・ソギル准将。両者の階級は同格だが、最終決定権を持つ先任はヨランダだ。 まともにぶつかれば、ソギルら『現地派』はヨランダら『中央派』に道を譲らざるを得ない。それがこのP−04での現実だった。 リタたちは、自ら作り上げた作戦計画を奪われたのだ。 「リタ・ブラゼル伍長。トモエ・ワカツキ伍長。ロブ・サントス伍長。シュン・カーペンター伍長。君たち4人は原隊へ復帰せよ。本作戦には不参加となる。帰ってよい」 「……それは、どういう」 なお食い下がろうとするリタに、タニアは冷たく見下ろすような視線を合わせた。 「ダーウィン社長は、船員全てが女性となる自分の船には、女性しか乗せたくないと仰せだ」 「男は乗せない漁船(いさりぶね)。すまんね」 軽く合掌しながら、クレアがシュンとロブにウインクを飛ばす。彼女が自分の船に男を乗せない理由がここまでいっさい説明されていないが、およそろくな理由が出てこなさそうな気がしてアイネは口を噤んだ。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1606753960/138
宇宙の海はあたしの海ッ! 男は乗せない漁船いさりぶね!! ダーウィン海運社長クレアダーウィンお呼びにあずかりただいま参上ッ!! いやそのそうじゃなくて漁船社長?? どちら様でどうしてここに?? リタが未だ微笑みを保ちながらしかしその薄皮一枚下に隠しきれない困惑を露わにしながらクレアと名乗った三角帽の金髪ツインテール長身爆乳美女に問いかけた 私が説明しようリタブラゼル伍長 そのときまたドアが開き新たな進入者の声が響いた また女だった 今度は制服姿の連邦軍士官階級は中佐アフリカ系と思しき褐色の美女階級章は中佐を示している高官だアイネにとっては初対面の相手だったがその場の軍人全員とともに姿勢を正す トモエとリタの隙を突いて逃れてきていたシュンがそっとアイネに耳打ちした タニアメーティス中佐元トラキア隊で中央派の重鎮だよ 中央派 シュンの情報を受けてアイネに警戒心が先走る中タニアは淡とクレアについて説明した 彼女はクレアダーウィン社長地球の豪州方面で活動するダーウィン海運社の社長だダーウィン海運社は本日04で活動するジャンク回収船シャンクを買収しダーウィンと改名 04での宇宙ジャンク回収事業へ参入したそしてダーウィン社長は連邦軍による亡霊討伐作戦への協力を確約してくれた えば買収?? シャンクが?? いやその私ら昨日そのシャンクの船長に話を通して前金も払ったばっかりで フム? 君たちとともに漁へ漕ぎ出せないのは残念だがこの宇宙うみの潮流は常に流れ続けていると知りたまえッ! 狼狽するトモエを前にクレアが鼻息を吹かしながら書面を広げたジャンク回収船旧シャンクの権利書だった登録番号の他ご丁寧に改名前後の新旧船名まで記されている正式の書類だ 淡とタニアが継いだ 旧シャンク船長はダーウィン社長との商談成立後すでに04を離れたと聞いた君たちルウム農協と旧シャンクの間に何があったのかは知らないが連邦軍は民事案件に介入しない何か問題があったのなら各個で独自に解決せよ し信じられねえ野郎前金だけ持って夜逃げしやがった まあ構いませんメーティス中佐貴重な情報ありがとうございます 予想外の状況に怒りすら凍りつかせながら震えるトモエをよそに今までの薄い笑みを消した冷たさでリタが女性士官タニアメーティス中佐に相対した 亡霊討伐はソギル准将の決済を受け04基地隊によって実施される作戦です新サイド4駐留艦隊司令部所属の中佐殿は本件に何の関係も無いかと愚考しますが? か上位の階級を持つ士官相手に何の愛想も遠慮もない冷たい言葉だったアイネが初めて見るリタの鋭さに息を呑む中タニアもまた冷たく言葉を返しながら命令書を開いた 亡霊討伐作戦クシナダ作戦の権限はすでに04基地隊から新サイド4駐留艦隊に移管された その命令書には新サイド4駐留艦隊副司令ヨランダウォレン准将の署名があった なっ 命令が上書きされていた 連邦軍中央派の首魁たる新サイド4駐留艦隊副司令ヨランダウォレン准将と04基地隊司令ユンソギル准将両者の階級は同格だが最終決定権を持つ先任はヨランダだ まともにぶつかればソギルら現地派はヨランダら中央派に道を譲らざるを得ないそれがこの04での現実だった リタたちは自ら作り上げた作戦計画を奪われたのだ リタブラゼル伍長トモエワカツキ伍長ロブサントス伍長シュンカーペンター伍長君たち4人は原隊へ復帰せよ本作戦には不参加となる帰ってよい それはどういう なお食い下がろうとするリタにタニアは冷たく見下ろすような視線を合わせた ダーウィン社長は船員全てが女性となる自分の船には女性しか乗せたくないと仰せだ 男は乗せない漁船いさりぶねすまんね 軽く合掌しながらクレアがシュンとロブにウインクを飛ばす彼女が自分の船に男を乗せない理由がここまでいっさい説明されていないがおよそろくな理由が出てこなさそうな気がしてアイネは口をんだ
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