[過去ログ] 橘さん家ノエロパロ事情 [転載禁止]©bbspink.com (686レス)
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28: 京香& ◆TmHYyPHqzlZE 2015/04/12(日)13:02 ID:p1j+SKbG(1) AAS
「おつかれさま」
湯気の立ちのぼるマグカップを持ってくると、先ほどまで資料と画面とをにらめっこしていた京香はノートパソコンを閉じ、
ふんわりと微笑んでそれを受け取る。
「ありがとう」
ひとくち、音を立てずにすすってホッとしたように息を吐くと、リビングの椅子に背中を預ける。
ユウは彼女のすぐ隣に立ったまま、パソコンな上に揃えられた資料にチラリと目をやり、
「お仕事、忙しいの?」
少し前であれば、遠慮が先に立って訊いたりしなかったようなことを口にする。
「そうね。難しくは無いんだけど、少し手間のかかる仕事が立て込んでいるわ」
「僕に手伝えることがあったら、何でも言ってね」
もちろん、仕事の内容以外の面だけども。
そう付け加えると、京香は心から嬉しそうに微笑み、カップをテーブルに置く。そして静かに目を閉じると、
ゆっくりと唇を前につき出した。
珍しくためらう様子もなく、ユウは静かに唇を合わせる。性感よりも、幸せな気分だけがゆっくりと盛り上が
っていくような優しいキスを堪能し、名残りを惜しむように離れる。
「お風呂、入ってらっしゃい。今夜は冷えるそうだから、ちゃんと温まるのよ」
「うん、わかった」
半年くらい前、初めて京香が身体を任せてくれた頃であれば、もっと強く後ろ髪を引かれたことであろう。
ただ、最近では身体の満足と同じくらい、彼女たちとこうして穏やかに暮らせる日々に、ユウは充足感を憶えていた。
「あ、ユウくん」
リビングから出ようとしたところで、不意に呼び止められる。
振り返ると、そこにはついさっきまでの彼女とは別人のように濡れた瞳で年若い愛人を見る女の姿があった。
「ベッド、あたためておいてね」
言葉とその表情の意味するところを察したユウは、早くも股間に血がたぎり始めているのを感じていた。
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