[過去ログ] 世界や常識がエロくなる話 part8 [無断転載禁止]©bbspink.com (1002レス)
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11: 『例えば、平行世界の8の小話1/5』 2019/11/10(日)08:11 ID:EK/FNAH+(2/7) AAS
 仕事を終えた>8は徒歩で駅に向かっていた。両肩にのしかかる
疲労感に促され、夜の冷たい空気に年季の入った溜め息を混ぜた。
いつのまにか今年も、コートが必要な時期に差し掛かっている。
ついこの間まで、夏の暑さに文句を言っていたというのに。

 大通りが近づくに連れて、行き交う人が、電飾の数が増える。
投げかけられる光の中を>8は無言で歩いた。今日は少しばかり、
時間に余裕がある。帰宅したら何をしようか。掲示板を覗いて、
ツイッターをチェックして、まとめサイトでも……。

「あっああっ」

 甲高い、女の声がすぐ近くから聞こえてきた。

 >8は思わず、声のした方に目を向けた。若い、髪を染めた細身
の男が、電信柱の真下にスーツ姿の女を押し倒していた。二人の
下半身に衣類はない。女は口元に手を当てて声を堪え、男は忙し
く押し付けた股間を前後させている。

 二人の弾むような息遣いと動きが、徐々に重なっていく。女が
上体を反らせるのと、きつく目を瞑った男が身体を強張らせるの
は、同時だった。

「……大丈夫っすか。すんません、ちっと、溜まってて」

 男がイチモツを抜いて膝立ちになり、スーツの女に、ぺこりと
頭を下げた。

 女は脚をだらしなく開いたまま、深い余韻に思考力を散らされ
ているようだった。まだ落ち着かない吐息に、はだけた胸を上下
させながら、目だけを男に合わせて……満足そうに、唇を笑みの
形にした。

 すさまじい色香だった。>8は生唾を呑んで、むずむずと疼く
自分の分身の主張を感じ取る。おいおい、困るぞ、これから、
電車に乗らなきゃなのに。

 間近でそれの直撃を受けた男の方はさらに重症だった。>8
位置からでも、膝立ちの若者がイチモツをみなぎらせるのが見え
た。その気持ちが心で理解できた。

 これ以上は目に毒だ。>8は足早になって、見つめ合う二人の
横を通り過ぎた。2ラウンド目の声が、背中から追いかけてきた。
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