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【職人】MC・催眠系総合スレ その19【求む】 [無断転載禁止]©bbspink.com (1002レス)
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251: 『例えば、出来心が止まらなかった話1/7』 [sage] 2019/11/27(水) 01:22:15.60 ID:bcL6BvHi 沢口繭子がやって来たとき、僕と横井辰雄は死を覚悟した。 半分は社会的な意味で。もう半分は生物学的な意味だ。どちら にしても僕と横井の人生はそこで終了する。酒が入っていた、 彼女があまりにも無防備だった──濡れたパンツから毛を透け させていた──男たちは性に飢えていた、なによりも前後不覚 の繭子がそこにいるのは、またとないチャンスだった。理由と いう名の言い訳はいくらでも浮かんだが、どれも上手い解決を もたらしはしないだろう。 事前に繭子からスマホにメッセージが届いていた。いつもと 何も変わらない短く明瞭な文面。そして上機嫌を示すスタンプ が添えられていた。僕も、辰雄も、それらは痛烈な皮肉か殺害 予告にしか思えず、既読を付けてしまったことを後悔した。息 を詰まらせながら返信し、迫り来る破滅に震え上がっていた。 今にして思えば、なんと愚かだったのだろうか。 僕は書棚に収まった一冊の、百科事典のように分厚い本に目 を配った。笑ってくれて構わない……それは催眠術の指南書で ある。巷に流通する『買わせてなんぼ』のインチキ本などでは ない……ドイツ語で著された、催眠術の歴史から最新の技術と 理論を学ぶためのものだ。 もちろん僕ごときに、そこに記された叡智を体得できたはず がない。より正確な知識を多少なりと頭に詰め込めた程度だ。 生身の人間を相手にどうこうしようなんてこと……妄想の中だ けで充分だった。ただ、妄想に箔を付けたかった。きちんと、 していたかった。妄想だからこそ、支える知識を得たかった。 それだけだったんだ。 だが昨日……繭子の部屋で。 酩酊した繭子が、僕らはもう帰ったと思い込んで服を脱ぎだ した。シャツとブラとパンツだけになった繭子からは、僕らの 知らない色香が発されていた。 繭子はふらふらと歩み、ちゃぶ台に脛をぶつけて転んだ。酒 が下半身を濡らし……パンツが透けて黒々と恥毛が透け……僕 と辰雄のスイッチを半分、入れた。このとき、帰るべきだった のだ。僕らも酔っていて、繭子は……充分に……意識を朦朧と させていた。それを途切れさせず、無意識を剥き出しにして。 葛藤はあった。だが、酔って幼くなった繭子の痴態が、僕ら を奈落に突き飛ばした。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1557153189/251
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