煩悩の十二国記*十五冊目 [無断転載禁止]©bbspink.com (32レス)
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(3): 2019/09/20(金)09:52 ID:b13AYNSr(1/10) AAS
●お約束●
1 投下の際は、カップリング(A×B)と特殊な場合は傾向(レイープ、鬼畜など)を事前申告のこと.
  見やすいところに『続く』『終わり』等の区切りを入れることを推奨。
  基本はsage進行で。
2 エロなしSSはスレ違いです。直接行為がなくてもエロい雰囲気であれば可。
3 カップリングや作風など、自分の趣味嗜好に合わないSSに対して、
  文句を言うのは止めましょう。
4 鯖に優しい5ch専用ブラウザ導入推奨。人大杉でも閲覧可。
5 スレ容量は500KBです。近くなったら書き込み自重するか、スレ立てをお願いします。

絡みや煽り、荒らしにはスルーの精神で、マターリ
省12
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(2): 2019/09/20(金)10:15 ID:TRBaMW59(1/2) AAS
●過去スレ●
煩悩の十二国記*十三冊目
ht 2chスレ:eroparo
煩悩の十二国記*十二冊目
ht 2chスレ:eroparo
煩悩の十二国記*十一冊目
ht 2chスレ:eroparo
煩悩の十二国記*十冊目
ht 2chスレ:eroparo ※鯖落ちで喪失
煩悩の十二国記*九冊目
省17
3: 2019/09/20(金)10:35 ID:b13AYNSr(2/10) AAS
>>2
テンプレ貼りありがとうございます

前スレの初めの方でスレ容量のことが書かれていたので、>>1に加えました
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(3): 尚隆×陽子 すれ違う視線1/7 2019/09/20(金)10:54 ID:b13AYNSr(3/10) AAS
普段眠る牀とは比べ物にならないくらい質素なそれの上に、陽子は座り込んでいた。そして、ひとつ息を吐く。
背後では、灯りがひとつ、またひとつと消されていく。
わずかに残った灯りが、長い影を作る。そして、近づく気配。
それはゆっくりと牀に乗り、陽子に近づいてくる。
両肩に触れられ、陽子は小さく息をのみ、肩を竦めた。
「待たせたか、陽子」
「……いいえ、延王」
呼びかけた声の主に対して振り返らず、陽子は返した。
尚隆はそんな陽子を気にするでもなく、肩に置いた手を滑らせ、陽子を抱きすくめ、紅い髪越しにうなじへと唇を這わせた。
「……っ」
省14
5: 尚隆×陽子 すれ違う視線2/7 2019/09/20(金)10:57 ID:b13AYNSr(4/10) AAS
一度重ねられた唇は、何度も互いを貪るように求め合う。初めは触れるだけだった口づけは激しさを増し、尚隆の舌が陽子の歯列を割り舌を絡め取る。陽子もまた尚隆の舌に絡めて返し、彼の首に腕を回した。
「んっ……」
ふ、と尚隆が口づけたまま笑ったような気がして、陽子は瞼を上げた。尚隆は目を閉じたまま、だがやはり笑っているように見える。陽子が一瞬、尚隆の表情に気を取られていると、口中の舌の動きが早くなった。
「は、……あ」
口づけだけで、頭の中が真っ白になりそうだと陽子は思った。
何かを思うことも考えることも放棄させられてしまうような気がした。
舌が、唇が離れ解放されて、陽子は、は、と息を吐いた。そうして、尚隆の肩から彼の衣服を落としにかかる。
「今日は何やら積極的だな」
陽子に下紐を解かれながら、尚隆がにやりと笑って陽子の頬を撫でる。
「欲しいなら手を伸ばせと言ったのは貴方だ」
省17
6: 尚隆×陽子 すれ違う視線3/7 2019/09/20(金)10:58 ID:b13AYNSr(5/10) AAS
「陽子」
名を呼ばれて、陽子はぎくりと身をこわばらせた。
最中に、ほかのことを考えていたと気づかれてしまったのだろうか、と。
だが、そうではなかったらしい。尚隆が身を起こし、陽子に向かって手を差し出した。陽子はその手を取り、促され手を引かれるまま、彼女もまた身を起こす。
尚隆が、くい、と陽子の顎を上げる。
唇が重なり、尚隆は陽子の腰を撫でた。
「ん……」
腰を撫でた手は脇腹を通り、陽子の胸にたどり着くと柔らかく愛撫を始める。
重なったままの唇の隙間から、陽子のくぐもった声が聞こえた。
尚隆の手の中で柔らかな乳房が形を変えるたびに、陽子の体が揺れる。
省22
7: 尚隆×陽子 すれ違う視4/7 2019/09/20(金)10:59 ID:b13AYNSr(6/10) AAS
「あっああっ! だめ、そこぉ……!」
「本当にだめか?」
尚隆は問いかけ、花弁からこぼれる蜜を啜る。
「ああ、だって、それ以上されたら、おかしくなりそう……あ、はぁんっ!」
尚隆が花芽を指で転がしながら蜜を吸う。
舌を花弁に挿し込めば、新たな蜜があふれてくる。
「やぁん!」
陽子が脚を閉じようとするのを尚隆は止め、胸の上へと抱き上げた。
「あぅ、んっ」
指先で花弁をなぞり、入り口で蜜を指になじませるように動かしていたが、ゆっくりと奥へと進ませる。
省24
8: 尚隆×陽子 すれ違う視線5/7 2019/09/20(金)11:00 ID:b13AYNSr(7/10) AAS
――いつからこんな関係になったのだったか。
間に、愛だとか恋だとか、そういったものがないことは確かだと陽子は思った。ただし、彼にとっては、だ。
ぐちゅぐちゅとかき混ぜる水音とくぐもった陽子の喘ぎ声が、臥室に響く。尚隆が混ぜるたび、舐めるたび、陽子の腰が浮き揺らめいた。
「んっ、ふぅ」
指では嫌だ、もっと、これ以上は無理、と陽子は動きを止め尚隆を振り向いた。
「延王……わたし、もう……」
「なんだ、仕方のないやつだな」
切なげに懇願する声に、呆れたように返しながら尚隆は笑った。
陽子の体を下ろして起き上がると、尚隆は息を整えようとしている細い体を膝の上に座らせた。
向かい合わせで抱き合うような格好。
省29
9: 尚隆×陽子 すれ違う視線6/7 2019/09/20(金)11:00 ID:b13AYNSr(8/10) AAS
尚隆にしがみついていた陽子の力が、くたりと抜ける。
投げ出された体を抱きとめてやり、尚隆がくつりと笑った。
「先に一人でイってしまうとは、ひどいではないか」
乱れた息をなかなか整えられない陽子は、ただ睨めつけることしかできない。
牀に横たえられ、陽子は尚隆を見上げた。
達したのに、未だ抜いてもらえない。
尚隆は、自分は満足していないのだから、陽子に合わせてやる気はさらさらなかった。
「もう少し付き合ってもらうぞ」
尚隆の言葉に陽子が聞き返す間もなく、尚隆は動き始めた。
「あっ、やっ、わた、し」
省15
10: 尚隆×陽子 すれ違う視線7/7 2019/09/20(金)11:01 ID:b13AYNSr(9/10) AAS
尚隆は隣で眠る陽子の頬にかかる紅い髪を払った。
良い夢を見ているのだろうか、穏やかに笑っているように見える。
胸元に、己が散らした印を認め、尚隆は眉根を寄せた。
――お前は、俺がお前の首筋や胸元に散らす印に、その意味に気づいているのだろうか。
衾から出る陽子の手を取り、指先に、掌に口づけ、嗤う。
最初に、半ば騙すような形で抱いたのは自分だ。尚隆は自嘲した。
誰にも言えないことがあるのなら聞いてやる。解消する方法を教えてやる。そんなことを言って、抱いた。それからも、皆に黙って自分に抱かれているという罪悪感と、いろいろなことを教えてやるという言葉で縛り付けた。
尚隆がくっと嗤うと、陽子がうっすらと目を開ける。
起こしてしまったかと尚隆が陽子の手を置こうとすると、逆に陽子に手を掴まれた。
しかし陽子が目を覚ました様子はなく、すうすうと寝息を立てている。
省4
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(1): 4 2019/09/20(金)11:03 ID:b13AYNSr(10/10) AAS
お目汚し失礼いたしました
あと途中のタイトルもおかしいところあってすみません

新刊発売されて職人さんたちの作品が投下されますように
12: 2019/09/20(金)11:27 ID:TRBaMW59(2/2) AAS
乙っしたー
尚隆×陽子はやっぱ王道だよな
だが果たして新刊に彼らの活躍はあるのか……!
それとも弱々しくなった李斎と
それを庇う青年泰麒の下剋上がメインなのか……!
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(1): 2019/09/20(金)23:31 ID:pjd2+YXh(1) AAS
>>11
GGGJ!
小松かっこいいです
14: 2019/09/21(土)12:40 ID:y5IUJPqG(1/2) AAS
祝新スレ&祝SS投稿

新刊出たら賑わうだろうと思ってたが
よくよく考えたら
本当のご新規さんはここまでたどり着けないよな…
過去の職人さん達が戻ってきますように
( ̄人 ̄)なんまいだー
15: 2019/09/21(土)15:05 ID:y5IUJPqG(2/2) AAS
おっと忘れてた
>>1
16: 4 2019/09/21(土)20:04 ID:rx4YKdWp(1/2) AAS
>>13
ありがとうございます
かっこよさはあんまり考えてなかったというか
話の内容的にダメな人にならないように気を付けていたので
ダメな人になるのは食い止められていたようで良かったです
コミカルなのもダメな人も読むの好きですがw
17: 2019/09/21(土)20:20 ID:rx4YKdWp(2/2) AAS
ラノベ板が新刊発売決まって発売日も近くなって賑わっているので
こちらも職人さんや思い出す方やご新規さんが増えたらいいなーなんて思ってます
新刊も楽しみですね
戴が舞台だから泰主従や周りの人たちメインなんだろうけど
陽子や尚隆たちがどれだけ出るのかとか
前スレにもありましたが楽俊はまた誰か拾うのかとか気になります

読んで下さった方ありがとうございました
名無しに戻ります
18: 2019/09/22(日)00:25 ID:qXwWNUJO(1/9) AAS
突如湧いて出た新規が投下します。
テンプレは拝見しましたが、マナー違反等ありましたらご指導くださると幸いです。

漣の王、農夫青年の鴨世卓(おうせいたく)と廉麟によるほのぼのお間抜け初エッチです。
注)サブキャラ同士・ファンタジックエロ・ぬるい。
19: 廉王×廉麟(1/7) 2019/09/22(日)00:26 ID:qXwWNUJO(2/9) AAS
廉麟の主はしきりに心配をしていた。
「台輔は、その、初めてなんだろう?破瓜の血が流れてしまう。血なんて台輔の身体に悪いぞ。……本当に平気なのかな?」
人の良さそうな顔を引き締め、着物を解く廉麟に向かってしつこく問うのだ。
自らを案じてくれるその心が嬉しく、そして、主上のいつになく真剣な様子が微笑ましくて、廉麟は清楚な美貌を花のようにほころばせた。
「ふふ、そんな心配はいりません。私も詳しくはありませんが、血は流れないかと」
軽やかな声で王に言い聞かせる。
実のところ、王の言うように初めての行為なので、廉麟も自らの肉体がどうなるのかは分からない。
ただ、漠然とした確信があった。己の肉体は、決して血など流さないと。
自らは雌で、普段は人の女性の形に転変しており、王は神籍に入られたとはいえ形は人の男性のままだ。
その二人がまぐわう際に使用する、膣と陰茎。元々が異性と繋がるためにある器官なのだし、何より麒麟は王の物だ。
省8
20: 廉王×廉麟(2/7) 2019/09/22(日)00:27 ID:qXwWNUJO(3/9) AAS
後宮の四阿で、世卓はそう言った。
おそらく自分でも無意識に出た独り言だったのだろう。ただ、それが明瞭かつ大きな声だったというだけで。
世卓に湯呑みを差し出していた廉麟が「めおと?」と小首を傾げるのを見て、慌てたように顔を赤らめた。
「ああ、俺は本当に迂闊だな。まいった……。うん。その、畑を耕して、台輔が昼餉を持って来てくれて、そしてお茶を一緒に飲んでるとーー」
照れ隠しのように、ぐいっと茶を飲み干す。
「ーーまるで、俺と台輔は夫婦のようだと、そう感じたんだよ」
朴訥な言葉で、世卓は廉麟にはにかんで言った。
「まあ」
廉麟は反射的に喜びに笑んで、ふと我にかえった。嬉しいと、率直に思ってしまった自分に自分自身で驚いたのだ。
主と僕。たとえ半身であろうとも、王と麒麟には絶対の差がある。
省10
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