[過去ログ] 若返る女・成長する少女10 [転載禁止]©bbspink.com [無断転載禁止]©bbspink.com (186レス)
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48: yumu 2019/07/25(木)16:31 ID:WW1NuMXn(7/10) AAS
「はぁーい、それじゃあおやすみなさーい」
カーテンのしまった体育館の様なところにはマットのような布団が広がっており、それぞれが用意したタオルケットを敷いた場所で児童たちは横になる。
眠くない子もいるようで、電気を薄暗くした後にゆかり先生は童話を優しい声で読みだした。
瑠璃子も言われるがままタオルケットの中に潜り込んだ。給食以降の自分の幼稚な行動を思い出してげんなりとしていたが、お昼寝の時間であれば安心だった。
横に寝ているだけならば、幼稚も何も関係が無い。むしろこの時間を使って改めてこの現状をしっかりと確認する必要があった。

幼稚化の魔法はどこまで影響力があるのか?出版社の仕事はチームリーダーの自分抜きで大丈夫なのか?
塚井麻穂の正体は?全日本魔術協会とは何なのか?元に戻る手立てはその協会にあるのか?
せめてスマホがあればネットで調べられるのにと瑠璃子は悔しがる。
塚井麻穂を殺せば魔法は解けるのか?そもそも何で私がここの保育園に通わなくてはいけないのか、何か理由はあるのか?
それから依頼人とは誰なのか?私に恨みがあるのであれば殺せば良い、つまり殺せない理由があったのか?それはこの保育園と関係があるのか?
様々な考えが小さくなった頭の中に過る。
そもそもこれは現実なのか?幻覚の可能性は無いか?
それに例えば私が大怪我をして病院に運ばれれば事態は何かする変化するのではないか?
3歳児になったという事は保険証や戸籍はどうなっているのか?
長々と思考を繰り返す中、ある程度考えはまとまってきていた。
先ずは今日一日を過ごして様子を見る事が重要だ、出版社の仕事は後からでも事情は説明できる。
少なくとも来週のパリコレの視察までに事態が解決の方向に進めば良い。
それから、自分にこの忌まわしい魔法を使った塚井と再度接触して、出来れば交渉を取り味方にする手立てはないか?
周りの児童がスヤスヤと寝息を立てて寝ている中、一人野望に燃える瑠璃子であった。
しかしながら、そう思っていただけで現実は違っていた。

「瑠璃子ちゃん、起きる時間よ?」
「んんぅーー……?」
いつの間にか眠りに落ちていた瑠璃子はゆかり先生に肩を揺らされてゆっくりと目を覚ます、電気は付けられてカーテンの外からは眩しい光が漏れてきている。
辺りを見回すと、他の子供たちは起きて遊び始めている、瑠璃子はヒヨコ組の中でも最後の方まで眠ってしまっていたようだった。
ぼんやりとしたところで、口周りが涎でベトベトな事に気が付く、どうやら寝ている時も親指をしゃぶっていたようで、指の皮が若干ふやけている。
寝まいと決めていたのにしっかりとお昼寝をしてしまった恥ずかしさを感じつつ起き上がろうとしたところで、下半身に違和感を覚える。
「んっ…………えっ、う、うしょっ……!」
スグにその感覚が、濡れたパンツがお尻に張り付いている感覚だと気づく。溜めこんでいたものを出し切った様な開放感がどこかある。
生暖かくグショッと広がる感触、生暖かい液体が冷えて身体がブルッと小さく震えた。
そしてタオルケットの中から酸っぱいような独特のアンモニア臭がから鼻につく。
紛れもない、おねしょの痕跡だった、それもちょっと漏れた程度ではなく、タオルケットやズボンまでビッショリと濡れている、しっかりと出し切った量だった。
「どうしたのかなぁ…………あらあらぁ!瑠璃子ちゃん、ちょっとお着替えしましょうねぇ」
瑠璃子の異変に気づいたゆかり先生が、タオルケットごと抱きかかえると別室に急いで運ぶ。
誰かが後ろから、おしっこもらしてるーと大きな声を出している。
瑠璃子は自分がしてしまった事に混乱しており、否定したかったが言い訳も出て来ず、何も言えずゆかり先生に抱きかかえられていた。
そして、ただただ股間周りを包む濡れた衣類が不快でしかなく、情けなかった。
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