名探偵コナンでエロパロ2 [無断転載禁止]©bbspink.com (209レス)
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1: sage 2019/10/31(木)13:26 ID:408aKJTm(1/2) AAS
新蘭などの公式カプは勿論の事、原作ではないカプでも大歓迎!

■基本はsage
■嵐に反応するのも嵐
■人を選ぶジャンルは確認を入れること
※スカトロ、すごい鬱等
2: 2019/10/31(木)16:29 ID:408aKJTm(2/2) AAS
新スレ祝
3: 2019/11/01(金)09:39 ID:5p12aGp5(1/13) AAS
前スレで途切れたので再うp
4: 2019/11/01(金)13:16 ID:5p12aGp5(2/13) AAS
催眠援交

(……ここは、どこ?)
浅い眠りから覚めた蘭は、ぼやけた瞳で辺りを見廻した。どうやら、どこかの部屋の中らしいのだが、蘭には、まったく見覚えは無かった。
ぼんやりとした思考で、蘭は何とか思い返そうとしていた。しかし、何故ここに来たのかは、まったく思い出せない。
蘭は今、大きなベッドの上に寝かされていてた。そんな自分の姿が、天井にある鏡に映っている。しかも自分は服も着ておらず、全裸だったのである。
(私…なんで裸なんだろう?)
こんな格好だというのに、蘭は不思議と驚きはしなかった。しかし、自分で服を脱いだという記憶は無い。
どうして裸のまま、こんな所で寝ているのかも分からないのだ。ただ蘭は、まだ夢の中にいるのではないかと錯覚すらしていた。
ここがラブホテルの一室である事は確かなのだが、それは蘭が知るよしも無い事である。
(あれ、園子?……それに、知らない男の子?)
省8
5: 2019/11/01(金)13:24 ID:5p12aGp5(3/13) AAS
(私、なにしてるんだろう?)
蘭は、何故か園子の言葉に逆らえない自分自身の事を、不思議に思っていた。しかし、そうする事が心地良く感じられていたのだ。
そうして少年の目の前まで来た蘭は、少年の顔を見上げながら、ゆっくりと顔を少年の股間へと寄せ始めていった。
(あぁ……こんなにおっきくなってる。そうだ…私、彼のオチンチンを気持ち良くしてあげないと……)
何故そんな思考になるのかは、蘭にもまったく分からない。ただ園子の命じられた事を、素直に遂行したくなってしまうのである。
蘭は、少年のペニスに優しく触れると、その細い指先で包み込む様に握り、扱き始めていく。そうしながら舌を伸ばし、ペニスの先端に舌先を這わせ始めていった。
「んぅっ……ちゅっ……ちゅぷっ……ちゅっ……れろっ……」
亀頭の先のワレメに、蘭の舌先が這い回り、溢れてくるカウパー液を舐め取られていく。
「…っくぅ!」
少年が不覚にも上げた声に、蘭は身体が熱くなるのを感じていた。まるで愛しい男の逸物を愛撫する様に、蘭は何度もペニスにキスをしていく。
省10
6: 2019/11/01(金)13:30 ID:5p12aGp5(4/13) AAS
「は、ああぁっ……そ、園子さまっ…ぼ、僕っ、もう……あうぅっ!」
堪らない蘭の口淫奉仕に、もはや少年は射精寸前であった。だが、それでも何とか射精するまいと、必死に我慢しようとしている様だった。
彼は事前に、園子からの許しを得なければ、射精してはならないと約束させられていたのだ。もし、それを破れば、そこで終わらせられてしまうだろう。
この場での園子は、絶対的存在である。もし逆らって園子の機嫌を損なえば、もう蘭を好きにはさせてくれないだろう。
彼は、ずっと前から蘭の事が好きだった。しかし、告白する勇気など無く、いつも物陰から蘭の事を見つめるだけであった。そんな彼に目を付けた園子は、この淫らな遊びの相手役として抜擢したのである。
「くうぅっ!…そ、園子さまっ……お、お願いですぅ……も、もう…耐えられませんっ…」
すでに暴発しそうになっているペニスを、蘭に愛撫され続け、少年は腰がガクガクと震えてしまっている。もう今にも泣きそうな顔で、園子に哀願していた。
そんな少年の様子に、園子はゾクゾクとしながら、下卑た笑みを浮かべて言った。
「フフフッ、よく我慢しているわね。……いいわよ、イキなさい。そして…たっぷりと蘭に飲ませてあげなさい」
「は、はいっ!い、イキます、園子さまッ!…くううッッ!!」
省9
7: 2019/11/01(金)13:34 ID:5p12aGp5(5/13) AAS
「さあ、そろそろ良いわよ、蘭。しっかりと飲み込みなさい。せっかく、たくさん射精して貰ったんだから、ちゃんと飲み込んであげなくちゃね」
「…ん゛っ……ゴクッ…こくんっ……」
園子に言われるまま、蘭は躊躇いも無く精液を飲み下していく。そのネバつく精液が喉を通り、蘭の胃の中へと落ちていく感覚に、裸身が震えてしまう。
(は、あぁぁ……私、男の人のオチンチン…舐めて……それから精液…飲んじゃった……まだ新一と、キスもしてなのに……)
見知らぬ少年のペニスをしゃぶり、その精液まで躊躇無く飲み込んでしまった自分自身の行動に、蘭は混乱してしまっていた。
とはいえ、催眠術に掛かっている蘭には、これが現実なのか、夢なのかも分かっていない。蘭は虚ろな意識の中で、ただ園子の命令通りに行動するしかないのだ。
「どう、気持ち良かった?」
園子は蘭の口元から零れた精液を指先で掬い取ると、その指を蘭に舐め取らせながら、少年をからかった。
「ハアッ、ハアッ、ハアッ……は、はい…最高でした、園子さま」
少年は、園子がからかい半分に言っていると分かっていながら、素直に感想を告げてきた。ずっと好きだった少女に、口淫奉仕をして貰ったのだから、当然といえば当然であろう。
省13
8: 2019/11/01(金)13:40 ID:5p12aGp5(6/13) AAS
「あ、ああっ……あっ…ああんっ!」
グニュングニュンッと乳房を大きく揉み込まれ、蘭の口から甘く切ない喘ぎ声が漏れ出てきた。そんな蘭の反応に益々興奮したのか、少年は乳房にむしゃぶり付き、夢中になって乳首を吸い立てていく。
チュパチュパッと音を立てて強く吸われ、思う様に蘭の乳首を味わっていく。その甘美な刺激に、益々蘭は切なげに喘ぎ、身悶え続ける。
「んちゅっ、ちゅっ……んはあっ…蘭さんのおっぱい、美味しいよっ!…ちゅっ、ちゅぷっ……れろれろっ……」
「んああっ!…あっ…ああっ……は、ああうっ!」
右の乳房を舐めしゃぶっていた少年は、左の乳房にもむしゃぶり付き、蘭の乳首を執拗に愛撫し続けてくる。そうして両乳首を舐め立てられ続け、あっという間に蘭の胸元は少年の唾液まみれになってしまった。
その愛撫により蘭の乳首も、いやらしくツンと尖ってしまい、少年は蘭の乳頭を舌で嬲ったり、甘噛みしたり、強く吸い立てたりして、存分に味わい尽くそうとしてくる。
「は、ああんっ!…あっ…あんっ……ああうっ!」
少年は、蘭の乳房を弄り続けながら、舌を滑らせる様にして、お腹から臍へと移動させていく。そうして蘭の両脚を押し開かせると、その股間へと顔を突っ込んでくる。
「はああっ…こ、これが蘭さんのオマンコっ!もう、こんなに濡れてっ……んちゅっ、ちゅぷっ…ちゅぱっ……」
省8
9: 2019/11/01(金)13:48 ID:5p12aGp5(7/13) AAS
「ハアッ、ハアッ……蘭さんのオマンコも、僕のが欲しいみたいにヒクヒクしてるよっ…」
「んあっ!…あ…ああぁっ……や、ああっ…」
亀頭の先が、蘭の肉ヒダを捲り上げ、その刺激に蘭が切なそうに身じろぐ。そんな蘭を他所に、少年は小さな膣穴へと狙いを定めてきた。
すると、そこで少年は、傍で眺め見ていた園子の方へと視線を移し、何かを訴え掛ける様に見つめていく。ここまで興奮しきって、もう勢いのままに蘭を犯すだろうと思っていた園子は、この少年の律儀さに笑みを零した。
「早く挿入れてあげなさい。……そして蘭を、もっともっと気持ち良くしてあげて」
「は、はいっ!!」
少年は、今日一番の返事をすると、また蘭を見つめ、興奮した様に吐息を荒げさせながら、蘭の両脚を抱え上げて、更に大きく開かせていく。
「ハアッ、ハアッ、ハアッ……いくよ、蘭さんっ!」
そう言うと、少年はグググッと腰を落とし始めてきた。すると蘭の狭い膣口が押し広げられ、少年の勃起チンポが膣内へと突き入れられていく。
「ふああっ!?…あ゛、あ゛あ゛あ゛あ゛あああああああぁぁぁぁ……ッッ!!!」
省8
10: 2019/11/01(金)13:55 ID:5p12aGp5(8/13) AAS
(んあぁっ…な、なんで?……私、初めてなの…にぃ…っ……)
初めてのセックス、それも知らない男に奪われているというのに、こんなにも感じてしまうのは何故なのか、蘭には分からなかった。
実は、蘭がセックスをするのは、これが初めてでは無いのだ。もう、すでに数え切れない程の男に、その身を好きにされてしまっているのである。
どうして蘭が、それを忘れてしまっているのかといえば、やはり園子の催眠術の所為であった。蘭はセックスの相手をさせられた後、その記憶を消されてしまっているのである。
園子が始めた、この淫らな遊びとはいえ、蘭との関係を壊すのは避けたかった。だからこそ蘭の記憶を消し、全てをリセットする事にしたのだ。
勿論、今迄相手をしてきた男達の記憶も消してある。その辺は、抜かり無い。これは園子からの、せめてもの配慮なのかもしれない。
しかし記憶は消されても、その肉体は確実に開発されていき、今では与えられる快楽を敏感に受け止め、すっかり蘭を淫らに変えてしまったのだった。
「ハッ、ハッ、ハッ……さ、最高だよっ!蘭さんのオマンコっ!すごく、締め付けてっ…はううっ!」
少年は夢中で腰を突き込んで、蘭の膣の締め付けを思う様に味わい続けていく。最初は、ゆっくりだった少年の腰使いも、いつの間にか遠慮無く、激しいものへと変わっていた。
そうして少年にされるがままに、激しく身を揺すられ続けていた蘭の両脚が、不意に少年の腰に絡み付いてくる。
省9
11: 2019/11/01(金)14:03 ID:5p12aGp5(9/13) AAS
「あっ!あっ!あんっ!あんっ!あ、ああっ!い、いいっ!あ、あんっ!あっ!あっ!ああぅっ!」
激しく、強く、膣奥深くまで突き立てられ、膣内を掻き回される快感に、もはや蘭は蕩けきった表情すら晒してしまっている。すると、不意に蘭の虚ろな視線の先に、天井にある鏡に映っている自分の姿が見えた。
(あはあぁっ……わ、私…あんなにエッチな顔…しちゃって……ああっ…は、恥ずかしいっ……)
大きなベッドの上で、少年に圧し掛かられ、激しく腰を突き込まれている様子が、ありありと映し出されている。
自分よりも年下かもしれない少年に、好き勝手に責め立てられ、痴態を晒してしまっている自分に、蘭は更に興奮させられてしまう。
(あっ…ああぁっ……恥ずかしい、けどっ…気持ちいいっ……気持ちいいのぉっ……もっと、もっと恥ずかしく、してっ……もっと激しく、犯してぇ…っ)
少年に犯され始めてから、すでに何度もオーガズムを迎えてしまっている蘭だったが、更に快楽を求める様に少年とのセックスに、のめり込んでいく。
そうして肉悦によがり狂う蘭の痴態を見つめながら、園子は胸を弄り、股間を弄くり続けながら、蘭に語り掛ける。
「いいわよ、蘭っ!もっと、もっと乱れなさい!もっと快楽に溺れるのよ、蘭っ!」
もはや室内には、蘭の甘く切ない喘ぎと、興奮しきった様な荒い吐息、肉を打ち付ける音、そして淫猥な性臭が漂い、淫らな空間に支配されていた。
省10
12: 2019/11/01(金)14:09 ID:5p12aGp5(10/13) AAS
「んっ!んちゅっ!んっ…んはぁっ!…ハッ、ハッ……く、ううっ!もう、射精そうッ!!」
蘭の膣の堪らない締め付けに、ずっと我慢し続けてきていた少年は、もはや限界以上にまで追い込まれてしまっていた。
すると、それを聞いた園子が、少年の後ろから圧し掛かり、ギュッと抱き締めると、その耳元で囁いてきた。
「イキなさいっ!蘭のオマンコに、たっぷりと射精してあげなさいっ!」
「あ…ありがとうございますっ、園子さまっ!」
少年は、園子の許しを得ると、激しく突き立てていたチンポを、更に膣奥深く突き入れて根元まで埋め込んでいく。そうして亀頭の先に、蘭の子宮口が当たると、更に擦り付ける様にして責め始めてきた。
「あ、あひいぃぃッ!!」
亀頭の先をグリグリと押し込んでやると、開き掛けていた子宮口に、ズズズズズッ…と少しずつ埋め込まれていく。その強過ぎる刺激に、蘭は長い黒髪を振り乱して喘ぎ狂う。
ボルチオ性感帯を責め立てられ、何度も身体をビクンビクンッと大きく跳ねさせながら、絶頂させられてしまっているのだ。
その証拠に、少年の猛々しいチンポを銜え込んでいる蘭の膣から、何度と無く潮が噴出してしまっていた。蘭は連続して絶頂へと達してしまっているのである。
省8
13: 2019/11/01(金)14:18 ID:5p12aGp5(11/13) AAS
(んはあぁっ…あ、あついのが……私の、なかにぃ…い、いっぱい……はいって、くるぅっ…)
子宮内に次々と注ぎ込まれてくる熱い精液を感じ、蘭は続け様に絶頂してしまっていた。そんな蘭の胎内に全てを注ぎ込む様に、少年は射精しながら腰を突き立て続けてくる。
「う、ああっ!…ら、蘭さんのオマンコにっ…僕の精液がっ……くううぅッッ!!」
少年は、魂まで搾り取られてしまうかの様な錯覚に陥る程の、最高に甘美な快感に酔いしれていた。
「いいっ!いいわ、蘭っ!そのイキ顔、堪らないわぁっ!ああっ、蘭っ……私も…い、イクうぅッッ!!」
蘭の淫らによがり狂ったイキ顔を眺めながら、激しくオナニーに耽っていた園子も、その身をガグガクッと震えさせながら絶頂へと達してしまう。
そうして絶頂の余韻に浸りながらも、蘭の痴態を満足そうに眺め、なおも興奮しきった身体を弄り続けていく。
一方、蘭は未だに射精し続けている少年の身体を、無意識に抱き締めながら、その全てを受け止めていた。
「あ……あぁ…っ……は、あっ…あうぅっ……」
銜え込んだままの少年のチンポが、ドクンッ、ドクンッと脈打つ度に精液を噴出し続け、蘭の子宮内を大量の白濁液で満たしていく。
省8
14: 2019/11/01(金)14:23 ID:5p12aGp5(12/13) AAS
「あらあら…蘭のオマンコに、いっぱい射精しちゃったわねぇ……陶酔しきった様な顔しちゃって、そんなに気持ち良かったのかしら?」
「ハアーッ、ハアーッ、ハアーッ…は、はいぃ……すごく、気持ち良かったですぅ、園子さまぁ……ハアーッ、ハアーッ…」
そう言いながら、少年は荒げた息を吐き、目の前で気絶してしまっている蘭の姿を眺めていく。
その大きく開いたままの蘭の股間…少し口を開いたままの膣口からは、思う様に注ぎ込んだ大量の精液が、コプコプッ…と溢れ出てきている。
これまで、こんなにも射精した事が無いのではないかと思う程、大量に精液を注ぎ込んだという事実に、少年は自分の事ながら驚かされていた。
しかも蘭にフェラチオもして貰い、一度射精したばかりだったのだから余計であろう。それ程までに蘭とのセックスは、最高であった様だ。
「ウフフッ……そう、そんなに良かったの?いいわ…アナタ気に入ったから、またアタシの気が向いたら、蘭とさせてあげるわよ」
「は、はい!ぜひ、お願いしますっ、園子さまっ!」
そう言うと少年は、園子に深々と頭を下げるのだった。

「蘭、起きて……」
省11
15: 2019/11/01(金)14:27 ID:5p12aGp5(13/13) AAS
「もう、蘭ったら……そんなに眠いの?」
「う、うん…何だか身体がダルくて、ちょっと疲れてるみたい……」
しかし蘭には、どうして身体が、こんなにもダルいのかは分からない。風邪の類では無い様だ。ただ、何だか身体の奥底がジンジンと疼く様に熱かった。
そんな自分の異変に記憶の無い蘭が、その原因など分かる筈も無い。ただ戸惑い、ただ不思議がるしか出来ない様である。
すると園子は、そんな蘭の様子を見て、思わず吹き出しそうになってしまう。
(ンフフッ、蘭ったら…)
どうして親友である筈の蘭に対して、こんな事をするのか?鈴木財閥の令嬢である園子は、別に金に困る事は無いのだから、援助交際が目的では無い。
では、蘭を罠に嵌めてまで、こんな事をするのは何故か?それは園子の、蘭への歪んだ愛情が起因しているのだ。
元々サド気質の園子は、親友が穢される姿を見ると、堪らなく興奮してしまうという、とんでもない性癖があったのである。
そんな隠されていた性癖が、催眠術を学び、試しに蘭を催眠術に掛けて好きな様に操れると分かった時、開花してしまったのだ。
省4
16: 死刑執行人 ◆ErY2TknG0w 2019/11/06(水)02:38 ID:2O7uwq69(1) AAS
うんこっこw
17: 2019/12/16(月)14:15 ID:DVAz67d1(1) AAS
和葉のエロ小説見たいん
18: 2019/12/23(月)13:11 ID:K+wX42gn(1/45) AAS
誘惑

(ふむふむ、なるほど……)
静まり返った夜中……園子は自室のベッドに寝転びながら、何やら怪しげな本を読んでいた。その本のタイトルには『男を虜にする方法』と書かれている。
(男を虜にするには、女の性的な一面を見せ付ける事……男を誘惑する手段は様々なものがあり、男に手を出させずに……)
何故園子がこの本を読んでいるのかというと、実は自分の彼氏である京極真との仲が、なかなか進展しない事に悩んでいた為である。
高校生ながらも全国的に有名な格闘家でもある真は、そのシャイで不器用な性格からか、まったくと言って良い程、園子に手を出してくれない。
ちょっと古風で堅物な彼なのだから仕方が無いとはいえ、園子的には早く彼のモノにして欲しいと会う度に、いつも思っていたのだ。
しかし彼には、そんな素振りは無い。いい加減、園子も焦れてきていたのである。それに格闘家である彼は、また自分よりも強い相手を探しに海外へ旅立ってしまう。
世界中を旅して回っている為、日本に帰ってくる事は殆ど無い。そんな忙しい彼の事だから、今度は何時会えるのかも分からないのだ。
状況的には、親友の毛利蘭と同じだろう。彼女も幼馴染であり、高校生探偵として名を馳せている工藤新一が事件で、なかなか帰ってこないのを、ずっと待っている。
省4
19: 2019/12/23(月)13:15 ID:K+wX42gn(2/45) AAS
―――このまま彼の行動を待っていて、本当に彼との仲が進展するのか?奥手な彼を待っていないで、自分から行動に移すべきなのでは?
―――この本に書いてある様に彼を誘惑して、自分をその気にしてしまった方が、手っ取り早いのではないか?

元々恋多きワガママ娘である園子は、今すぐにでも真を自分のモノにしてしまいたいのだ。その為には、多少強引な手を使っても構わないとさえ考える様になってきていた。
園子は『男を虜にする方法』を全ページ読み終え、その内容を完全に頭に叩き込んでいく。しかし本の内容を憶えたとはいえ、それが本当に通用するのかは分からない。
もし彼に『男を虜にする方法』が通用しなければ、まったく意味が無い。下手に失敗して、彼の反感を買うのだけは避けねばならないのだ。
そこで彼女は『男を虜にする方法』が、どの男にも通用するのか試してみる事にした。本番を迎える前に、予行練習もしてみるのも良いだろう。
その練習代として、自分の性的な誘惑の対象となる男を捜す事にした。だが、そこで園子はある重大な事に気付いた。
(う〜ん、どうしよう……私、そんなに親しい男友達なんていないのよねぇ)
園子には、蘭などの女友達は多数居るのだが、男友達は少なかったのだ。せいぜい知人や知り合いといった程度の、浅い付き合いばかりなのだ。
『男を虜にする方法』を実践するにしても、それなりに親しい間柄にある男が相手でなければ、その男を園子の魅力の虜にする事も難しいのである。
省7
20: 2019/12/23(月)13:18 ID:K+wX42gn(3/45) AAS
数日後……帝丹高校にチャイムが響き、2時間目の授業が終わった。そして僅かな休憩時間となり、数人の生徒達が廊下へと出てきた。
ある者はトイレへ、またある者は友人と会話を弾ませている。そんな中、一人の少年が深い溜息を漏らしながら廊下の窓辺へと歩いてきた。
彼は窓を開け、晴れ渡った青空を見上げると、顔を突っ伏して再び溜息を漏らして呟いた。
「はあぁ……蘭さん…」
彼の名は、本堂瑛祐。園子や蘭達の居るクラスの転校してきた、常に丸眼鏡を着用している気の優しい少年である。
実は彼は、初めて蘭に会った時から、密かに一目ぼれをしてしまっていたのだった。しかし、その蘭には幼馴染の彼氏が居るらしいと知り、落ち込んでいたのである。
まだ二人は正式には付き合ってはいないらしいのだが、彼女の様子を見れば、その気持ちはすぐに理解出来てしまった。
その彼、工藤新一は有名な高校生探偵であり、瑛祐も新聞やテレビのニュースなどで知っていた。
今は何かの事件に係わっていて休学中の為、学校には来ていない。だが蘭は、そんな彼を一途に想って帰りを待ちわびている様だった。
そんな蘭の気持ちを自分に向かせる事など、容易には出来はしないだろう。しかし、だからといって諦める事も出来ないでいる。
省9
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