[過去ログ] 若返る女・成長する少女10 [転載禁止]©bbspink.com [無断転載禁止]©bbspink.com (186レス)
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42: yumu 2019/07/25(木)15:38 ID:WW1NuMXn(1/10) AAS
本当はこんな事をしている場合ではない、時計を見ると時間は既に9時半を回っていた。
いつもであれば出版社に出社している時間だ。先ずは外部に連絡をしなければいけない。
だが、携帯の入っていたバッグは水筒になってしまい、大人だった時の痕跡はどこにも残っていない。
それならば、園内にある電話を借りて助けを求めるしかないと瑠璃子は考え込んでいた。
記憶力の良い瑠璃子は出版社の番号から彼氏の携帯番号まで暗記している。
警察でも何処でも良い、保育園から電話が掛かれば、きっと不審に思い調査してくれる、そしていくら魔法が掛かっているからといっても、様々な手段で伝えればきっと自分が大人だった安達瑠璃子だと信じてもらえるはずだと、思い立ってスグ行動に移した。
はずだった。
「えっとぉ、もしもしぃー、るりこはねぇ……ひよこぐみなのぉ!」
幼稚化の魔法が掛けられている瑠璃子は、ヒヨコ組を出る事も無出来ず積み木のおもちゃを手にすると電話に見立てておままごとの様に会話を始めてしまった。
違う、違う、こんなごっこ遊びに興じている場合じゃないのに……こんな幼稚な行為を辞めて、電話を借りに行かなくちゃ。
「あのね、るりこね、おしごとのぉ、おでんわをするんだよぉ?」
誰もいない、架空の相手に対し積み木を耳に当て本心とは裏腹に愉快そうに会話を続ける。すると、近くにいた同じクラスの女の子が瑠璃子と同じように会話を始める。
「もしもし、るりこちゃんですかぁ?わたしは、ゆいなです!」
こんな恥ずかしいガキみたいなおままごとなんか今すぐに止めたかったが魔法が掛けられている瑠璃子は、はたから見れば夢中になった様に電話のおままごとを3歳児と一緒になって楽しんでいた。
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